しつこく わるい食べもの (集英社文庫(日本))

  • 集英社 (2024年5月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784087446517

作品紹介・あらすじ

いいさ、いいさ、いまくらい好きなものを食べるがいいさ。
驚愕と共感の声がどしどし寄せられた食エッセイ、シリーズ第2弾!

ハンニバル・レクター博士に憧れ、炊飯器を擁護し、要らぬ助言に噛みつき、よく腹を下す。そんな偏屈でめんどくさい食いしん坊作家の自由な日常は、否応なくコロナ禍に侵食されていく。それでも――。あなたとわたしの欲望を肯定する、ひねくれものの力強い応援歌。人気イラストレーター・北澤平祐氏の挿画も多数収録。

【収録内容】
・闇鍋と同じくらいトンカツ屋が怖い…「闇カツ」
・「持たない暮らし」で炊飯器を捨てる人にもの申す…「台所の妖怪」
・人が一心不乱に食べる姿ってエロすぎる…「パフェが一番エロい。」
・緊急事態宣言下のお取り寄せで一線を越えてしまった…「異世界への黒い扉」
・マスク生活は、世界が半分になったみたい…「鼻で食う」 など全35話。
解説:岡田育

著者:千早茜(ちはや・あかね)
1979年北海道生まれ。小学生時代の大半をアフリカで過ごす。立命館大学文学部卒業。2008年『魚神』で第21回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。09年、同作で第37回泉鏡花文学賞受賞。13年『あとかた』で第20回島清恋愛文学賞、21年『透明な夜の香り』で第6回渡辺淳一文学賞、23年『しろがねの葉』で第168回直木賞受賞。他の著書に『西洋菓子店プティ・フール』『神様の暇つぶし』『さんかく』『ひきなみ』『赤い月の香り』『グリフィスの傷』、エッセイ集『わるい食べもの』など、尾崎世界観との共著に『犬も食わない』、宇野亞喜良との共著に絵本『鳥籠の小娘』、新井見枝香との共著にエッセイ『胃が合うふたり』がある。

装画・挿画:北澤平祐
装丁:川名潤

感想・レビュー・書評

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  • 「わるい食べもの」シリーズ第二弾。
    千早茜さんはエッセイもすごく面白い!
    ますます好きになりました。美食家さん。
    好きなものを食べるって一番の幸せ。

  •  前作を読まずに今作から読みました。
     作者の食に対する熱量の高さがすごいと思いましたが、逆に自分がいかに食に無頓着であるかが分かりました。

     こんなに美味しい物を理解し、味わえる人生なんて、とても楽しいだろうなと思いました。私ももっと美味しい物を探求してみたくなりました。

  • 喫覚の判断は速い。きっと、頭で考えるよりもずっとずっと速く感情を動かす。

    これはあの物語にもでてきたなぁ。と思いながら読み進む。
    あの食べ物は受け付けない。どうも無理だ的なものを恥じずエッセイに書き綴る。たまにでてくる毒舌っぷりさにもはまる。わるたべを千早さんの作品の合間に再読するこれが一番しっくりくる。

  • 千早さんの食エッセイ第二弾!
    異世界への黒い扉が特に印象に残っていたのと、途中からコロナ禍でのお話で、わたし自身もアルコールを提供する飲食店で、働いていたので、思い出して胸がキュッとする部分もありました。

  • 歯の話とか、声を出して笑ってしまった。アポロチョコ、私も歯で割ってるなあ笑。

  • 千早茜の食にまつわるエッセイ第二弾。
    途中まで楽しく読んでいて、コロナ禍に突入していくところが生々しかった。「しつこく わるい食べもの」を執筆されているときは、2020年4月、あのときだった。
    こうやって書き起こされていると思い出すことがたくさんあるな。記録していくのは大事なことだと思った。

    ところで今回はなんといってもパフェ。
    「パフェが1番エロい。」は最高だった。わたしもパフェとデートしにいこう。

  • 胃が合うふたりが面白くて、千早さんの食べものエッセイが読んでみたくて、本屋さんで出会ったのがこの本。面白かった、海苔の話とても共感した!第一弾と第三段もあるそうで、楽しみ。読みます。

  • 千早茜さんの食エッセイ第2弾。今作も作者の偏屈ぶりが炸裂しててとても面白かった!トンカツの脂身がこわい、炊飯器の保温モードを信用してない、パフェが一番エロい…などなど、印象に残る回がたくさん。
    今作の1番の特徴はコロナ禍の日々の記録が含まれているところだ。2020年の3月4月ごろ、街から人が消え、買い占めが起きたり外食ができなくなったりしたころを思い出す。あの頃、外食に行けないのが本当に辛かったことを、自分もすでに忘れかけていたことにも驚いた。「慣れは怖い」と、千早さんがエッセイの中でもおっしゃっていた通りだと思う。

    シリーズ第3弾も絶対に読もうと思った!

  • ・そんなことを思っていたら、『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクター博士に出会った。もう彼においては「観た」ではない。独房の中で微笑みを浮かべながら立つその姿を目にした瞬間に「出会った」と思った。

    ・私は私生活で真面目ではないし、家事を完璧にこなそうと思ったことがない。家のことは仕事の息抜きとして、わりと楽しくやっている。それでも、なにか不慮の事故が続いて、ふだんならできることがすっかり嫌になってしまうことはある。欠かすことのできない食事だけに、考えたり準備したりするのが「やんなった」ということは多々起こり得る。そんなときに「ピザでもとろうぜ!いえーい!」みたいか空気を変える提案をするのが、一緒に暮らす家族というものの役割なんじゃないかなと大人になった今は思う。

    〜〜〜

    【駅弁】
    東京から: 今半の牛肉弁当、刷毛じょうゆ 海苔弁山登りの海
    京都から: とり松のばらすし、ニ傳の季節のちらし寿司

    【紅茶】
    ・Fortnum & Masonのアールグレイクラシック
    ・MARIAGE FRERESのマルコポーロ
    ・PIERRE HERME PARISのジャルダンドピエール

    【お茶菓子】
    ・ASSEMBLAGES KAKIMOTOのサブレ ショコラノワール
    ・JEAN-PAUL HEVINのイースター用ショコラ
    ・鍵善良房の菊寿糖
    ・虎屋の小型羊羹全種類
    ・村上開新堂のロシアケーキ
    ・Patisserie.Sのコンフィチュール

  • 食に真摯だと、許せなくなるのだろう。高級海苔から普通に戻れなくなった話も、美味への欲望には抗えないため。寛容ではなくなる。怖いことだなあ。

  • 食のエッセイなのに、何度も感情がこみ上げてきて涙が出そうになった。
    千早さんの小説とはまた違った、食や日常に対するまっすぐな想いに心打たれた。
    何度も読み返したい作品です。「わるい食べもの」シリーズを読むのは初めてだがこの第二弾を最初に読んでしまったので、他シリーズも読むたいです。

  • 大好きなわるたべシリーズ。
    「パフェはエロい。」が絶品すぎた。パフェに対する愛が…圧倒的。途中からコロナ禍の話となり、話題的に不謹慎ではと、わるたべシリーズを続けるか悩まれたとのこと…続けて下さって良かった!

  • エッセイだった!小説の時も食べ物よく出てくるな〜おいしそうだなーって思ってたけど、ほんとに好きなんだなーって思った、だからわたしもすき!

  • 千早さんのエッセイでの文章って可愛い。食べものに対して繊細な印象を受けたけど、時折豪胆さが見えたりして、そこもいい。

  • 特にすきなのは、パフェが一番エロい。
    愛が伝わってくる。
    パフェとデートしたい!

  • 千早さんの食べ物へのこだわりが独自すぎて、でも毎日目玉焼きごはん食べないといられない私も共感するところはありつつ、後半はコロナ自粛期間の記録にて、外食・外食禁止の頃の生きづらさを思い出す。好物を好きな人と食べられる自由の貴重さよ。

  • 神経質でこだわりがあって、毒もあるわる食べ。
    今回はコロナ禍の記録もありつつ、食べることに向き合う。
    パフェ、食べたいなぁ…
    お気に入りの紅茶も今度買ってみよ

  • 千早茜さんの食エッセイ。
    小説から想像したら作家像とは違って大変興味深い方のようだ。表現者は、作品のイメージをそのまま作者のイメージに結びつけられがちだが、それはあくまで見た側の勝手な想像であり、実際の人物とは何ら関係ないことを実感させられた.

  • わるい食べものシリーズ2

    好きなものはとことん食べ
    嫌いなものは、何がなんでも嫌!

    偏屈なまでの食への愛がつまったエッセー

    最後の方はコロナ騒ぎにいやおうなく巻き込まれ
    「あぁ、あの頃か・・・」と。

  • 2025/10/20

    やっぱ千早茜はエッセイが面白い。ひとつひとつの食材や料理に対して、思いも寄らないところまで飛んでいく。ちょいちょいでてくる殿の一言も面白い。「素材重視の食品は怖いよ」
    コロナ禍のことが書いてあって悲しかった。
    何度でも読み返したい。
    東京でだれと住んでるの?

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著者プロフィール

1979年北海道生まれ。2008年『魚神』で小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。09年に同作で泉鏡花文学賞を、13年『あとかた』で島清恋愛文学賞、21年『透明な夜の香り』で渡辺淳一賞を受賞。他の著書に『からまる』『眠りの庭』『男ともだち』『クローゼット』『正しい女たち』『犬も食わない』(尾崎世界観と共著)『鳥籠の小娘』(絵・宇野亞喜良)、エッセイに『わるい食べもの』などがある。

「2021年 『ひきなみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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