インディゴの夜 (集英社文庫)

著者 : 加藤実秋

• 集英社 (2013年4月19日発売)

作品紹介・あらすじ

DJやダンサーのような風貌の個性派ばかりが集まる渋谷のホストクラブ〈club indigo〉。女性オーナーの晶は、ホストたちとともに店に持ち込まれる事件を追うことに!? 大人気ミステリーシリーズ、新装版!

感想・レビュー・書評

[Ｒitaさんの感想 · 2023年8月6日]

ホストクラブ「インディゴ」のオーナーとホストが事件を解決していく話。ホストクラブとか未知の世界やからそれも相まって読んでてワクワクする。インディゴみたいな個性的で和気藹々としたホストクラブあったら楽しそう。よう行かんけど（笑）

[まままいさんの感想 · 2022年9月23日]

いわゆるミステリーや推理はあまり無いが、事件を軽妙で小気味が良く解決していく雰囲気と、適度に洒落ている世界観が好みだった。

主に物語の中心的な舞台となるクラブindigoのオーナーで、主人公の晶。彼女はサバサバとした性格で、夜の街の空気にも一切靡かず、本業もあくまでフリーライターとしており、一本筋が通った性格をしている。

そこがホストや水商売の問題に、真っ直ぐな感覚で切り込んでゆくのが、重くなく面白い作品だった。

[甘露さんの感想 · 2022年7月21日]

シリーズものには基本手を出さないのだが(新刊を待ったりモチベーションの関係で)インディゴの夜シリーズにはドハマリして渋谷スクランブルデイズまで読んでしまった。ホストが事件を解くという設定からまず面白い。気軽に読めるのでオススメです。

[むらのすけさんの感想 · 2021年6月4日]

カジュアルで読み易いミステリー。
1冊につき3~4話の短編が収録されており、起承転結が分かりやすいので、読書慣れしていない人にもオススメ。
作品の世界観や登場人物像的に、口語的な表現が多く、苦手な人には引っかかるかもしれないが、世界観に合っていて良いと思う。

10年ほど前にドラマ化されていたが、同じようにテンポよく読み進めることが出来るので、当時ドラマを観ていた人にもオススメしたい。

[UNOunoRUGAさんの感想 · 2021年5月12日]

矛盾のない人間などいないので、もがきながらでも少しでも潔く生きるべき

[haji07-2020さんの感想 · 2020年12月16日]

12月-16。3.5点。
クラブ系のホストクラブ。事件を解決していく連作短編。

設定が面白い。文章がスタイリッシュで読みやすい。次作も期待。

[fattycatloverさんの感想 · 2019年9月13日]

メゾンドポリスと同じ作者だったので。

渋谷川沿いにあるホストクラブは、
ＤＪやダンサーみたいな男の子がいる
変わったホストクラブ。
伝説のホストがマネージャ兼オーナーだが、
真のオーナーはフリーのライター二人。

内装と音響設備にお金をかけ、
有名クラブのＤＪに元一流ホテルのバーテンダーをそろえているのに、
本格的なホストクラブより安めのホストクラブとか、
元ホストのマネージャーがお金の管理からホストの教育をやってくれるとか、
仔犬のようにじゃれあうホスト達とか、
元柔道部員のオカマのママとか、
さすがに都合が良すぎるというか、嘘くさいというか、盛りすぎなのでは。

それでも面白く読めたのは、
舞台が土地勘のある渋谷だったから。
といっても、
Indigo clubのあるあたりも宮下公園も、
すっかり変わってしまったから、
正しくは、記憶にある”懐かしい”渋谷だったから、かな。

[aaa6321さんの感想 · 2018年11月7日]

ホストクラブが舞台という時代性を感じる設定だけど、今読んでもあまり古さを感じない。このシリーズでライトミステリーの連作短編集に興味を持った。

[ゆづきさんの感想 · 2018年10月17日]

キャラクターが濃くて面白かった。

[arielさんの感想 · 2016年5月1日]

映像が浮かぶなぁと思っていたらドラマになってたんですね。
夜の世界の事件は危険も多いけど展開安心して読めました。

著者プロフィール

1966年東京都生まれ。2003年「インディゴの夜」で第10回創元推理短編賞を受賞しデビュー。同作は書籍化され大人気シリーズとなり、ドラマ化、舞台化、コミック化された。他著に「モップガール」シリーズ、「アー・ユー・テディ？」シリーズ、『チャンネルファンタズモ』『ご依頼は真昼のバーへBarホロウの事件帳』『風が吹けば』『桜田門のさくらちゃん』『学スクール園王キングダム国』『ゴールデンコンビ 婚活刑事& シンママ警察通訳人』「メゾン・ド・ポリス」シリーズ、『警視庁レッドリスト』などがある。

「2023年 『警視庁アウトサイダー The second act 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」