おらんだ左近 (集英社文庫(日本))

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  • 集英社 (2022年6月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (408ページ) / ISBN・EAN: 9784087444070

作品紹介・あらすじ

医術、剣術にすぐれた好漢・左近が長崎から江戸への道中、素走り平次、春太らと縦横無尽に活躍。シバレン円熟期の快作が新版で登場!

みんなの感想まとめ

異国の学問や技術に興味を持つ武士・左近が、江戸初期の権力と陰謀の中で自らの理想を追い求める姿を描いた作品です。彼は「おらんだ」とあだ名されるほど、蘭学や天文学に通じており、封建的な秩序と個の自由との葛...

感想・レビュー・書評

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  • 時代は江戸初期。主人公は、異国の学問や技術に興味を持つ風変わりな武士・左近。「おらんだ」とあだ名されるほど蘭学や火薬、天文学に通じていた彼は、権力と陰謀うずまく世の中で、自らの理想と正義を貫こうとする。だが、理想を追うあまりに、時代や権勢に翻弄され、運命は思わぬ方向へ――。テーマは、異端の知と信念をもつ男が、時代とどう向き合うか。封建的な秩序と個の自由・理性との対立の葛藤かな。柴田錬三郎らしい骨太な時代小説。秋の夜長におすすめな爽快感たっぷりの作品。一気読み間違いなしの5☆作品ですよ~

  • 明朗快活な左近が、尾道から江戸に戻るまで、様々な事件に巻き込まれ、狙われたりするエンタメ活劇ミステリ
    書かれた時代的なものなのか、作中に主人公の自分語りが無いのが好き

    短編連作で、宦官の処置方法を知らない人にはエグい描写があったりもするし、現代風配慮など無くサクサク人も殺し殺されますが、剣豪時代小説ってそんなもの
    左近は西洋医術を身につけているけれど、救えない者は救えないし、悲観もしない
    自分の出来ることと出来ないことを割り切って進むヒーロー

    仲間になる元夜盗の左平次がいい仕事しまくるのもテンポを良くしていて読みやすかったです
    時代劇(高橋英樹主演)にもなっているようで、続編あるなら読みたい

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著者プロフィール

1917年-1978年.岡山県生れ。慶應義塾大学支那文学科卒業。在学中より「三田文学」に現代ものの短編を発表。戦後、「書評」の編集長を経て、創作に専念。1951年、『イエスの裔』で第26回直木賞を受賞。以後、時代小説を中心に創作し1956年より「週刊新潮」連載開始の『眠狂四郎無頼控』は、剣豪小説の一大ブームを起こす。1969年に『三国志英雄ここにあり』で第4回吉川英治文学賞を受賞主な作品に『赤い影法師』『御家人斬九郎』『剣は知っていた』『決闘者 宮本武蔵』『チャンスは三度ある』など多数。

「2022年 『第8監房』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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