わるい食べもの (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 396
感想 : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087443639

作品紹介・あらすじ

「いい食べもの」はもうたくさん!
気高き毒気が冴えわたる、異色の食エッセイ

WEB連載中からじわじわファンを増やし続けた話題作が、ついに書籍化!
幼少期をアフリカで過ごし、デビュー作『魚神』が小説すばる新人賞と泉鏡花文学賞をダブル受賞。『男ともだち』でも高い評価を得るなど文芸界のフロントを駆ける作家が、「食」をテーマに幼少期の記憶から創作の裏側、世の中への疑問まで多彩につづる初のエッセイ集。
「いい食べもの」情報が氾濫する今だからこそ、「わるい」を追求することで食の奥深さを味わい、ひいては生き方そのものを問う意欲作。

【内容紹介】
●アフリカ時代に経験した、米とアイデンティティの関係性…「おかかごはん」
●お洒落カフェで体にいいメニューを選んだら「鳥の餌」になった話…「『いい』食べもの」
●映画『グラディエーター』における衝撃の食シーン…「パンを投げる」
●食い尽くすはずが「食われた」、尾道の思い出…「ひとり旅」 etc.

【著者プロフィール】
千早 茜(ちはや・あかね)
1979年北海道生まれ。小学生時代の大半をアフリカで過ごす。立命館大学文学部卒業。
2008年「魚神」で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。同作で泉鏡花文学賞受賞。
2013年『あとかた』で島清恋愛文学賞受賞、直木賞候補。2014年『男ともだち』が直木賞候補、吉川英治文学新人賞候補となる。
近著に『人形たちの白昼夢』『クローゼット』『正しい女たち』など、共著に『犬も食わない』がある。本書が初のエッセイ集となる。

感想・レビュー・書評

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  • おいしいの裏にはマズイも普通もある。食べものを語るとき、美味いだけでは不十分。確かに。食に対して真摯な姿勢で良いもの悪いものを自分で判断する。至高の美味を求めて。時には暴食にはしる。あるある。食の記憶。いいなあ!

  • 美味しい、楽しい食事…てはなく、どこか千早さんらしいグロテスクな描写が面白い。

    独特な発想、繊細な視点などひやりとする瞬間もある不思議な食べ物エッセイ。好みが分かれそうだねれど、私は好き‼︎

  • 食にまつわるエッセイ。美味しいものの話ではなく、いかに食べることを楽しんでいるのかとか、食べ物と思い出とかそういう話。千早茜という人は偏屈なイメージがあって、作家だし、そういう一面があってこそ?みたいなことを勝手に思っていて、だけど、食べることを大事にしている様は良い意味で期待を裏切られた。食べることが楽しみだから、譲れないことがある。そういうこだわりがあると世界が広がりそうだと思ってみる。

  • 千早茜さん、めっちゃ食うなあw
    グルメばかりじゃなく、いやな食べ物についてもたくさん思いを馳せる本。お酒とお菓子ラブが両立するってのも驚きだが、担当編集への愛にも満ちており、楽しく拝読。
    しかし単行本から文庫になるまでに、コロナが起きて環境激変、千早さんの家族や生活もまったく変わってしまったってのは、この前の小川糸さんのエッセイと共通。改めて、世界は変わったのだなあと…

  • 2022食べ物にまつわるエッセイ

    食べることは生きること
    生きざまを見せられているのだな

    牛乳の話にはまったく共感出来ず、笑った

    著者の千早茜さんがアフリカからの帰国子女というところも面白い

    生卵は食べないね、

    虎屋の羊羹の名称

    食べ物の話は楽しい

  • 果物を狩るけもの と 魔の祭典 がすき。

  • 食へのこだわりがスゴい

  • 初めて千早さんの作品を読みました。

  • 『味覚において現実は物語を越えられないことが多々ある』という考えに激しく同意。イカ焼きとかの香りも個人的には同じように思う。

  • 千早先生はエッセイの文章も繊細で心地よい。

    食べものへの狂おしいほどの愛が伝わってきて、何度も読みたくなる。

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著者プロフィール

1979年北海道生まれ。2008年『魚神』で小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。09年に同作で泉鏡花文学賞を、13年『あとかた』で島清恋愛文学賞、21年『透明な夜の香り』で渡辺淳一賞を受賞。他の著書に『からまる』『眠りの庭』『男ともだち』『クローゼット』『正しい女たち』『犬も食わない』(尾崎世界観と共著)『鳥籠の小娘』(絵・宇野亞喜良)、エッセイに『わるい食べもの』などがある。

「2021年 『ひきなみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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