69 sixty nine (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 437
レビュー : 42
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087450811

作品紹介・あらすじ

1969年、東京大学は入試を中止し、街にはビートルズが流れ、ヒッピーは愛と平和を叫んでいた。佐世保に住む高校三年生の僕は、何かデカイことをしたくてうずうずしていた……。青春小説の金字塔。

感想・レビュー・書評

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  • 爽快爽快、そして爽快。なんて気持ちいい。出てくる音楽、作家、映画…正直よく分からない。少し茶色掛かったような、だけどキラキラした響きだ。登場人物もみんな魅力的で、アダマはもちろんだけど、岩瀬もフクちゃんも城串も極道さんもなんだかかっこいい。ああ、こんなに正直に生きれたらと思って、なんで生きれないと思うのかと不思議になる位に、こいつらは正直に生きてる。繰り返される、というのは嘘だが、のくだりもしつこくない。むしろ読むうちに待ち望む自分がいた。本音を聞きたい、そんな日常のもやもやした心を解放してくれる気持ちよさがこの本にはある。

  • 行動の正しさより行動を起こすことが大事。

  • 私が読んだ村上龍さんの作品は、これが2作目。

    読んでいる最中思わずふっ、と吹き出してしまった。
    解説で太田光さんが仰っているが、「あの頃は~」といった昔話じみた雰囲気が一切ない。
    だから抵抗なく読める。

  • 村上龍さんって、これほどエネルギーに満ちていて、読み終わったあとに元気になれる作品も書けるんだ…
    と、変に感心しました。
    私はバブル崩壊と共に生まれ、失望と不安と共に成長しました。それでも自分自身のなかには希望があり、浅はかな夢も抱いていました。男子は総じて馬鹿でしょう。その馬鹿らしさも愛らしさに感じるほど、本作の登場人物はとても魅力的です。久しぶりにワクワクドキドキできる小説でした。

  • 女の子となんとかうまくやりたくて、色々やっちゃう男子高校生(笑)
    そんな動機で生きてるのか(笑)思春期よ(笑)

    なんにせよ、自分が楽しいと思うことを精一杯やる。
    それが人としてあるべき姿だと思う。

    爆笑問題の太田光さんの解説が腑に落ちてさらにいい!!

    2018/10/29読了

  • 作家・村上龍氏の実体験をベースとした自叙伝的小説です。初めて読んだのは大学生の頃で、当時は読みながら興奮冷めやらず、ものすごい衝撃を受けたことを覚えています。今年7月の豪雨で急ぎ帰省したときの退屈しのぎに再読してみました。

    読み始めてしばらくして何とも居心地が悪い感じがしました。わたしは10代半ばから大学を卒業するまで毎日律儀に日記をつけていたのですが、大学1~2年当時の日記の文体・表現・発想パターン、どれもこの本の書き方の物真似レベルでそっくり。実に痛々しい。

    ・・・というようなことは個人的な黒歴史であって本書はやっぱり100%楽しい本です。さすがに今読んでも最初に読んだ頃のようなインパクトは感じられませんが、この小説との出会いがなければ、良くも悪くもいまの自分はいなかったと思います。

  • カフェロワイヤル、長崎の熱か高校生。良かなー

  • 全く世代が違うのに中学、高校時代を思い出してしまう青春ストーリー。難解で崇高な理念を掲げても結局女子のことしか考えてない主人公は憎めないし、彼の嘘は本当に面白い。つまらない生き方をする奴らには最高に楽しんでいる自分を見せつけるという手段は少し歪んでいる気もする。

  • 1990.9.版
    ------------------
    「あのね、ユミちゃんと話したとばってん、署名運動ばしようて思うて‥ヤザキさん達が、退学にならんように‥」
    天使の声‥松井和子‥真剣な表情‥レディー・ジェーン 120
    「目をそらすな
    校長から、いろいろ言われる時、目をそらしたり、下を向いたりするな、卑屈になるなよ、‥、お前らがやったことは、人殺しでもかっぱらいでも強姦でもない、信じてやったんだから、堂々と、処分を受けてこい」
    美術高校教師の父より 129
    自宅謹慎は一歩も家を出られないのが原則だが、‥、「街のお散歩」という僅かな自由が認められていた。 131
    その日の夕方、花束花束

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著者プロフィール

1952年長崎県生まれ。76年に『限りなく透明に近いブルー』(第75回芥川賞受賞)でデビュー。2003年には、514の職業を紹介した『13歳のハローワーク』が125万部を超えるベストセラーに。財政破綻した近未来日本を舞台にした『半島を出よ』(05年)では野間文芸賞を受賞。10年には『歌うクジラ』(毎日芸術賞)を電子書籍として刊行。 近著に『55歳からのハローライフ』、『オールドテロリスト』などがある。16年に『日本の伝統行事 Japanese Traditional Events』を刊行。

「2018年 『収録を終えて、こんなことを考えた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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