いつもの毎日。―衣食住と仕事 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 359
レビュー : 30
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087450361

作品紹介・あらすじ

どうすれば心地よく、日々の仕事や暮らしができるのか?『暮しの手帖』編集長が自らに問いかけ続けて見つけた、自分らしいベーシックのかたち。毎日を豊かにするヒントがたくさん詰まったエッセイ集です。モデル・女優の菊池亜希子さんとの対談を特別収録。

感想・レビュー・書評

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  • ありのままの自分を知ること。
    すなわち、自分のベーシックを探すこと。
    それが『暮しの手帖』編集長が薦める、心地よい毎日を送るための第一歩です。
    本書では、読者の"自分のベーシック探し"のヒントになるよう、著者自身の衣食住と仕事についてのベーシックを綴っています。

    自分の着るものや持ち物を、質の高い、けれど色や形はシンプルなものにする…いいなぁ。
    良質な品をケアしながら長く使うことに憧れるくせに、それを実践するマメさが伴わない私ですが、30代になったことだし、1つくらいそういう物を持ちたいです。

    仕事について書かれた第三章は、読んで反省させられることばかり。
    折しも担当業務が繁忙期で、職場のデスクの上は目も当てられない散らかりよう…。
    職場のデスクはパブリックなスペース、という意識は恥ずかしながらゼロだったので、一人で赤面してしまいました。
    「「つもり」をやめる」という3ページほどの短い文章にガツンと頭を叩かれました。
    「つもり」は言い訳…なのに、ここ最近の私はこの言葉を使ってばかりじゃなかったかしら…。

    松浦さんの文章は本書で初めて読んだのですが、今後も定期的に読みたいと思います。
    特に仕事について書かれたものを。
    私自身の仕事に向かう姿勢を恥ずかしいものにしないために。

  • 先輩にオススメしてもらった松浦弥太郎さん。
    素敵です。
    大人だなぁ…。

    「自分のベーシック」
    あったらいいなとは思うけど、ここまで整理していくのは難しそう。
    でもなんとか頑張りたくなった。
    ものすごく素敵だから。

    第一章の「衣」のことについては、ピンとこない部分が多かった。
    性別の違いもあるのか、私があまりにもこのテーマに不真面目過ぎるのか。
    トラディショナルとか、考えたこともなかった。
    もういい年なんだから考え直さないとな…と反省。

    第二章の「食」と「住」のことは、もうこんな家に住みたいよ!と。
    良いもの、本当に気に入ったものだけを必要な分だけ持って、丁寧に使う。
    あれもこれもいいなとか、もらったものをもったいないからとかそんな使い方はしないわけですね。
    それだよなぁ…。

    第三章の「仕事」のこと。
    毎朝読みたいくらいです。
    出勤時に電車で読もうかしら。
    特に「「つもり」をやめる。」という文章。
    こんなにきっぱりと言われたら目を見て話が聞けないよ。情けない話だ。

    頑張って自分のベーシックを見つけよう。
    あともっと松浦さんの本を読んでみよう。

  • 菊池亜希子さんとの対談も良かった。
    そのなかで著者が、好きなものを相手に伝わるように正直に見せることは、人と人とが関わる大事なきっかけになると言っていて確かにそうだなと。

    すぐ思い浮かんだのは、神戸のパン屋さんで買ったピンクのトートバッグ。
    これを持って、初めてのカフェに行ったときに店主さんに「私もそこ行きました!パンおいしいですよね!」と笑顔で声をかけてくれた。
    初対面で話が弾むことはそうないので、とても嬉しくまた行きたいお店の一つになった。
    ピンクのトートが出会いのきっかけになった。

    そういう思い出や、自分のベーシックが、暮らしをつくるのだろう。
    何となく選ばないで集まったモノたちが、生きていくうえで自分の味方になってくれるのだと気づいた。

  • 松浦さんのお気に入り紹介。トラディショナルを大切にしている。

  • なるほどと思ったのが、「はじめに」にあった本書の目的。「ある一人のベーシックを例として、これがひとつのベーシックであれば、自分のベーシックはどんなものだろうかとよく考えて」、新しい自分らしさをスタートさせるというもの。
    この言葉があったおかげで、一歩引いて読めたかなと思います。「これは憧れる」、「そのやり方は自分には窮屈かも」等、色々考えます。

  • 著者の日常生活の指針みたいなものが書かれた一冊。
    それはいいアイディアだなと思うものもあれば、自分はちょっと違うなと思うものまで。
    特に、茶碗と箸を家族で同じものを使うという所は、自分の中ではかなり違和感があった。中国の文化ではそうだろうが、日本では唾液のつくものは人と分けるという習慣があるから、なんとなくしっくりこない感じがした。
    でも、全体的にこうありたいといったものは、なんとなく似ているので、少しずつ歳を重ねる中で著者のような生活に近づけて行けたらと思った。

  • 2016/6/25 22

  • 『暮しの手帖』編集長時代のエッセイ集。衣食住と仕事を観点に自身が思うベーシックを紹介。特にモノに対する考え方一つで生活の在り方も変わってくるように思える。

  • 日頃の固定概念を変えてくれる本。

  • 安定の満足感。

    特にグッときた箇所をいくつか。

    ダイニングテーブルは、
    家族がふらっと集まれる広場みたいな場所。

    やっぱりそこは好きな場所であるべきだから
    ある程度こだわってもいいのではないか。

    普段使う物は安物でも、
    よそ行きの物にお金をかけるのが少し前までの
    日本の価値観だったが、テーブルに20万円かけるなんて信じられないと言う女の子が、
    10万円のバッグを持ち歩くのは明らかに
    バランスが悪い。

    とにかく調和するか

    これがインテリアのポイントで、
    最小限にモノをとどめよう。

    食器は高価なモノではなくても、
    なるべく大量生産されていないモノを。

    一点モノを大切にすることの積み重ねが
    家を暖かくすると信じている。

    タオルはウエスティンホテルの。

    関係性を作るには、
    とにもかくにも積み重ねがものをいう。

    花はいい。

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プロフィール

エッセイスト。元『暮らしの手帳』編集長。

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