鍋奉行犯科帳 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.85
  • (14)
  • (40)
  • (22)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 186
レビュー : 29
  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087450224

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 癖が強いお奉行様の独り相撲かと思って読み始めたら取り巻く周囲の人物も環境も癖の強さを楽しんでいて面白かった!
    挿絵のある時代小説も初めてではんだかほっこりしましたし、長年に渡って疑問だったうなぎのマムシの謎が解けたと親も喜んだ良書

  • 江戸グルメのお話かなー笑
    読みやすいですし、出てくるご飯が美味しそうです。
    ドラマになりそうな軽いテンポで進んでいきます。1話読み切りタイプなのではいりやすいです。

  • 田中啓文のキャラってなんか好き。
    朝ドラみたいなムカつく関西弁じゃない
    登場人物の会話も好き。
    最後の一話で美味しい和菓子が食べたくなった。

  • 『こなもん屋うま子』があまりに楽しかったので、この著者の時代小説ならば、あまり時代小説に慣れていない私でも読めそうだと、シリーズを大人買い。期待を上回る楽しさでした。

    大坂西町奉行所に赴任してきたのは巨漢のお奉行様、大邉久右衛門。どケチなくせして、食べるものに関してだけは金に糸目をつけず。しかも、旨いものと見るや自分の分だけではなく、与力や同心たちにも食え食えとうるさい。付いたあだ名は鍋奉行、大鍋食う衛門。食べること以外に興味はないのかと思いきや、事件が起こればぼそっとつぶやいて解決の糸口を示す彼に、まわりはすっかりペースを乱され巻き込まれ。

    主人公は久右衛門というよりも、若い同心の村越勇太郎。勇太郎の目線で描かれる事件の過程や久右衛門の言動がものすごく楽しい。シリーズ1作目となる本作では、ふぐ、鰻、鰹節、餅菓子が登場。旨いものを食べれば気持ちが安らぐ。豪快な書きっぷりながら、料理についての描写は子細に渡り、胃袋も刺激されることまちがいなし。辻斬りやら仇討ちやら、穏やかとはいえない事件なので、そこは少しバランス悪し。時代が時代だけに合っているとも言えますけれども。

  • 20170226 グルメ小説のようで犯科帳になっているのは、登場人物のキャラクター設定が良いからだとおもう。シリーズものとしても続けやすいのではないだろうか。

  • 大阪西町奉行に赴任してきた大邉久右衛門は、とにかく食い気優先でわがままで仕事はいい加減。しかし事件が起こると意外なひらめきを見せて…
    型破りな大食漢が主人公の短編集。ふだんは食へのこだわりで周囲を振り回すが、意地汚いのに部下たちにも強引に振る舞ってやる気前のよさもあり、ズボラなようでしっかり事件を解決する奉行はなかなか憎めないキャラである。
    フグ、ウナギ、鰹節、生菓子と各話にテーマとなる食べ物があり料理の蘊蓄が楽しい。ストーリーも意外にちゃんとミステリだし、続編も読んでみたい。

  • (収録作品)フグは食ひたし/ウナギとりめせ/カツオと武士/絵に描いた餅

  • 同心、村越勇太郎がグルメな大阪東町奉行、大鍋久兵衛に翻弄されながらも事件を解決して行くお話し。
    勇太郎の恋の行方は次巻以降へ。

  • (リリース:あやさん)

  • 大阪のお奉行さん大邉久右衛門、人呼んで「大鍋食う衛門」大食漢で美食家で豪快でめちゃくちゃな性格だけど、憎めなくて楽しい。久右衛門に振り回される周りの人たちもキャラが立っていて、所々挟まってるイラストもかわいい。出てくるお料理はおいしそうだし、蘊蓄も面白い。また面白いシリーズを発見してしまった。
    天晴れじゃあっ!

全29件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1962年大阪市生まれ。「銀河帝国の弘法も筆の誤り」で星雲賞国内短編賞を受賞。09年「渋い夢」で日本推理作家協会短編部門を受賞。「水霊」「忘却の船に流れは光」「落下する緑」「笑酔亭梅寿謎解噺シリーズ」「伝奇学園シリーズ」など著書多数。近著は『アケルダマ』『イルカは笑う』『猫と忍者と太閤さん』など。ジャンルを問わず活躍中。

「2018年 『警視庁陰陽寮オニマル 魔都の貴公子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

鍋奉行犯科帳 (集英社文庫)のその他の作品

田中啓文の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三浦 しをん
米澤 穂信
有効な右矢印 無効な右矢印

鍋奉行犯科帳 (集英社文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする