チア男子!! (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 1659
レビュー : 191
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087450323

作品紹介・あらすじ

大学1年生の晴希は、道場の長男として幼い頃から柔道を続けてきた。だが、負けなしの姉と比べて自分の限界を悟っていた晴希は、怪我をきっかけに柔道部を退部する。同時期に部をやめた幼なじみの一馬に誘われ、大学チア初の男子チームを結成することになるが、集まってきたのは個性的すぎるメンバーで…。チアリーディングに青春をかける男子たちの、笑いと汗と涙の感動ストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • とても良かったです。感動して涙が出ました。
    友人から勧められた読んだ本であり、青春爽やかスポーツ小説は苦手なんだよねーとひねくれたことを考えつつ、読んだらとても面白くてびっくりしました。
    所々予想外の展開があって面白かったし、何より登場人物達が優しく描かれていました。作者は男性だよねと思ったほど、柔らかい文章でした。
    最後のノートの使い方がとても好きです。

    • koshoujiさん
      初めまして。フォローいただきありがとうございます。リフォローさせていただきました。朝井君の作品は全てが面白い、感動すると言っても過言ではあり...
      初めまして。フォローいただきありがとうございます。リフォローさせていただきました。朝井君の作品は全てが面白い、感動すると言っても過言ではありません。レビュー楽しみにしております。最近あまり書いてないのですが、今後ともよろしくお願い致します。<(_ _)>
      2018/03/21
    • miyasitahajime8さん
      リフォローありがとうございます。今は、武道館を読み始めました。朝井君の本は全て感動するとのことで、今からワクワクしてます。
      遅筆ですが、少...
      リフォローありがとうございます。今は、武道館を読み始めました。朝井君の本は全て感動するとのことで、今からワクワクしてます。
      遅筆ですが、少しずつレビューを書いて行きたいと思います。
      今後ともよろしくお願いします。
      2018/04/03
  • こんなに純粋でまっすぐな小説を読んだのは、いつ以来でしょう。
    まぶしいほどの、青春スポーツ小説です。
    競技が下手くそな学生たちが集い、互いに励まし合って、やがて大きな大会に出るまで上達する。
    それぞれ抱えている悩みも、仲間同士のきずなで乗り越えていき、人間としても大きく成長する。
    定型といえば、これほどの定型もありません。
    でも、それで何か問題が?
    朝井リョウくんは、定型の物語を、ただの1ミリだってはみ出すことなく、むしろ定型の枠の中をめいっぱい使って書くことを選んだのだと思います。
    考えてみれば、これは実は難しいことです。
    定型の物語は、定型というだけあって、これまで多くの作家が書いてきたからです。
    読者からしたら、「ありがち」「飽き飽き」「またこれ?」です。
    つまり、あらかじめ大きなハンデを背負っている。
    なのに、朝井リョウくんは、このハンデを克服して成功させてしまったのだな。
    それに比べれば、奇をてらった小説を書くなんてたやすいことかもしれません。
    もっとも、説話的には定型ですが、題材は斬新です。
    そう、チアリーディングです。
    私を含む多くの読者は、チアリーディングについてあまりよく知らないことでしょう。
    でも、読後、その魅力にハマること請け合い。
    私なぞ、これからチアリーディングの動画を視聴しようと思っているくらいです。
    「あとがき」で朝井リョウくん(ごめんね、親しげな呼び方で。でも、そう呼びたくなるのよ)は、「一人でも多くの人にチアリーディングの演技に触れてもらいたい(中略)この物語がその一つのきっかけになれば嬉しい」と書いています。
    これも100%成功したのではないでしょうか。
    だって、あーた、最後の、あの2分30秒間の演技を描いたシーンの圧巻さったら。
    チームのメンバー一人ひとりが限界まで躍動し、弾け、爆発していましたよ。
    それも大勢の観客と一体となって。
    「人を応援することで主役になれる、世界で唯一のスポーツ」のチアリーディングの魅力を描き切った朝井リョウくんに拍手です。
    青春っていいな。

  • たぶんこういうタイトルの小説はこう書かれるんだろうなぁ、という期待を裏切らない小説。

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    大学1年生の晴希は、道場の長男として幼い頃から柔道を続けてきた。だが、負けなしの姉と比べて自分の限界を悟っていた晴希は、怪我をきっかけに柔道部を退部する。同時期に部をやめた幼なじみの一馬に誘われ、大学チア初の男子チームを結成することになるが、集まってきたのは個性的すぎるメンバーで…。チアリーディングに青春をかける男子たちの、笑いと汗と涙の感動ストーリー。

    【キーワード】
    文庫・アニメ化・映画化・大学生・チアリーディング・青春

    【映像化情報】
    2016年7月アニメ化
    出演:米内佑希・岡本信彦・杉田智和 他

    2019年5月10日映画化
    出演:横浜流星・中尾暢樹・浅香航大 他

  • 一言でいうと、“ザ・青春ストーリー☆”。爽やかで清々しくて若さ溢れる作品。可もなく不可もなく普通に読み終える事ができました。映画化もされているみたいなので、そちらの方が気になります。ウォーターボーイズの様に楽しく観れそうです。
    ストーリー自体はよくある話?なのですが、朝井リョウさんの言葉の使い方や表現力はとても素晴らしく、ただの青春小説と言ってしまうのはもったいない作品です。
    あたりまえの事なんかををさらりと文章にしていて、読んでいてハッとさせられる事が度々…。
    まだ若い作家さんなので、彼の成長と共に今後の作品も期待大です。

  • ありきたりな青春スポーツ物語(1からやりました!できました!みたいなやつ)を想像していたが、すみませんでした!面白かったです。
    チアに知識がないからどうかなと思ったが、ぐんぐん読めて映像が目に浮かんだ。
    主人公だけでなく、メンバーみんなの内側がしっかりと描かれていて、ひとつひとつに感動した。最後の大会のシーンはすごい。

    近くにいる人のことは意外と知ってるつもりになっているだけかもしれない。自分のことも知ってるつもりになっているだけかもしれない。

  • 期待して読み始めたんだけど、肩透かしをだった。「風が強く吹いている」ほどの感動はなく、「一瞬の風になれ」ほどの高揚感もなかった。
    素人がチアリーディングで全国大会優勝を目指す話。チームの人数が16人ってことで、一人一人の人物描写が深く描かれてないので、物語が浅くなってる。ゆえにイマイチ感情移入できなかった。
    ラストのノートの使い方は上手いと思うけど、それまでに感情移入できてないから、感動するまで気持ちが盛り上がらなかった。
    16人を描ききるのは難しいと思う。一馬と晴樹の部分は、さすがに丁寧に描かれているけど・・・。
    病院での一馬とチームメートの会話の場面は、ウルッときちゃった。

  • 意表をついた設定だと思ったけど、よかったです。
    こういう学生生活っていいなぁ

  • ボーイズ・チアリーディングチーム“BREAKERS”

    最高に気持ちのいい連中の、青春ド真ん中を貫くチアの物語。
    アツいです。燃えます。
    笑わせる所では本気で笑わせに来るし、目頭を熱くする所では油断すると涙の一粒や二粒などは容易く持っていかれそうになりました。
    しかし、大団円間近というところに来て文字が滲んでよく見えなかったのは印刷ミスなのかな…。
    あれ?あれ?違う?

    とにもかくにも、感情の振り幅の+とーの端から端までをこんなに揺さぶられたのは久しぶりでした。

    あ〜もう、小理屈はこれ以上要らない!
    とにかく気になったら読んでみてください。
    読後には胸の内から沸々と沸き上がってくる「何か」がある…はず?

  • う〜む、これは上手い!

    時間の流れ、物理的なもの/心理的な疾走感 そういうものの表現が
    とても上手い(美味い)!
    桐島のときは、どちらかというと心象風景がメインだったけど、
    こちらはスポーツを題材にしているから肉体の躍動とからめて
    心理描写が非常に小気味よく統合されてる。

    よく会話は「」でかこって改行することで、ある程度リズムを作る
    ような表現が主流だが、あえて改行しないで複数のセリフをべたで
    書き込んでる、誰が喋ってるかはおかまいなし。そういう
    表現が非常に効果的。改行してかつ ”と ○○はつぶやいた”
    みたいなのは確かに必要な場合もあるけど、もたつき感が否めない。
    村上龍もせりふを「」で囲むのは嫌だしかっこ悪いといってたな

    マイナーなスポーツ題材は 森絵都のDiveとか近藤史恵のサクリファイスとか三浦しをん風が強く吹いている 傑作がいろいろあるけど、いづれも 飛び込む/自転車で走る/駅伝とイメージはしやすい。チアリーディングなどというのは、読者の殆どが非常に曖昧なイメージしかもっていないものにあえて挑戦して、全く違和感がないどころか最後は眼前に彼らの動きが「見える/見えてしまう」
    これは 凄い表現力としかいいようがない

    終り方も秀逸!

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著者プロフィール

朝井 リョウ(あさい りょう)
1989年、岐阜県生まれの小説家。本名は佐々井遼。早稲田大学文化構想学部卒業。
大学在学中の2009年、『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビュー、後年映画化された。
大学では堀江敏幸のゼミに所属し、卒論で『星やどりの声』を執筆。2013年『何者』で第148回直木賞を受賞。直木賞史上初の平成生まれの受賞者であり、男性受賞者としては最年少。『世界地図の下書き』で、第29回坪田譲治文学賞受賞。
その他代表作に『少女は卒業しない』、映画化された『何者』がある。

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