お墓、どうしてます? キミコの巣ごもりぐるぐる日記 (集英社文庫(日本))

  • 集英社 (2025年3月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784087447521

作品紹介・あらすじ

「すべての老いた娘たちにすすめたい!
親友と一緒に話し、笑い、涙しているような本でした」
──原田ひ香(小説家/『三千円の使いかた』)

父が急逝し、突然お墓を用意する必要に迫られた著者。そこにコロナ禍の到来、さらには、当たらないだろうと思いつつ応募した市営墓地購入の抽選で、まさかの当選。
お墓、買うの? 誰が? ……私が!? はたして骨壺の運命やいかに!?
脱線上等、北国の迷える日々を綴る、笑いありしんみりありのゆるゆるエッセイ。

【著者プロフィール】
北大路公子(きたおおじ・きみこ)
北海道札幌市生まれ。2005年『枕もとに靴 ああ無情の泥酔日記』でデビュー。各紙誌でエッセイや書評を執筆。
エッセイに『生きていてもいいかしら日記』『苦手図鑑』『石の裏にも三年 キミコのダンゴ虫的日常』『晴れても雪でも キミコのダンゴ虫的日常』『ロスねこ日記』『いやよいやよも旅のうち』、小説に『ハッピーライフ』など著書多数。

みんなの感想まとめ

人生の厳しさと向き合う中で、著者が描くお墓の購入というテーマは、笑いと涙が交錯する心温まるエッセイです。父の急逝から始まり、コロナ禍や冬の北海道の厳しさ、お墓の抽選や石材店巡りといった現実的な問題に直...

感想・レビュー・書評

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  • この表題を本屋で見つけた時、ドキッとした。
    まさにその時の私がそうだったから。。
    私の実父は現在入院中で、主治医からそう長くもたないと言われ、看護師さんからそろそろ準備した方がいいと言われた私と実母。慌てて準備する日々を送ることに。
    ネットで死後の手続きや地元の葬儀屋さんを調べ、そしてキミコ先生と同じくお墓問題勃発である。
    「どうするの?建てるの?買うの?誰が?私が?どこに?」
    キミコ先生と同じクエスチョンがまさに私の頭の中でもぐるぐる繰り返される。
    今まで他人事のように考えていたけれど、実の両親の老後や死後の問題は、当然ながら子供である私に全て降りかかってくるのだ。それはもう逃れようのない現実。。
    キミコ先生と同じくどうにかお墓の準備はできたけれど、お墓の維持もこれから大変なんですよね〜、とキミコ先生と苦労を語り合いたくなった。

    キミコ先生のお父さんの生前から死後のエピソードに相変わらずほっこり。おはぎを要求するため襖をカタカタ鳴らしたり、亡くなる三日前までカツ丼を食べていたり、うちの実父と違ってお元気そうなのに驚いた。
    キミコ先生のXでよく見かける猫のはなちゃんの、飼い始めのエピソードが読めて良かった。

    • まことさん
      mofuさん♪
      お父様、大変ですね。
      私の父は26年前に突然死しました。
      残り少ないお父様との日々をどうぞお大切にされてください。
      お父様お...
      mofuさん♪
      お父様、大変ですね。
      私の父は26年前に突然死しました。
      残り少ないお父様との日々をどうぞお大切にされてください。
      お父様お大事になさってください。
      2025/07/20
    • mofuさん
      まことさん、こんばんは。
      まことさんのお父様は突然お亡くなりになったんですね。突然のお別れは辛い。。
      うちの父は入院生活も長くなりそうなんで...
      まことさん、こんばんは。
      まことさんのお父様は突然お亡くなりになったんですね。突然のお別れは辛い。。
      うちの父は入院生活も長くなりそうなんですが、心残りがなるべくないよう、精一杯生きてほしいです。
      温かいコメントをありがとうございました(*^^*)
      2025/07/21
  • お父さんの死から、その後始末、そして、お墓を買うという連載の企画を立て、何故か、まず仁徳天皇陵を見学するという、いつもの北大路公子さん流のユニークさで始まるが、その後は、コロナ禍、冬の北海道の厳しさ、墓地の抽選、石材店巡り…とかなり厳しい状況が続いて行く。そして、お母様の死という、辛さ。「人の一生は重い墓石を負うて、遠き道を行くがごとし」とのご本人の感慨に、心から同情してしまいました。
    昔のエッセイでは、ユニークな感覚に笑わされ、その合間に、時折挟まれるメルヘンのような話が魅力でしたが、今回はそれもなく、それだけ、切羽詰まった重い問題だということを考えさせられました。

  • 2026.02.06

    あんまり好きじゃないはずなのに無性に読みたくなって購入したエッセイ。
    読んだ中では1番ふざけてなくてイラつかず読めた。2023年頃病気し、母も亡くなったと書いてあったので、そちらのエッセイも読んでみたいと思った。

  • 北大路公子さんの作品は初めて。
    時に笑いを誘ったり、ユーモアある語り口が好きです。

    お墓問題、親の介護、実家の片付けと
    次々と起こる問題を、乗り越えてきた著者の体験は、勉強になりました。
    いずれ直面するであろう同様の問題に立ち向かう覚悟を持たなきゃなーと。



  • 「お墓」についてあれこれ考えるエッセイかなと思い読んでみました。


    が、このエッセイが書かれた時はなんとコロナ禍。
    著者の予定は大判狂わせで、お墓どうこうの話はほぼなく・笑
    著者の日常エッセイでした。

    初めて著者のエッセイが読みましたが、面白かったです。
    著者の日常が面白いエピソードだらけなのか...
    はたまたその視点と書き方が面白いのか...
    は分かりませんが、遠い北国の生活を知れて新鮮でした。

    著者のように後回しにしたくなる&後回しにするのもすごーくよく分かるしですらすらと読めました。
    時を経て、エッセイ連載当時には解決しなかったお墓問題も
    最後の最後には解決されて、後味すっきりです。

  • 文庫も一読。
    変わらずの面白さで嬉しい限り。
    エピローグにあるご自身の「病」が続編で少し語られているけど、無理をせず細々とエッセイは続けていただきたい。

  • 夏の集英社文庫のリーフレットに載っており、読みました。こんなに面白いとは思いませんでした。

  • 父の急逝から一年半。年金の停止、銀行口座や携帯電話の解約、会社の後始末…と、お墓どころではなく、いまだに骨壺は神棚に置かれたまま。いよいよお墓を買うべきか悩むキミコさんだったが、まさかのコロナ禍が到来。そんな中、うっかり市営霊園の抽選に当たってしまい―。みなさんはお墓、どうしてます!?脱線上等、笑いと涙(と新たに家族となっためんこい白猫と)のつれづれ北海道日記!(e-hon)

  • 著者を知ったのはTwitter(現X)のつぶやきから。まだめんこいはなまるはなちゃんが登場する前だから、なにかのドラマ関連のツイートを読んでフォローしたのだと思う。
    ネットに掲載されたエッセイなどを読んで「面白いことを書く人だねー」と思っていたが、著作を読むまでにはいたらなかった。
    フォローしているうちに著者の身の上にいろいろ大変なことがふりかかっているのを把握、それでも急に重くなることも妙に軽くなることもいきなりツイートが止まることもなく続いていて、だんだんこの人の書くものを読んでみたいと思うようになった。そして「キミコのよろよろ養生日記」を購入。ああ、X上で読んでいたのは上澄だったのねぇと思いつついろいろなシチュエーションで共感&爆笑で一気に読了した。
    「よろよろ養生日記」の前日譚が本作品。連載開始とCOVID-19がほぼ同時だったため、ある意味貴重なドキュメントになっている。「うんうん、そういう騒ぎだったねー」と、ほぼ5年たってずいぶん忘れているのに驚く。
    結局お父様のお墓は立てなかったけれど、あのCOVID-19の騒動の時の雰囲気、そしてかわいいはなまるはなちゃんがどうやって著者の家に来ることになったのかがわかる貴重な記録となるエッセイである。

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著者プロフィール

1960年代、北海道札幌市生まれ。文筆家。2005年、ネットの公開日記をまとめた『枕もとに靴——ああ無情の泥酔日記』で寿郎社からデビュー。著書に『最後のおでん——続・ああ無情の泥酔日記』『ぐうたら旅日記——恐山・知床をゆく』(以上、寿郎社)、『生きていてもいいかしら日記』『頭の中身が漏れ出る日々』『すべて忘れて生きていく』『私のことはほっといてください』(以上、PHP文芸文庫)、『ロスねこ日記』(小学館)、『いやよいやよも旅のうち』『石の裏にも三年』『晴れても雪でも』(以上、集英社文庫)など。

「2020年 『ハッピーライフ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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