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本 ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784087446715
作品紹介・あらすじ
“サマーゴースト”という幽霊が現れるという。
夏、使われなくなった飛行場、花火をすると、彼女は姿を現すらしい。自殺した女性の幽霊なのではないかという噂だ。
ネットを通じて知り合った高校生、友也・あおい・涼。3人は“サマーゴースト”を探すために集まった。
3人は幽霊に聞いてみたかった。“死ぬって、どんな気持ちですか?”それを聞くべき理由が、3人にはあったのだ――。
10代からイラストレーターとして活動し、近年はアニメ、作詞、小説、漫画、と多彩なクリエイティビティを展開する俊英・loundraw。
その初監督の劇場アニメーションを、乙一が小説化!
『花火と幽霊』をモチーフにした姉妹作のオリジナル小説『一ノ瀬ユウナが浮いている』も好評発売中。
感想・レビュー・書評
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どなたかのレビューを読んで買ったと思っていたのだが、今、見るといいね!をつけたレビューもなく、何で見たんだったのだろうなあ…。
ともあれ、、、夏の間、郊外の飛行場跡地で線香花火を灯すと現れるという“サマーゴースト”と、自殺系サイトで知り合った3人の高校生の物語。
映画の脚本を担当した作者自らがノベライズした作品というのは後で知ったが、確かに、まあ、そんな感じ。
160頁に満たない短い話で、ほぼ想像した通りに進んでいく話だが、現世に未練を残すゴーストと人生を終わらそうと考える高校生たちの、それぞれの心情が夏の終わりの季節と相まって醸し出す切なさはなかなかに沁みる。(友也の母親の押しつけがましさはクソ)
強烈なメッセージが発せられているというわけではないが、読んだ人には改めて“死んで花実が咲くものか”と刷り込みされるような出来上がり。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
乙一さんの気になってた一冊
図書館になかったけど、文庫で入ってきたので借りてみました
「息抜きにちょっとゴーストになってみない?」
ゴーストになれば、肉体を地上に置き去り空中を駆け上がり飛び回れることができる
ちょっと息抜きをしたい人は、飛行場跡地で線香花火を灯し、【サマーゴースト】を呼び出し頼んでみよう
ちょっと息抜きをさせてくれるかも
だけど、息抜きができるのは…
生きることに疲れている人だけ
もう生きることをやめようかなと思っている人だけ
つまり、自殺を考えている人
息抜きは大切!
思いっきり息抜きをしよう!
だけど、息抜きをしたあとは考えてみて!
「すこしだけ、生きてみることを」
そして、帰ってほしい
それぞれの生きる場所へ…-
今は節約で金麦ですが、来月誕生月なので、絶対プレモルの香るエールを息子に買わせるぞぉー!!!
今まで散々世話してやったんだ!箱で買えーーー...今は節約で金麦ですが、来月誕生月なので、絶対プレモルの香るエールを息子に買わせるぞぉー!!!
今まで散々世話してやったんだ!箱で買えーーー!!!!と言ってやるつもりです(*^▽^*)2024/09/19 -
2024/09/19
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2024/09/19
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アニメ映画のノベライズで『一ノ瀬ユウナが浮いている』の姉妹作。
短くてさらっと読めるので、中高生にオススメ。生と死がテーマですが重くなく読後感も良かった! -
乙一ファンの同僚に借りた一冊。
違う方の原作を乙一さんが小説化したとのこと。
一ノ瀬ゆうなとどう関係してるのかしてないのか…?線香花火とゴーストという点では同じだ。
乙一さんというより中田永一さんっぽかったです。ゴーストだから乙一さんなのかな?
借り物の本は緊張しました。
図書館はしっかりカバーみたいなものがついているので安心ですね。-
2024/10/10
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1Qさん!
私も一ノ瀬ゆうなの方が好きでした。
今日は乙一さんの新作、大樹館の幻想を図書館でゲットしてきましたよー!楽しみで仕方ないです(...1Qさん!
私も一ノ瀬ゆうなの方が好きでした。
今日は乙一さんの新作、大樹館の幻想を図書館でゲットしてきましたよー!楽しみで仕方ないです(o^^o)2024/10/11 -
2024/10/11
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面白かった。
乙一さんの書かれる推理描写や捜索描写が大好きなので、こちらの作品でももそれらを拝めて嬉しかった。
涼くんの抱える悩みを知ってから、始めのページでの線香花火ではなにかがあるなと思って読み進めていた。ストーリー本軸の推理もそうだけど、読者としての叙述トリック推理も楽しめた。 -
自殺願望を持つ高校生3人と「サマーゴースト」と呼ばれる幽霊との邂逅の物語。
ほっこりした読後感の王道のファンタジー青春小説だが、死を扱う小説としてはちょっと薄っぺらいなと感じてしまった。 -
「死ぬってどんな気持ちですか?」
結構前に映画を鑑賞していて、とても好きな世界観のお話だったので購入しました。
私的!夏に読みたくなる定番作品に、仲間入りです!
生と死、切ないけれど心がほっとする作品でした! -
主人公の悩みは思春期特有の言葉にできない悩みを思い出された。
もう今になれば「そんなことで」と思うが、当時の自分なら共感しながら読んでいたのかなぁ。
大きな展開も刺激もなかったけど、読みやすかった。 -
内容的には同じく乙一氏の著書『一ノ瀬ユウナが浮いている』と同じプロットというかB面というか姉妹本にあたるらしい。こっちも青春。涙もろい人が読むとちょっと泣くタイプの作品。
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「生きる意味」を考えさせられる本でした。
普段の生活から「生きる意味」を見つけ出すことは難しい。嫌で嫌で何もかも投げ出したい時だってある。けれども生きなくてはいけない。
そんなことを考えながら生きるって難しいことだなと改めて思いました。
また、登場人物一人一人の丁寧で重みがあるセリフにハッとさせられました。
著者プロフィール
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