太陽のパスタ、豆のスープ (集英社文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087450262

作品紹介・あらすじ

人生は自分の気持ち一つで変わるんだ!
結婚式直前に婚約を解消された明日羽(あすわ)。傷心の彼女に叔母のロッカさんが提案したのは“やりたいことリスト"の作成だった。自分の気持ちに正直に生きたいと願う全ての女性に贈る感動の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 結婚寸前で婚約解消された明日羽(あすわ)。これがどれ程のショックか想像するだに胸が痛くなる。ドン底、と言ってもいい程かもしれない。
    明日羽は叔母の六花(ろっか)の勧めからドリフターズリスト=やりたいことリストを作成する。自分の中の可能性にチャレンジし、成長をしていく姿に共感をさそわれる。何気ない日常をこのように切り取れる宮下奈都さんの筆力は流石だ。
    もちろん習い事をしたり旅に出るのもいいのだと思うのだけれど、「読書」はとびきり効果的なのだと思う。読書習慣は続けた方がよい。読むたびにきっと自分に深みがひとつ増すと思えるのだ。それは積み重なると大きなものになると思う。

    忘れられない体験がある。私は高校で競技から一旦離れた。ところが大学でも競技を続けた仲間は別次元のように強くなっていた。もはや追い付くことができないほどに圧倒的な差になっていた。平凡を続けていくと非凡になれることを思い知った。もしかしたら私もそうなれる可能性を有していたのかも知れない……。このことは私の中で忘れられない体験として今でもはっきりと生かされている。
    以来、何かを始めたらしぶとく続けることを選んでいる。続けることで非凡にはなれないけれどもいっぱしはなれると思うからだ。その中に、これくらいならできると思えるものがあったなら、それが自分の原点となり、自分を支えていくものになり得ると思う。

    明日羽は、ドリフターズリストをつくりチャレンジを続けるうちに人間的に大きく成長する。自分の世界を広げていく。その過程を読みすすめていけるのが本書の大きな魅力だ。等身大の主人公に大きな賛辞を送りたくなるのだ。自分が挑戦したものが自分を作っていく。そんな毎日が送れたら楽しいだろうと思えた。自分がドリフターズリストを作るとするなら何を書くだろう。そんな事を考えつつ、楽しく自分のことのように読めたので☆5。

  • いきなりこの本と関係のない私事で恐縮だが、昨日ファイザーの2回目を接種した。ありがたいことに副反応はそれほどでもない。発熱はないし、接種された腕もそれほど痛くない。体調が悪くならないので今日は軽くジョギングまでしてしまったほどだ。
    接種されて痛みを伴った僕の腕を叩いて、普段の仕返しをしようと目論んでいた娘は残念そうに、「年寄りだからね。副反応少ないよね」と捨て台詞を吐いていった…
    まあいい。悔しそうな表情を見たら暴言も許せる。


    会場での接種後15分待機の時、軽く読むつもりで選んだこの小説、自己啓発系でした。
    もしかしたら、失恋直後の女子には効く、かもしれない。


    突然理由もわからずに婚約解消された明日羽(あすわ)は、とても不味い太陽のパスタを作る六花(ろっか)さんにドリフターズリストを作ることを勧められる。

    ドリフターズといってもヒゲダンスとか早口言葉のリストではない。ドリフター(漂流者)の指針となるリスト。やりたいことを書き出すリスト。

    リストの書き出しとか明確化を進めることで、明日羽は失意のどん底から立ち直り、主体性を獲得していく。
    「私が選ぶもので私はつくられる」と気づいていく。
    そんな物語。

    読んでいて、「引き寄せの法則」を思い出した。
    たくさんある望みの中から、特に自分にとって大切な望みを選び、強く成功したときのことをイメージすることで、その夢が叶うという法則。

    成功したイメージを強く持つことは成功のためにとても重要。成功のためにブレない行動をするためには、しっかりと考え込んでイメージを明確にしておかなければならないから。

    なんというか、考えてみると当たり前のことなんだけどね。なかなかできない。

    実際に夢が叶うか、よりも、成功のイメージを強く持つために考えて行動する過程が人生の豊かさを生み出す、というふうに僕は捉えている。

    だから、夢や望みは実は叶わなくてもいい。そこにあればいい。そして夢や望みのために努力することこそ、幸せになる秘訣なんだ、と思う。


    ところで、この本を読みはじめた時、僕のApple Musicは、ジャズピアニストの上原ひろみさんの最新アルバムを勧めてきた。このアルバムには「ドリフターズ」という曲が入ってて、なんたる偶然と驚いた。Appleよ、僕の読書傾向をアルゴリズムで解析しているのか?と軽く訝しく思ったがリピートして聴いていた。
    上原さんの「Silver Lining Suite」、なかなか良いアルバムです。

    あと、タイトルから想像できるとおり、食事や料理の場面もたくさん出てくる。
    「毎日のごはんがあなたを助ける」のだ。

    ここらへん、チャットモンチーの「愛捨てた」という曲を思い出させた。

    ♪ こんなに悲しい夜でさえ
    やっぱりお腹は 空くのだから
    私は まだ 人を好きになるのでしょうか ♪

    名曲です。

    • たけさん
      くるたんさん♪
      コメントありがとうございます!

      僕もちょうど24時間後が山でしたね。と言っても多少熱いと思う程度で。昨日は気温が高かったの...
      くるたんさん♪
      コメントありがとうございます!

      僕もちょうど24時間後が山でしたね。と言っても多少熱いと思う程度で。昨日は気温が高かったので、体温そのものの上昇なのか見分けがつかないほど微かな変調でした。

      ご主人がMで無発熱というのはラッキーでしたね!
      2021/09/20
    • naonaonao16gさん
      たけさん

      熱はほとんど上がらなかったんですが、昨夜は腕が痛すぎて眠れず、今日はだるさで1日終わってしまいました…
      アセトアミノフェンで復活...
      たけさん

      熱はほとんど上がらなかったんですが、昨夜は腕が痛すぎて眠れず、今日はだるさで1日終わってしまいました…
      アセトアミノフェンで復活です!
      熱出なくても結構しんどいですね…
      ちなみにFでした。
      2021/09/20
    • たけさん
      naonaoさん、大変でしたね。

      僕は腕はさほど痛くないし、だるさは全くなく終わりました。腕はむしろ一回目の方が痛かった。

      アセトアミノ...
      naonaoさん、大変でしたね。

      僕は腕はさほど痛くないし、だるさは全くなく終わりました。腕はむしろ一回目の方が痛かった。

      アセトアミノフェンは効くようですね。復活できてなによりです!
      2021/09/20
  • 『みんな仲良くしましょう』『あいさつをしましょう』『外でげんきに遊びましょう』小学校の教室の前の壁にこんな言葉が貼り出されていたのを覚えています。特に意識して考えたことはありませんでしたが、これは誰が誰に言った言葉だったのでしょうか。立派なことを言っているようで極めて抽象的な言葉。投げられた後、具体的な宛先なくさまよう、受け取ってもらえる相手のいない言葉たち。

    『だってせっかくおいしいごはんを食べるのに、先に嫌な話をされちゃったら台無しじゃない 』という主人公・あすわ(明日羽)に対し、『おいしくごはんを食べた後に嫌な話をされたら、それまでのおいしかった時間まで裏切られたような気持ちになるだろうから』と答える譲。こういう二択って他にもたくさんあると思います。好きなものは先に食べるのか、最後まで取っておくのかなども人と人との愛称を見る上でよく語られますが、こういった一見些細なことが実はとても大切とも言えます。そして、そんな二人が一緒に歩むことはなかった。結婚を目前に別々の道を歩むことになった あすわ。

    『ベッドに仰向けになったまま、板張りの天井の節目を数えた。数えながら、もうこのまま起きないでおこう、と思った。起き上がる勇気なんか私にはもうない』すっかり気落ちしてしまった あすわに叔母のロッカが声をかけます。『やりたいことや、楽しいこと、ほしいもの、全部書き出してごらん』。『ドリフターズ・リスト』それは漂流者のリストという意味も持つ『溺れそうになったものが藁をつかむように縋るリスト』という明日に向かって生きようとする者が綴るやりたいことのリストです。『食べたいものを好きなだけ食べる。髪を切る、…』と あすわは書き出します。そして、『やりたいことをやる』と最後に書き足した あすわ。でも、書き出すだけではダメでそれを自分で一つずつ叶えていくよう諭されます。

    やりたいことを書き出しなさいと言われた時、あなたならどのように書くでしょう。『○○がしたい』『○○をやりたい』そんな箇条書きを書く人がいると思います。その一方で、『○○をする』『○○をやる』、希望ではなく、断定した形で書く人もいるかもしれません。断定調で書いたことをロッカに指摘された あすわ。最初は戸惑いながらもリストに書いたことに向き合い、さらにリストを見直しながら前に進んで行く日々が始まりました。

    『自分を探したって始まらない。私には何にもないんだから。探すんじゃなくて、新しく付け加えるのだ。そうして、なりたい自分になる』

    小学校の教室に掲げられている誰が誰に言っているのかもわからない『○○しましょう』ではなく、『○○したい』『○○やりたい』という希望の表明でもなく、前に進むには気持ちだけじゃなく、実際に足を踏み出すことが必要です。最初の一歩を踏み出せば、自然ともう片方の足もついてくる。そしてそれが歩みとなり、自然と前に進んでいける。そのきっかけはなんだって構わない。書くのが嫌なら、書かなくてもそらんじればいい。大切なのはこうありたいと願い、少しづつでも実際に前に進んで行くこと。

    感想でまとめると、何だかとても簡単で当たり前のようにも感じてしまいます。でも、なかなかにそれは難しいことでもあります。この作品で宮下さんは、どん底にいた あすわが再び前を向くだけじゃなく、前よりももっともっと力強く歩いていくための力を得ていく姿が、あすわ自身が他の人とのかかわりを通して自ら切り開いていく姿が、一つひとつ丁寧に描かれていました。

    あなたが思っている以上にあなたはみんなのことを見てあげている。そして、あなたが思う以上にみんながあなたを見てくれている。人はいつか前を向く、その瞬間に声をかけてあげて、そして、声をかけてもらう。でも最後は自分が勇気を振り絞って顔を上げる。前を向く。以前よりももっと顔を上げてしっかり前を向く。

    宮下さんが投げかけてくれる気づきの言葉、きっかけの言葉の数々。新しく社会人となられる方には宮下さんの「スコーレNo.4」を是非読んでもらいたいと感想に書きました。そして、この作品は、社会に出て歯車の一部になった自分に疑問を感じた時、自分に自信を失ってしまった時、そんな時に是非手にしていただきたいと思いました。
    とても優しく丁寧に語りかけてくれる作品です。

    今日も顔を上げる。前を向く。
    うん、今夜は豆を買って帰ろう。
    あったかいスープを飲もう。
    そして、また。

  • 清々しい読後感。
    正直、こんなに感動するとは思ってなかった。
    恋人から突然婚約破棄された明日羽。
    叔母のロッカさんに提案され、“ドリフターズ・リスト”を作成することに。
    失意のどん底にいた明日羽は、リストを道標に次々と事を進めようとするのだが…。
    明日羽のことが、飾らないありのままの姿で、等身大で描かれているから、こちらにも気持ちよく伝わってくるし、悲しい出来事があったはずなのに、階段を一段一段、踏み外しそうになりながらまた一段と登っていくような姿が、見ていて何だか嬉しくなってくる。
    明日羽って、きっとものすごく素直な子なんだと思う。
    自分に微妙に自信のないところとか、自分で勝手に物事に線引いちゃってるところとか。
    でもそのことがかえって読む方にも元気を与えてくれているのだと思う。
    失敗や傷つくことを恐れなくてもいいんだ。周りにはいつも人がいてくれる。
    リストだって、好きなように書けばいいんだ。要らなくなったら捨てればいい。
    気持ちがすっと楽になりました。
    宮下奈都さん、これからも、もっともっと読んでみたいです。

  • 漠然と思い描いているリストはありますが、はっきりとは書いていません。
    明日羽なりに、ドリフターズリストの役割を模索する。自分よりずっと若い明日羽や明日羽を支える周りの人たちに感情移入する。明日羽のなにに共感したかといえば、一つ叶えるごとに自然と顔を上げていると実感したことや、自分が思うそれより、周りの人々の温かさに触れたことや、自分自身が自分を縛っていたと気づいたことや…
    解説がとても沁み、9不可能リストへ戻り、読み返した。全体を通し、優しい言葉の中にじわじわと力強さを感じた。これはゆっくり読みたいと思った。
    難しく考えず、探すんじゃなくて、新しく付け加えればいい。一時しのぎの立ち直りではなく、ふりだしを超えていこう。土台を作ろう、という再生の物語。
    ふだんの食事が大切、「毎日」がいちばん偉い。
    とても響いた言葉は、「選んだのも、選ばれなかったのも、私だ。私に起こった出来事だ。それらは私の一部になる。私の身体の、私の心の、私の人生の。」

  • You are what you eat.
    英語を勉強してた頃に覚えたフレーズ。
    この小説を読み始めてすぐに頭に浮かんだフレーズ。

     婚約破棄で落ち込んだ主人公が、周りの人達から少しづつ小さなヒントのフラグメントをもらって立ち直る物語。ドリフターズリストは書いたり消したりして、それこそが前に進むための原動力。
    温かい小説でした。

  • 自分は一度挫折した人間が
    そこから這い上がる過程を描いた話に滅法弱い(笑)

    つまり再生の話だ。


    長年生きていれば
    挫折や失望、裏切りなどで立ち止まってしまう瞬間があるのは
    当たり前の話で。

    そこから
    いかにダメージを受けずに生きるか、
    受けたダメージを次にどう生かすかを
    暗闇の中、学習していけるかが、
    生きていく上での最大の課題になってくる。
    (それを人は成長と呼ぶんだろう)


    そういう人生の教科書となりうる小説が
    瀬尾まいこの「天国はまだ遠く」「幸福な食卓」であり、
    吉本ばななの「ムーンライト・シャドウ」や西加奈子の「さくら」であり、
    木皿泉の「昨夜のカレー、明日のパン」であるんだろう。

    傷ついたことのある誰もが共感しやすく、
    明日を生きる後押しとなる
    そんな「再生の物語」は
    つまり人の心を激しく打つのだ。


    初めて読む宮下奈都さんのこの作品も
    まさにそう。

    結婚式直前に突如婚約を解消されてしまった
    20代後半で
    しがないOLの明日羽(あすわ)。

    予想だにしない突然の展開に
    取り乱し茫然自失な彼女を救ったのは、
    自由奔放に生きる変な叔母(笑)こと、ロッカさんが教えてくれた
    やりたいことを書き記したリスト、
    つまり「ドリフターズ・リスト」なるものだった…。


    結果的に彼女の運命を変えることになる
    母の妹で六花と書く、
    このロッカ叔母さんがとにかくいいキャラで、
    助演女優賞をあげたいくらい
    印象的で存在感抜群。
    (ジュリーと少年ジャンプが好きで、自分を奮い立たすために変な小躍りをしたり、気負いなく飄々として掴みどころのない様は女優の小林聡美をイメージして当て書きした感じ笑)

    そして明日羽を助けるもう一人が
    京介という名前を封印した
    美容師で幼なじみの京(きょう)。

    ランチ仲間で明日羽とは
    職場の同僚の郁ちゃん。

    この身近な二人の凛とした生き方が
    意気消沈する明日羽を支え、
    本当は知らないところで
    誰もが何かと戦っていることに気づかされていく。


    自分自身、やりたいことや楽しそうなこと、欲しいものなどを書き出した
    魂の漂流者たちの指針となるリストの存在は以前から知ってたけど、
    その活用方法はこの作品で初めて知ったので
    いろいろ参考になったけど、
    コレがいざ自分が書こうと考えてみると
    実際難しい( >_<)

    しかし、宮下さんは
    難しいことやリストがすべてじやないことを承知の上で、
    人が本気になるまでの経緯や
    きっかけを
    歌うように滑らかでユーモア溢れる筆致で
    サラリと読ませてくれる。

    物語の中、傷心の明日羽は
    ロッカさんにそそのかされるまま(笑)
    実家を出て一人暮らしを始め、
    髪をバッサリ切り、
    幸せを呼ぶ黄色い鍋を買い、
    極上のエステを経験し、
    青空マーケットに出没し、
    料理に名画に名作小説に
    身近過ぎて気付かなかった家族の思いに触れ、
    空っぽだった自分に憤慨し、打ちのめされながらも
    少しずつ、一歩ずつ、
    揺らがない自分の核を手に入れていくのだ。


    人は生きる上で無意識のうちに
    様々な選択を迫られ、
    その都度自らの意思や
    経験から基づく直感で選びとって生きている。

    その選択の方向性を左右したり、判断基準に大きな影響を及ぼすのが
    日々の考え方であったり、
    自分という人間の欲求を
    どれだけ自分が理解しているかだったりする。

    つまり、リストを書くことは
    自分を見つめ直し、
    常に意識的に行動することで
    無意識に最善の道を選ぶための訓練でもあるんだと思う。

    備えや準備なきところに
    決してチャンスは訪れないし、
    例えチャンスが舞い込んだとしても
    備えがなきゃ
    それにさえ気づきはしないのだ。


    それにしても、宮下さん
    食べ物を描くのが
    本当に上手い!

    ゆかり堂のかりんとうや
    なかむらのスポンジケーキの耳(笑)、
    ひじきの煮付けや白ご飯が美味しいと評判の
    クリント・イーストウッド似の店主がいる定食屋、
    邪道なピーナッツなんて最初から入っていない(笑)村田屋の柿の種、
    兄の作る「気合いを入れない」ホットケーキと冷えた缶ビールなど、
    明日羽やロッカさんがセレクトした様々なおやつや食べ物の描写が出てくるたびに
    食いしん坊体質の自分は涎タラタラで悶絶しておりましたよ…(*_*;


    勢いの結婚も有りではあるけど、
    どんな時も誰かに依存するのではなく、
    自分の人生を自分で引き受ける気概は持ってたいと思う今日この頃(笑)、  
    いやぁ~、本当にいい小説を読ませてもらった。


    失恋の痛手から立ち直れない人や
    履歴書の趣味・特技欄に何も書けない人、
    自分の中の欲求と質を理解したい人、
    自分改革をしたい人に断然オススメの小説!

    • 円軌道の外さん

      PEACEFULLY BOOKSTOREさん、
      はじめましてですね(笑)
      遅くなりましたが
      嬉しいコメントありがとうございます!
      ...

      PEACEFULLY BOOKSTOREさん、
      はじめましてですね(笑)
      遅くなりましたが
      嬉しいコメントありがとうございます!

      コレ、ホンマいい話なんですよ!( >_<)
      再生の物語って
      うまくいかない時の自分の心と共鳴して
      そこから一歩踏み出すための
      思わぬ力を与えてくれたりしますよね。

      どんなにツラい時でも
      「ナニクソ!」っていう気概だけは持っていたいし、
      それさえなくさなきゃ
      どんなにどん底だって思えても
      案外乗り切れるもんです(笑)

      また読んだら感想聞かせてくださいね(^^)

      あとでそちらの本棚にも
      お返しに伺いますんで
      よろしくお願いします!







      2014/11/01
    • kwosaさん
      円軌道の外さん!

      おひさしぶりです!!
      『夜よ鼠たちのために』へのコメント、ありがとうございます。
      コメントへの返事も差し上げてま...
      円軌道の外さん!

      おひさしぶりです!!
      『夜よ鼠たちのために』へのコメント、ありがとうございます。
      コメントへの返事も差し上げてますので、お暇な時に読んでください。

      円軌道の外さんの本棚に『よろこびの歌』も登録されたので「おっ、読んでる読んでる」とニヤニヤしていました。

      僕もいよいよ西加奈子さんを読む時なのかなぁ、と最近感じています(自分の生活のなかで引っかかることが多くなってきたので)。

      大阪(?)の地元の本屋さんが発行した小冊子が売っていて(300円くらい)、書店員さんと西さんの対談がよかったです。
      あと今号のダヴィンチにオードリー若林との対談が載っていて、新日本プロレスの棚橋についてお互いに熱く語っています(!)
      僕はプロレスはよくわからないけど、とにかく西加奈子は最高におもろいってことはわかりました。

      お酒? 大好きです!
      でも、ようやく最近になって弱いということがわかりました(笑)
      それでも量は飲みます。
      そして楽しい雰囲気が好き。
      料理は食べるのも作るのも大好き。

      酒飲みたいですねぇ。
      本を肴に。
      そのときはひよこ豆カレー、作りましょうかね。
      ちなみに、福岡在住です!
      2014/11/13
    • 円軌道の外さん

      kwosaさん、こちらにもありがとうございます!

      あははは(笑)
      kwosaさんは僕が最も信用するレヴュアーなんで、基本紹介され...

      kwosaさん、こちらにもありがとうございます!

      あははは(笑)
      kwosaさんは僕が最も信用するレヴュアーなんで、基本紹介されたものは
      必ず読みたいリストにメモして
      一つずつ手を出してます(笑)

      西加奈子さんはホンマオススメだけど、
      その人その人に合った
      読むに値する時期ってのがありますよね。

      てか、その大阪の地元の本屋さんが発行した小冊子気になります!

      あとそのダヴィンチ
      僕も読みましたよ~(^^)
      最近NHKの朝イチという情報番組に西さんがゲストで出られて、
      サプライズゲストで棚橋選手からの応援ビデオが流れた時の西さんの喜びっぷりも面白かったです(笑)
      ああ~、この人、ホンマにプロレスが好きなんやなぁ~って思ったし。

      あははは(笑)
      僕も顔に出る体質なので
      おそらくお酒は弱いんやろうけど、
      師匠と同じくみんなでワイワイ呑んでる雰囲気が好きやし、

      騒がなくてもチビチビ呑んで
      なんやかんや熱く語ってるあの酔っ払いの空気感が好きなんですよね~(笑)(^^;)

      おお~っ!ひよこ豆カレー
      食べてみたいっっ!!( >_<)( >_<)( >_<)
      ↑どんなけ食べたいねん

      kwosaさん、福岡かぁ~
      福岡ならいい飲み屋や屋台なんかも沢山ありそうですよね~♪


      2015/04/14
  • 再読。

    主人公、明日羽が絶好調からどん底に落とされるところから物語が始まる。だから最初から私も暗い気持ちになってしまう。どんどん元気になっていくはずだと思ってたんだけど、なかなかそうはならない。前向きになったと思ったら問題にぶち当たり、また後向きになる。この繰り返しでなかなか前向きにならなくて、私もずっと落ち込み気味。明日羽の問題に共感してしまい、明日羽が悩むたびに、私だったらどうするのだろうか?と考えさせられた。明日羽に早く元気になってもらわないと、私もずっと暗い気持ちのまま。だから早く元気になってー、と心から願った。以前読んだときはこんな風にならなかったと思うんだけどな…。
    最後は立ち直って元気になって本当に良かった。

    明日羽は人に恵まれてると思う。家族、叔母のロッカ、幼馴染の京、エステティシャンの桜井恵、同僚の郁ちゃん、先輩の山吹さん。みんな良い人たち。この人たちがいたから、明日羽は成長できたんだと思う。

  • 自分がどうしようもなくちっぽけな人間に思えて、嫌になって、落ち込んで、周りの人が輝いて見えて、置いていかれると思って、焦って、落ち込んで‥。
    じゃあ、焦って追いかけようとするかといえば、どこにも進めずにただ泣いているだけ。嘆いているだけ。
    そんな自分にまた失望して…。

    どうしたらこの負の連鎖から逃れられるのか。
    この物語の主人公、あすわは婚約していた相手から突然別れを切り出される。
    大切な相手からの拒否。
    信じていた未来の消滅。
    「ひどい!」と相手を憎むことも出来たのに、自分がダメなんだと思ってしまう彼女の気持ちがよく分かる。

    自信なんてないよ。
    いつだって不安で、必死で、ただ笑っていたいだけ。
    自分のことなんて好きじゃない。
    大好きな人と笑っている時間が好きなだけ。
    大好きな人が好きだと言ってくれる自分の一部が好きなだけ。

    あすわは「ドリフターズ・リスト」を書くことで、無理矢理にでも自分を動かした。
    ロッカさんや、京ちゃんや、郁ちゃんや、お父さんや、お母さんや、お兄ちゃんや、いろんな人に会うことが出来た。
    そこで笑えたことが大きかったんだと思う。
    毎日のようにご飯を一緒に食べてくれたロッカさんの存在は特に。
    一人でいたって立ち直れない。
    大好きな誰かと笑いあうことでしか力は生まれない。

    もうダメだ。
    私なんてどうしようもないって思ってしまう時には、「そんなことない」と言ってくれる人、何にも気にせずに話してくれる人の側に行こう。
    逃げてるとか、ずるいとか、知ったこっちゃない。
    笑えなきゃ何も出来ないし、変われない。
    本当にそう思うから。

    • takanatsuさん
      まろんさん、こんにちは。
      コメントありがとうございます。
      私は落ち込んだ時にぱーっとストレス解消出来ずに内にため込んでしまう傾向にあって、ど...
      まろんさん、こんにちは。
      コメントありがとうございます。
      私は落ち込んだ時にぱーっとストレス解消出来ずに内にため込んでしまう傾向にあって、どうにか気分を変えなきゃってもがいてもうまくいかないということを繰り返してきました。
      だからこの本を読んでロッカさん達の存在によってどうにか進み始める明日羽の姿にとても共感しました。
      私もロッカさん達に支えられてきたから今まで何とかやってこれたんだな…と思って。
      とは言っても、落ち込んで支えてもらってばっかりじゃ申し訳ないので私も返していかなくちゃですよね!
      「可愛いし、なによりおいしそう(*'-')フフ♪」
      表紙、素敵ですよね♪
      皆さんのレビュを読んでずっと気になっていたのになかなか手に取る機会がなかったのですが、本屋さんでこの文庫本を見たら迷わず買ってしまっていました。
      あ…落ち込んでいる時に本屋さんで文庫本の大量買い(しかもほとんど衝動買い)をしてしまうことが多いので、それも気をつけなきゃ…。
      2013/04/25
    • kwosaさん
      takanatsuさん!

      おはようございます。(いまは朝です。こちらはとても天気がいいですよ。)

      『よろこびの歌』で宮下奈都 さんに出会...
      takanatsuさん!

      おはようございます。(いまは朝です。こちらはとても天気がいいですよ。)

      『よろこびの歌』で宮下奈都 さんに出会い、この本で完全にハマりました。

      『太陽のパスタ、豆のスープ』
      本当にいい本ですよね。なにより名前が美味しそうでいい(みなさんがおっしゃるように文庫の表紙も美味しそう。僕が読んだのは単行本でしたが)。

      そう、僕自身は気分が沈みがちな時は、とりあえず「うまいものを喰う」「太陽の光を浴びる」で乗り切っているので、とても惹かれるものがありました。

      日々の些細なことをていねいに見直すことを教えてくれたこの本。
      ささくれた心の肌理が次第に整っていく感じがここちよいです。

      あ…文庫本の大量買い、これはやっちゃいますねぇ。
      2013/04/25
    • takanatsuさん
      kwosaさん、こんにちは。(お昼休みです。こちらも良いお天気です♪)
      コメントありがとうございます。
      Kwosaさんの『よろこびの歌』のレ...
      kwosaさん、こんにちは。(お昼休みです。こちらも良いお天気です♪)
      コメントありがとうございます。
      Kwosaさんの『よろこびの歌』のレビュ、覚えています。すごく読みたくなったので。
      この本もなのですが、読みたい本が多くて、読みたいと思った時に読める本はほんのひとつまみです。
      でも、この本はすごくいい時に読めたと思います。
      kwosaさんの仰る通り、自分の毎日を見直すことが出来ました。
      そして家族や友人の存在の大きさも。
      それにしても、タイトルの「太陽のパスタ」って素敵なネーミングですよね。
      まさか作中であんな扱いとは思っていませんでしたが…(笑)
      でもロッカさんの手料理食べたいです。
      というかロッカさんと一緒にご飯が食べたい。
      「あ…文庫本の大量買い、これはやっちゃいますねぇ。」
      kwosaさんもやっちゃいますか…。
      選んだ本を抱えて帰るのが幸せなんです。
      どれから読もうかな♪なんてウキウキして…、それで何冊の本が積読状態のままになっているか…。
      反省です。
      2013/04/25
  • 読んで良かった。
    ただやりたいことを叶えていくだけの話かなって思ったけど、その中で挫折と葛藤と気付きがあって、主人公がゆっくり前を向いていく姿がとても良かった。
    あと文章が優しくて、寄り添ってくれる感じがする。ひとり寂しい夜に読みたくなる。毎日を丁寧に、自分に素直に生きるって大切だよね。

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著者プロフィール

1967年、福井県生まれ。上智大学文学部哲学科卒業。2004年、第3子妊娠中に書いた初めての小説『静かな雨』が、文學界新人賞佳作に入選。07年、長編小説『スコーレNo.4』がロングセラーに。13年4月から1年間、北海道トムラウシに家族で移住し、その体験を『神さまたちの遊ぶ庭』に綴る。16年、『羊と鋼の森』が本屋大賞を受賞。ほかに『太陽のパスタ、豆のスープ』『誰かが足りない』『つぼみ』など。

「2018年 『とりあえずウミガメのスープを仕込もう。   』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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