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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784087447668
作品紹介・あらすじ
中央アジア・サマルカンド生まれの少女 瑠瑠(ルル)×北京の名家・趙家の令嬢 月華(げっか)
舞台は中国、清。
異なる文化や価値観で育ったふたりの少女がぶつかり合いながら友情を育む謎解き青春中華ミステリー。
中央アジア生まれの瑠瑠は意にそぐわない結婚を断ってくれた父を殺されて、親類を頼り中国へ。
そこで出会ったのは名門家の娘、月華だった。
同じ15歳ながら外を自由に出歩けない彼女に代わり、瑠瑠は「ある劇団の頭領が殺された事件を調べてこい」と命じられ――。
みんなの感想まとめ
異なる文化を背景に持つ二人の少女の友情と成長を描いた物語は、清時代の中国を舞台にした青春ミステリーです。中央アジア出身の瑠瑠と名門家の令嬢月華が織り成す交流は、時にぶつかり合いながらも、互いに支え合う...
感想・レビュー・書評
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Xで広告を見かけたので、手にとった一冊。
表紙の絵が美しくて好みだった。
短編連作中華時代劇ミステリという、かなり盛った感じの内容だけれども、いざ読んで見るとそこまで盛っている感じはない。ミステリ色はそこまで強いものではなく、15歳の少女の成長記録というか、同世代ではあるが清時代の中華と回教、世界の違う少女ふたりのもどかしい交流というところだろうか?
ただ時代背景、文化などはかなり細かく調べてあるようで、細やかな描写は見事だった。タイトルにある纏足については中心に据えてはいないものの、テーマのひとつとして上手く組み込まれていると思う。あまり漫画っぽい雰囲気はなく、どちらかというと児童書、ヤングアダルトの空気が強いように感じた。 -
聡明な少女は纏足のため事件を調査できない
→彼女の脚となって回族の少女が動く
という設定を思いついた時点で文学賞モノだと思うんです。面白かったし、このネタでよくここまで読みやすく書けるな、と。
いざ思いついたとしても清王朝のこと、中央アジアにおけるイスラームのこと、確かな知識とフラットな見方を備えていないと、登場人物の名前すら作れない。
「探偵」とあるがべつに本格ミステリではない、とか、そんなことは面白ければどうでもよく。
最後、スケールが大きくなっていくのも連作小説としてたまらない(いやまあ、このネタで長編一本作れたやろ!作ってくれ!とは思ったが)。
続編でも長編でももつと読みたいなぁ -
清代の北京を舞台に名家の令嬢である月華とサマルカンド出身で異教徒の少女・瑠瑠の関係性を主軸としたシスターフッド連作ミステリ。
安楽椅子探偵の意味付けとして纏足が用いられているが、単なる味付けの道具ではなく習俗としての掘り下げや主題ともしっかりと絡んでくる点に好感。
しかしながらミステリとしては謎のスケールが小さいわけではないのに連載時のページ数の制約か謎の提示も解決も淡白に過ぎる印象。
最終話において、完全無欠な頭脳にして冷徹な月華が抱える葛藤とそして、それを悟った瑠瑠の感情が本作のクライマックスだと思うのだけれども、月華とその侍女である小愛との関係性、月華の内面の掘り下げが不足していて盛り上がりに欠けてしまった印象。
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面白くなる要素はあるけれど、とても駆け足でもったいない。中国の風俗に詳しいということが文章から感じとれて楽しいけれど、描写がわかりにくい。これはどちらの人を指しているのか、読み飛ばした箇所があるのか、など読み返す必要があった(結局よくわからなかった
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安楽椅子探偵をやってる纏足のお嬢様の為にイスラム教徒の少女が康煕帝時代の北京を探索する、って設定だけでもう、尊いな、作者偉いな、と思って読んだ。
ミステリーとしても時代小説としてもシスターフッドものとしても浅いんだけど、疲れて重い内容の本では読み切れない体調だったので逆に良かった -
サマルカンド、北京、纒足、清代社会、シスターフッド諸々。面白そうなキーワードがてんこ盛りだったので読んでみたけど、どうにも盛り込みすぎで深掘りが足りず、上滑りに感じてしまった。なんかもったいない。
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