うまれることば、しぬことば (集英社文庫(日本))

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  • 集英社 (2025年2月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784087447422

作品紹介・あらすじ

陰キャ、根暗、映え、生きづらさ、「気づき」をもらった……あの言葉と言い方はなぜ生まれ、なぜ死んでいったのか。「ことば」にまつわるモヤモヤの原因に迫る、ポリコレ時代の日本語論。古典や近代の日本女性の歩みなどに精通した著者が、言葉の変遷をたどり、日本人の意識、社会的背景を掘り下げるエッセイ。文庫版。以下、章題。
・「J」の盛衰・「活動」の功と罪・「卒業」からの卒業・ 「自分らしさ」に疲弊して・「『気づき』をもらいました」・ コロナとの「戦い」・「三」の魔力・「黒人の人」と「白人」と・「陰キャ」と「根暗」の違い・「はえ」たり「ばえ」たり・「OL」は進化するのか・「古っ」への戦慄・「本当」の嘘っぽさ・「生きづらさ」のわかりづらさ・「個人的な意見」という免罪符・「ウケ」たくて。・「You」に胸キュン・「ハラスメント」という黒船・「言葉狩り」の獲物と狩人・「寂しさ」というフラジャイル・「ご迷惑」と「ご心配」・「ね」には「ね」を・「だよ」、「のよ」、「です」

酒井順子
さかい・じゅんこ
1966年東京都生まれ。高校在学中に雑誌にコラムを発表しデビュー。大学卒業後、広告会社での勤務を経て、エッセイ執筆に専念。
2004年『負け犬の遠吠え』で講談社エッセイ賞、婦人公論文芸賞をダブル受賞。
著書に『泡沫日記』『中年だって生きている』『男尊女子』『家族終了』『消費される階級』『老いを読む 老いを書く』など多数。

みんなの感想まとめ

言葉の変遷やその背後にある社会的背景を掘り下げる本書は、私たちの日常に潜む「ことば」の意味を再考させてくれます。著者は、過去の流行語や言葉の使われ方をユーモアを交えながら描写し、読者に懐かしさや新たな...

感想・レビュー・書評

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  • 去年の夏、ねこのしおり欲しさにナツイチを買い漁っていたのですが、そのうちの一冊がこの本でした。
    久しぶりに手に取ったのは、酒井順子さんの
    「うまれることば、しぬことば」。

    酒井さんの本は、20代後半の頃によく読んでいました。
    あの観察力と分析力の鋭さがとにかく気持ちよくて、
    「自分の頭まで良くなったんじゃないか?」という錯覚を起こさせてくれる作家さん。
    (実際はそんなことはないのですが……)

    読了後、久しぶりにあの快感を思い出しました。
    かなり久しぶりに読む酒井順子さんでしたが、
    その洞察力は相変わらず底知れず、むしろさらに磨きがかかっているように感じます。
    「なるほど」「たしかに」と頷かされる場面が多かった中で、特に印象に残ったのが、次の二つのコラムでした。

    ①「黒人の人」と「白人」
    このコラムの中に、こんな一節があります。

    “継承は、基本的には相手への敬意を表現するためのものです。が、同時にそれは、自分の周囲にバリアを張る役割をも担っています。他者を「さん」づけで呼べば、「さん」二文字分の心理的な距離が、相手との間には開く。敬称は、「私はむやみにあなたの陣地に入りませんから、あなたもこちらに入ってこないでね」という意思表明にもなるのです。”

    読んだ瞬間、
    「それ、私のことじゃない?」
    と、深層心理を見透かされたような気分になりました。
    私は、どんなに親しい人であっても「さん」づけをやめられません。
    長い社会人生活を振り返っても、「佐藤(仮)!」と呼び捨てにしたことは一度もないし、年下の人に対しても必ず「さん」をつけます。
    自分では「子分気質だから、腰を低く見せておきたいんだろうな」くらいに思っていたのですが、その正体が“心のバリア”だったとは。
    言われてみれば、納得しかありません。
    別に後ろめたいことがあるわけではない。
    でも、他人にズブズブとパーソナルスペースに踏み込まれるのは、どうしても苦手。
    空気を読まずに土足で踏み込んでくる人には、
    「親しき仲にも礼儀ありって言葉、知らないのか?」
    と心の中で叫んでしまいます。
    自分の領域に敏感な分、他人の領域にも踏み込まないよう、かなり慎重になるタイプ。
    だからこそ、親しくなったからといって「さん」を外すことはできません。
    他人と自分の間に一線を引くための「さん」。
    これはきっと、一生使い続ける言葉なのだと思います。

    ②「OL」は進化するのか

    いつからでしょう。
    自分のことを「OL」と呼ばなくなりました。
    おそらく、子どもを産んでからは「ワーママ」と呼ぶようになったのだと思います。
    でも、それも次第に違和感を覚えるようになりました。
    カタカナで表現されることで、妙な軽さが出てしまう気がして。
    仕事も母親業も、どこか中途半端に見えてしまうのは、気のせいでしょうか。

    このコラムでは、働く女性の呼び方を時代ごとに振り返っています。
    呼び方一つで、社会が女性をどう見てきたのかが浮かび上がる。
    それは、世の中の希望や理想を映し出す鏡でもあるのです。
    女性の働き方は、目まぐるしく変化してきました。
    それはきっと、多くの女性たちが社会と戦い、少しずつ新しい立場を勝ち取ってきた結果なのだと思います。
    このコラムを読んでいて、ふと思い出した出来事がありました。

    ある日、弊社から5名ほどで取引先へ打ち合わせに行くことになったのですが、そのうち3名が子育て中でした。
    移動に1時間半ほどかかる場所で、朝8時集合はなかなか厳しい。
    そこで、集合時間を9時半に変更できないか、先方に相談することになりました。
    その際、リーダーが送ったメールの一文に、私は引っかかってしまいました。

    「弊社は主婦が多いので、集合時間を9時半にしていただきたいのですが、可能でしょうか」

    ――「主婦」。
    この言葉に、妙なノスタルジーを感じたのは私だけでしょうか。
    どこか“職業婦人”に近い響きがして。
    他のメンバーに聞いてみると、
    「ジェンダーの問題もあるし、“主婦”って言い方は今どきじゃないよね」
    「先方が気を悪くする可能性もあるし、別の言い方にしてほしかった」
    という声が返ってきました。

    では、「主婦」に代わる言葉は何が適切だったのか。
    私が思ったのは、「子育て中のメンバー」でした。
    もちろん、これでも不満を持つ人はいるかもしれませんが……。

    言葉には、その人の価値観や、普段は表に出ない思いが滲み出てしまう。
    酒井順子さんは、そんな小さな違和感を瞬時にすくい上げ、別の事象と並べて比較し、そこに潜む人間の深層心理を鮮やかに言語化してしまう。

    正直、私だったら――
    この違和感、きっと見過ごしていたと思います。
    だからこそ、「ああ、やっぱり酒井順子さんの文章は面白い」と、久しぶりに思わされた一冊でした。

  • 作者の文の書き方もあり堅苦しい感じが無く読み進めることができた。
    読んでみて、普段は気にしていないけれど
    確かにこの言葉あった、流行してたなど懐かしいと感じたり
    自分たちの普段の相手に対する発言は果たしてどうだったろうか?
    と考えさせられる本だった。

  • 言葉について考えるのは好きなので、シンプルにとても面白かった❗️世代が違うので新しく知ったことも多く、勉強にもなりました。要所要所のユーモア溢れる文章がすごくよかったです♩

  • 『うまれることば、しぬことば』出版記念対談! 武田砂鉄×酒井順子「言葉は常に、栄枯盛衰」 | 特集 | よみタイ 2022.3.28
    https://yomitai.jp/special/0328-takedasakai/

    うまれることば、しぬことば | 酒井順子 | よみタイ 2022/2/25
    https://yomitai.jp/book/umarerukotobashinukotoba/

    「負け犬」から22年、酒井順子氏語る「子の無い人生」 令和は「負け犬」にとって生きやすい社会なのか | 産むも・産まぬも | 東洋経済オンライン 2025/01/31
    https://toyokeizai.net/articles/-/855486?display=b

    【私の初めてのひとり旅】酒井順子さん 金沢(1)|石川県|たびよみ 「旅行読売」2023年6月号
    https://tabiyomi.yomiuri-ryokou.co.jp/article/002268.html

    うまれることば、しぬことば/酒井 順子 | 集英社 ― SHUEISHA ―
    https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-744742-2
    (単行本)
    https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-788069-4
    -----------------------------
    (yamanedoさん)本の やまね洞から

  • 言葉は生まれ消えていく。改めて言葉は変化していることを実感しました。
    生まれ消えていく言葉についての考察が分かりやす、「そうか」「そうなんだ」と思いながら読みました。

    冒頭の「J」の盛衰
    Jリーグが開幕した1993年から日本の事をJで表す者が増えた。J-WAVE、J-POP、企業の名前にもJが使われた
    JR、JT、JFE.
    当時を振り返るとJという文字がカッコよく感じたのは確かだった。
    しかし、当時選手の事をJリーガーと呼んでいたが、今はJリーガーと呼ぶ人は少ない。
    平成の初期には眩しかった「J」という文字が放つ輝きが薄れつつある。一つの文字や言葉は時代の空気を変える力を持ち、またその言葉には寿命があることを、伝えてくれるのでした。

    「生きづらさ」のわかりづらさ
    「バファリンって、飲み込みづらい」「なんかこの小説、読みづらい」「この靴、履きづらい」
    このように、「~づらい」という言い方は、その「つらさ」の原因を他者に置く傾向があって、もちろん「生きづらい」にしてもそう。生きづらさを訴える側はあくまでも被害者であり、その人の生きやすさを阻害している要因を誰からに取り除いてほしいものだ、という響きを持つ言葉です。
    「生きづらさ」は周囲のせい、という響きをもたらしているのは他ならぬ「周囲」、と言うこともできます。
    もちろん、本当に他者のせいでつらい目に遭っているひとはたくさんいます。そういった人々に対しては、きちんとした支援や援助が必要なのですが、しかし「生きづらい」が流行語となってからは、「それ、本当に他人のでいなの?」という事例も増えた気がしてなりません。

    ほかにも沢山の言葉についての考察が書かれています。

    もっと言葉は意識して使いたいと実感しました。言葉の生まれた背景や歴史も分かりやすく楽しく読みました。

  • 言葉についてのエッセイ

    以下、公式の説明
    ------------------
    陰キャ、根暗、映え、生きづらさ、「気づき」をもらった……あの言葉と言い方はなぜ生まれ、なぜ消えていったのか。「ことば」にまつわるモヤモヤの原因に迫る、ポリコレ時代の日本語論。古典や近代の日本女性の歩みなどに精通した著者が、言葉の変遷をたどり、日本人の意識、社会的背景を掘り下げるエッセイ。以下、章題。
    ・Jの盛衰・「活動」の功と罪・「卒業」からの卒業・ 「自分らしさ」に疲弊して・「『気づき』をもらいました」・ コロナとの「戦い」・「三」の魔力・「黒人の人」と「白人」と・「陰キャ」と「根暗」の違い・「はえ」たり「ばえ」たり・「OL」は進化するのか・「古っ」への戦慄・「本当」の?っぽさ・「生きづらさ」のわかりづらさ・「個人的な意見」という免罪符・「ウケ」たくて。・「You」に胸キュン・「ハラスメント」という黒船・「言葉狩り」の獲物と狩人・「寂しさ」というフラジャイル・「ご迷惑」と「ご心配」・「ね」には「ね」を・「だよ」、「のよ」、「です」
    ------------------

    普段は気にせず普通に使っているけれども、言われてみれば確かに気になる言葉


    「卒業」は色々と使い勝手がいいのでしょうねぇ
    印象に残っている「卒業」発言と言えば、松岡修造が、「引退ではなく卒業」と言っていたのを覚えている
    テニスから離れるわけでななく、次のステージに行くという意味合いだったと思う
    そして、実際に後進の育成の道に進んで、錦織圭とかにも教えてたなぁ

    あと、アイドルで引退や脱退ではなく卒業と言い出したのは、おニャン子クラブが私の知る中で一番古い
    多分、放課後のクラブ活動という体裁でやってたので、引退ではなく卒業と言い換えたのだろうな

    それが今や違う意味合いを持って使われているように思える
    引退なら芸能活動自体を辞める
    脱退だと事務所との関係で意見の相違があった
    卒業だと円満といったところだろうか


    「気づき」や「感動」をもらったり与えたり
    能動か受動のの違いなのだろうけど、面倒な時代になったものですね
    動詞が名詞化する事で、授受可能なものになるという発想は確かにと思った

    スポーツ選手のインタビューも方方に気を遣わなくてはならなくなったわけで
    その結果としての「与える」化
    後でも言及されている「そうですね」発言にしても
    何かといちゃもんを付ける人が増えたのだろうなぁ


    陰キャ、根暗、陽キャ
    追われてみれば、ネクラは根が暗いのであって、表面上は明るいという可能性もあるわけで
    表面上は陽キャだけど根暗というのが元々の意味か
    でも、昔も表面上も暗い人を根暗と言ってた気がするんだけど……


    「生きづらさ」問題
    自己の問題や課題を「生きづらさ」と表現する事で、社会に問題があると他責化する事ができる
    これも言われて初めて気付いたなぁ
    ただ、私としては社会に問題があるのは前提として、個人の問題もあるというような意味で認識していたわけだけれどもね
    多様性を受け入れる社会へと変容しつつある現代では、個人の特性に応じて社会がそれをどう受け入れるべきかという風潮になっているのは決して悪いことではないと思う


    社会構造の変化してきて、様々な方面に配慮が必要になった結果、表現が曖昧化したり、自責ではなく他責化する方向に言葉が変化している傾向がある

    それと、著者の言葉に対する深堀りや類型を引いてくるところとか、言葉に対する着眼点がすごいのだろうなと思える

    ただ、著者も現代社会で必要となった配慮を理解しつつ、まだ全時代的な価値観を持っているように見受けられる
    まぁ、そもそも「負け犬の遠吠え」なんてエッセイで有名になっているわけだし
    その辺の自虐を込めた表現なのだろうとは理解しつつ、気に障る人もいそうだなとも思う

    今作でいうと、既に「彼女」「彼氏」ではなく、性別を区別しない「パートナー」という言葉が適切な風潮があるわけだし
    その前段階として、せめて「恋人」という言葉くらいがちょうどよいのかもしれない
    (などと私も曖昧な表現の感想を述べてみたり)


    そして解説は穂村弘
    短歌で用いられている言葉遣いから、今作の類型を引っ張ってきているあたり、この方も言葉に対する知識が広いと感じる

  • こういう日本語の衰退みたいなテーマも割と好きなのでナツイチで購入。なかなか面白かった!
    コロナを機に生まれた言葉であったり、最近の生活とか考え方によってそぐわなくなってきた言葉であったりを掘り下げていく。
    特になるほどと思ったものはメモやフレーズに残したけど、「気づきをもらった」の章はとくになるほどなー!となった。最近は当たり前に使う表現だけど確かに「気づいた」でいいのに、何故?という掘り下げ。
    手元には残さないけど読んでよかった本だと思う。

  • 面白い視点!ってものもあった。

  • 久しぶりに読んだ酒井さんの作品、「なるほどぉ」だったり「あーそうだよねぇ」(私も本文にあった「ね」という便利な音をよく使うなあ)と「気づきをもらった」り楽しく読めました

  • 「『発達障害』や『性同一性障害』など様々な状態に名付けが行われるようになり「『私は発達障害』です」という感じで手をあげる人が次々に出てきた」

    最近読んだ『わたしのいないテーブルで』(丸山正樹 著)にも同じような記述がありました。

    症状や状態をひとつの言葉で定義することは、その渦中で苦しんで、ずっともやもやしてきた人々が手をあげるのに強い効力を発揮するのだとわかりました。

  • ナツイチ「よまにゃクリアしおり(←めちゃくちゃかわいいしお役立ち)」目当てで買った、前々からちょっと気になってた本その4。

    言葉ウォッチャーのひとりである著者が身近で気になる表現について考察するエッセイ。初出は集英社ノンフィクション編集部サイト「よみタイ」に連載した「言葉のあとさき」(2019年12月〜2021年9月)で、単行本は2022年。ちょうどコロナ禍の只中の記憶もたっぷりつまっている。
    自分自身言葉を観察しているつもりだけど、たとえばいつのまにか「OL」を使わなくなったこと(たしかに、大人の昔話にはでてきても今の子どもの未来図にこの職名はないはず)など、読むまで気がついていなかった。分析・考察に賛否はあれど、終始おもしろく読んだ。
    穂村弘の解説が酒井順子の考察と俵万智らの短歌を対照していておもしろかった。

  • 取り上げていることばに対する考察が「よくそんな発想が出てきたな」や「なるほどそう言われればそうかも」ということだらけで、知っているはずのそのことばの新しい面、思ってもいなかったところを教えてくれた。

  • 淡々と書かれているが、見過ごしていたことの分析が鋭く、何度も膝を打った。解説で短歌との呼応が紹介されていたのも興味深かった。

  • 普段から何気なく話したり、聞いたりしている言葉のちょっとした違和感を鋭く突っ込んで、掘り下げ、解説してくれる。
    言葉なんて平安時代から流行り、廃りがあるものと軽く受け流していたが、言葉の影響は私達の歴史や慣習までも変えてしまうとしたら、これからは何気なく口にする言葉に敏感でありたいと思った。

  • そうですね。「負け犬」で一世を風靡したエッセイストが「ことば」の栄枯盛衰をじっくり考察。穂村弘による解説含め、唸らされっぱなしでした。

  • 5年後10年後、再読したい。うまれたことばが、しぬことばになってるんだろうなあ。

  • 面白かったです
    なるほどーの連続でした
    それと同時に知らない単語もたくさんでてきて、自分の無知さを実感…
    とても勉強になりました!

  • 各章の最後が酒井さんの感想で締められてて小気味良い。「Jってさ...」と人に話したくなる。実際話題にさせていただきました。
    言葉を選ぶ時、相手に受け取ってもらいたい印象も選んでる。その時々のニュアンスってあるよな〜と、頷きながら読んだ。
    日本語って面白い!

  • 背ラベル:814-サ


  •  酒井さんは冷静にものごとを見つめ、分析し、読者に鋭く訴えかける。言葉に対する意識がなんと高いこと!「J」の盛衰、「活動」の功と罪、「卒業」からの卒業、「三」の魔力、など腑に落ちることばかり。知的好奇心が刺激される!

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著者プロフィール

エッセイスト

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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