ミシンと金魚 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087446456

感想・レビュー・書評

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  • 本屋でふと買った。買わなきゃいけないように。
    1時間前、読み始めたら止められなかった。

    全体的な感想として、正直「怖い」。
    でも、そう感じる中に現れる「幸せ」な瞬間。
    幸せな人生ってなんだろう。

    ちょっと混乱するぐらいの衝撃的な読後感。

    人生の最後、カケイさんのように思えるのだろうか。

  • 文庫化がきっかけで。
    「今までの人生をふり返って、しあわせでしたか?」と尋ねられたカケイは来し方を語り始める。
    カケイの一人称で進んでいく物語。
    独特の文体がおばあちゃんに話しかけられてるみたいで心地よく、スラスラ読めた。
    カケイが語るのは紛れもない女の壮絶な人生。
    親になった今だからこそ、途中からは涙なしでは読めなかった。
    私も辛いことがあっても幸せな出来事を忘れないように、いつか幸せな人生だったと胸を張って言えるような日々を過ごしたいなと思った。

    ✎︎____________

    親切でもって言ったこっちの方が、バツのわるいおもいをする。世の中そんなふうになっちゃったんだねぇ。(P6)

    手柄話は、わすれたフリしてしまうのが、一番いい。それが一番、格好がいい。(P75)

    殴ってほしくないときには殴られて、殴ってほしいときには、殴られない。というのは、バツとしては、一等、おもい。(P112)

    なんかの折に、だれかに、
    しあわせだったか?と、聞かれたら、そん時は、
    しあわせでした。
    と、こたえてやろう。
    つべこべ言わず、ひとことで、こたえてやろう。(P118)

    しみじみ、おもう。
    わるいことがおこっても、なんかしらいいことがかならず、ある。
    おなし分量、かならず、ある。(P153)

  • 壮絶な過去を持つ一人の女性。
    だけど周りからみたら、介助の必要な認知症のヨレヨレのおばあちゃん。どれほどのものを抱えているのか、外側から窺い知ることはできない。

    自分もいつか、つべこべ言わず、幸せだったと潔く答えられる日がくるのだろうか。

  • 感想
    きれいなもの。好きなもの。だけど組み合わせるとどこかシュール。自分の中ではうまく融合してるのに。外に出すとなんだか違和感。なぜだろう。

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