よくわかる一神教 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教から世界史をみる (集英社文庫(日本))

  • 集英社 (2024年3月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784087446265

作品紹介・あらすじ

今、世界は第二次世界大戦以来、最も危険な状態だと言われる。
ロシアのウクライナ侵攻やイスラエルとパレスチナの衝突は、なぜ起こるのか。
それを深く知るには、「一神教」の知識が不可欠――。

本書では、同じエルサレムを聖地とするユダヤ教、キリスト教、イスラム教に着目し、その起源や地理、歴史を西洋歴史小説の第一人者がわかりやすく解説する。
図版満載&明快な構成で世界史入門書としても。

【本書 第一部「古代の一神教」目次より一部抜粋】

<第一章>ユダヤ教の誕生
・ユダヤ人とは何か
・『旧約聖書』とは何か
・唯一神はどこから来たのか
・イスラエル王国とは何か
・バビロン捕囚とは何か
・ハスモン朝、ヘロデ朝とは何か

<第二章>キリスト教の成立
・イエスはどんな人だったか
・イエスは何を説いたのか
・イエスはユダヤの王なのか
・十二使徒とは何か
・パウロの伝道とは何か
・『新約聖書』とは何か
・なぜキリスト教は弾圧されたのか
・なぜキリスト教は広まったのか

<第三章>イスラム教の出現
・ムハンマドはどんな人だったのか
・ムハンマドはなぜ信仰に目覚めたのか
・ヒジュラとは何か
・なぜメッカに巡礼するのか
・『クルアーン』とは何か
・六信五行とは何か
・三宗教は、なぜひとつになれないのか

【著者略歴】
佐藤賢一(さとう・けんいち)
1968年山形県生まれ。93年『ジャガーになった男』で第6回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。99年『王妃の離婚』で第121回直木三十五賞、2014年『小説フランス革命』で第68回毎日出版文化賞特別賞、20年『ナポレオン』で第24回司馬遼太郎賞、23年『チャンバラ』で第18回中央公論文芸賞を受賞。

みんなの感想まとめ

一神教の歴史を通じて、現代の世界情勢や宗教の影響を考察する内容で、特にユダヤ教、キリスト教、イスラム教についての解説がわかりやすくまとめられています。著者は直木賞作家であり、複雑な宗教史を物語のように...

感想・レビュー・書評

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  • 世界三大宗教といえば、
    キリスト教、イスラム教、仏教。

    キリスト教とイスラム教で実に
    世界の人口の半数を超える。

    共通点は唯一神を崇める一神教であること。

    宗教の数では圧倒的に少数派の一神教が
    なぜ世界の大半を覆うまでになったのか。

    著者の佐藤賢一さんは直木賞作家で、
    複雑な宗教史をかなりわかりやすくほどいてくれている。

    文庫版にはウクライナ情勢も加筆。

    宗教と戦争は切り離せないテーマではあるのだけれど、
    読めば読むほど宗教よりなによりイギリスが原因に見えてくる。

  • 世界史をたくさんは勉強していないので(日本史選択でした)イメージですけど、結構多くの宗教戦争があるな、と。だいたい一神教だな、と。多神教の日本に住み八百万の神々が座す文化圏に住まう私には、一神教は謎だらけ。ユダヤ教もキリスト教もイスラム教も信じているのは同じ神さまじゃないか、と。
    古代ギリシャ、エジプト、大きな文明は多神教だったのにいつの間に塗り変わっていたのか、と。
    物語を書く人が書く歴史入門書だから、とても読みやすい。(遥か昔に『王妃の離婚』を読んだことがあるけど…あまり作品は読んでないな…)成り立ち、分裂、組織、歴史、いろいろと混ざり合って今この世界があって、今もまだ揺れ続けている。
    大きな流れで読めるのでおすすめ。

  • ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の歴史についてざっと学べる一冊。

    最初は歴史の教科書を読んでいるのかと思ったが、宗教は歴史とは切り離せないものだったと分かる。
    一神教の人たちは驚くほどに戦争をしていると感じた。イスラエルの戦争や9.11の経緯などがより理解でき、世界の解像度が上がった感覚を得た。
    宗教に関する勉強をもう少ししてみたいと思った。

  • 人に勧められて。興味のある分野なので、時々自発的に調べたり資料集を読んだりしていたけど、本作は流れがわかりやすかった。
    個人的にはちょうど、映画「炎のランナー」を観たところで、ユダヤ人の歴史をもう一度おさらいしたいなと思っていたところだった。

    大昔に世界史Bを勉強していたからか、以外に人物名も聞いたことがあったりして、懐かしかった。

    興味深かったのが、かなり始めの方の「唯一神はどこから来たのか」で、エジプトがルーツなのではないかという話。
    元々エジプトは多神教だったけど、短い間だけ宗教改革があり、信仰を統一しようとした。一代限りで元に戻ったけども。その百年後に出エジプト。
    やっぱり影響が…?

  • 199-S
    文庫(小説・エッセイ以外)

  • ユダヤ教、キリスト教、イスラム教を軸に世界史を俯瞰的に見ることができた。今世界で起こっていることは、突然発生したわけではなく、歴史がずっとつながって引き起こされているものだということがよく理解できた。

  • この本を読んだことで、映画など歴史的背景を抑えて干渉できるのでより楽しめるようになった。
    あまり、歴史、宗教に明るくないが、この本は読みやすいし、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教のそれぞれの宗教が時系列ごとに書かれている。
    そのため、それぞれの宗教でどのような動きがあり、各々どのような影響があったのか理解しやすい。

    英語を喋ることも重要かもしれないけど、相手の思考の観念を捕らえらるように、また尊重出来るように、読んでおいた方がより良いコミュニケーションが出来ると思う。

    日本人であるが、日本という特異な部分が見えてくる本で自分の常識が覆る名著であった。

  • ユダヤ教、キリスト教、イスラム教など一神教の聖地エルサレムに何が起こっているのか。

  • 今、世界は第二次世界大戦以来、最も危険な状態だと言われる。
    ロシアのウクライナ侵攻やイスラエルとパレスチナの衝突は、なぜ起こるのか。
    それを深く知るには、「一神教」の知識が不可欠――。

    本書では、同じエルサレムを聖地とするユダヤ教、キリスト教、イスラム教に着目し、その起源や地理、歴史を西洋歴史小説の第一人者がわかりやすく解説する。
    図版満載&明快な構成で世界史入門書としても。

    文庫版オリジナル書き下ろし「第三部第五章」を新たに収録。

  • 筆者の博覧強記に驚愕。一神教の根は一つの話は目からウロコであった。

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著者プロフィール

佐藤 賢一(さとう・けんいち):1968年、山形県生まれ。東北大学大学院でフランス中世史を専攻する。1993年、「ジャガーになった男」で、小説すばる新人賞を受賞してデビュー。1999年、『王妃の離婚』で直木賞を受賞。2014年には『小説フランス革命」で毎日出版文化賞特別賞、2020年に『ナポレオン』全3巻で司馬遼太郎賞、2023年に『チャンバラ』で中央公論文芸賞を受賞した 。他の著書に『傭兵ピエール』『二人のガスコン』『オクシタニア』『女信長』『新徴組』『ラ・ミッション 軍事顧問ブリュネ』『遺訓』『最終飛行』など多数。

「2025年 『歴史小説のウソ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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