The Book ~jojo’s bizarre adventure 4th another day~ (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 920
レビュー : 88
  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087450125

作品紹介・あらすじ

この町には人殺しが住んでいる-。町の花はフクジュソウ。特産品は牛タンの味噌漬け。一九九四年の国勢調査によると人口は五八七一三人。その町の名前は杜王町。広瀬康一と漫画家・岸辺露伴は、ある日血まみれの猫と遭遇した。後をつけるうち、二人は死体を発見する。それが"本"をめぐる奇怪な事件のはじまりだった…。乙一が渾身の力で描いた『ジョジョの奇妙な冒険』、文庫で登場。

感想・レビュー・書評

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  • これでもかとばかりの小ネタが仕込まれていてジョジョ好きなら楽しんで読めると思う。
    ただしストーリーは結構重い。
    億泰がただのやられ役じゃないのは良かった。

  • ジョジョ好きには堪らない感じ。
    かつ、蓮見のお母さんがビルの谷間でそのまま死んでいったところなんかは乙一らしくて好き。

    大神照彦の能力が謎な点が腑に落ちないのと、
    良い子で可愛らしいイメージの双葉千帆が口論の末いきなり仲良かった父を殺すイメージがわたしには湧かなかった…(´・ω・`)
    それに、ストーリーの大半が蓮見の生い立ちだったり蓮見目線で展開していたから、自殺してあっけなく死んだのがなんとも微妙な感じ。

    バトルシーンは読んでいて楽しかった。

  • ジョジョの奇妙な冒険 第四部のスピンオフ小説。
    乙一×ジョジョのコラボが、面白くないわけがない。違和感なく杜王町にトリップ→
    ただ気になった点がひとつ。諸悪の根元である人物の能力が分からなかった。
    匂わせる様な事は言ってたけど…?私の読解力が足らなかったのかしらん。
    後半あまりにも悲しかったので、ヒーローVS悪人の王道でも良かった気がしました。

    小説版はあと二冊あるようなので、そちらもいずれ読んでみようと思います。

  • 単行本で読んでほしい、ぜったいに。

    本を読む、という行為は、
    書かれていることを追体験することでもある。
    とすると、
    浮上するのが、
    現実の体験VS読書体験

    どっちが結局自分のためなのか?

    風雪に耐え、書物として残ったものは、
    玉石混合あるにせよ
    人の考えとか哲学とか、
    知識とか経験とかが詰まってる。
    でも、読むことでそれは「体得できない」。

    一方で、自分個人が経験できることなんて
    たかがしれている。
    でも、自分で体験したことって
    とてつもなく大切で、何にも代え難いとも思う。

    うーん、甲乙つけ難い。
    こんなことを思いながら、
    また一つと小説を読んでしまうんだけれど、
    時に、グイグイ現実を侵食してくるやつがいる。

    パッと思いつくのだと、
    「ハリーポッター」しかり、
    「さまよう刃」しかり、
    「新世界より」しかり。

    自分がその場にいるような、
    息遣いや手触りや空気感を感じ取れるような。
    自分がその世界に浸かる、というよりも
    本当に今の現実が現実なの?と自問自答してしまうような。
    大げさにいうと、
    そんな感覚。

    それは、
    単行本で読むことで補強される。
    単行本であることが、とっても重要なファクターなのだ。
    是非是非、単行本で読んでみてほしい。

    とここまでつらつら書いてきたけど、
    つまるところ、ただ一つ、
    こんな本を、もっともっと読みたいなと思う。

  • 伏線とミスリードで徐々に引き込まれていき後半は待ったなし。読後すぐで消化しきれてないけど四部らしくてかつとても乙一小説だった。

  • 最低でもジョジョ4部は読んでないと理解できにくいと思います。読んだことがない人は読まない方がよいですね。内容は、ジョジョの世界観を保ちながらも、小説家らしい、内容の濃いものでした。漫画の小説を読むのは初めてでしたが、とても楽しめました。小説が苦手な方は、YouTubeで、素人が書いた漫画が見られるので、それを見てから読んでもよいかもしれません。作者本人が書いたと言っても信じられるくらいの精度の漫画でしたから。残念ながら途中までしか描かれていないので、最後まで知りたい方は小説を読むしかないですけど。

  • ジョジョの奇妙な冒険が乙一執筆で甦る。漫画の空気感そのままに文字だけでも頭の中に広がる世界観。半端ない。先を読まずにはいられない作品。

  • 本書の舞台は第4部!今から20年以上も前になるのかなぁと、ふと思う。

    東方仗助、虹村億泰、広瀬光一、岸辺露伴は当たり前に登場し、広瀬君の恋人やスタンド使いの料理店、鉄塔男の話まで作中で語られるので、第4部のファンは非常に懐かしい気持ちで読めると思います。

    何れにしても杜王町はスタンド使いの多い街ですね。
    本作の主人公は、その新たなるスタンド使いになります。


    岸辺露伴の年齢が二十歳というのに驚きです。

  • JOJOの雰囲気も乙一らしさも出てるように思う。特に感情移入の能力は双方の良い架け橋になっている。マンガのノベライズにしては良い出来ではないでしょうか

  • 『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない(第四部)』のスピンオフ小説。

    でもこれは完全に乙一ワールドになっている。乙一は数作しか読んでいないが、彼のリリカルでダークネスな世界観とジョジョの実は結構残酷な部分が見事に合致した作品だと思う。

    もちろん四部の主要登場人物や舞台杜王町について要所要所で触れてくるので、乙一が四部をかなり読み込んで書いているのがファンならわかるだろう。

    ここに登場する新たなスタンド使いとそのスタンドもかなり面白い。……といっても笑えるわけではなくて、苦悩に満ちた復讐の物語だ。わりと途中で物語の全貌は見えてくるのだけれど、彼が生まれ出でる発端となった事件は恐ろしく辛い。ラスト近く、彼が出自を知り、その場所へ向かった時のことを語る場面は切なく胸に迫った。

    最後の最後に復讐の最終形態がわかるのだが、語り部の広瀬康一は、黙って見送るしかない。

    スタンドという超能力の部分を無視してこの作品を読むことは無理であるが、原作マンガを読んだことがなくても、普通のミステリとして読めると思う。

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著者プロフィール

1996年、『夏と花火と私の死体』で第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞しデビュー。2002年『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞を受賞。他著に『失はれる物語』など。

「2020年 『小説 ドラマ恐怖新聞』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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