おとぎのかけら 新釈西洋童話集 (集英社文庫)

著者 : 千早茜
  • 集英社 (2013年8月21日発売)
3.24
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  • 本棚登録 :197
  • レビュー :27
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087451047

作品紹介・あらすじ

「白雪姫」「シンデレラ」「みにくいアヒルの子」……誰もが知っている西洋童話をモチーフに泉鏡花文学賞受賞作家が紡ぎだした、耽美で鮮烈な現代のおとぎ話7編を収録した短編集。(解説/榎本正樹)

おとぎのかけら 新釈西洋童話集 (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 昔・・・中学生か高校生のとき・・・作者も名前もおぼえてないけど、同じようにグリムだかアンデルセンとかをモチーフにした短編小説を読んだことがあります。
    そのころが子どもだったせいもあるんだろうけど、その作品のすごく怖くて。
    いま、大人になったせいもあるんだろうけど、この作品はあまり・・・怖くない。
    インパクト弱い不気味系。

    少し切なさ系、だったら、大人になった今だからこそのいい小説になったかもしれないんだけどなー・・・。(意味不明でゴメン)

  • 2014.5

  • 現代日本を舞台にした西洋童話モチーフの短編集。
    全体的に、おどろおどろしく、暗く、美しく。
    この気持ち悪さと美しさの融合が好き。
    『白雪姫』の原作は未読で、どうもディズニー映画のイメージが強いです。だから、うわあ白雪姫という人物ををこんなふうに描いちゃうかぁ~と驚きました(『カドミニウム・レッド』)。他の千早作品のレビューにも書いたけど、千早さんの文章って色が頭の中にはっきりと浮かぶのが本当に凄い。
    他に特に印象強かったのは、『金の指輪』と『白梅虫』。

  • 酷評、に近いレビューもいくつか見たけれど、割と好みの作品だったな。露悪的で、ほの暗く陰鬱。その雰囲気は嫌いじゃない。同じようなコンセプトの「むかしのはなし」(三浦しをん)よりモチーフとなった童話とのリンクがわかりやすくてその点も良かった。

  • 毒々しい…後味が胃に悪い…が、毒があるこそ妖美な薫りを醸し出せるな…

  • 子どものころに誰でも読んだり聞かされたりしたことがあるだろう、グリムやアンデルセン童話をモチーフに、現代の日本を舞台にした物語が7編。著者は泉鏡花文学賞受賞作家で、ホラーともファンタジーとも言いがたい、美しく怪しげで不気味な話ばかりです。

    モチーフとなっているのは、『ヘンゼルとグレーテル』、『みにくいアヒルの子』、『白雪姫』、『シンデレラ』、『マッチ売りの少女』、『ハーメルンの笛吹き男』、『いばら姫』。パロディなどではなく、言われなければ西洋童話がモチーフだとはわからないぐらい、オリジナリティあり。ハッピーエンドの話も若干あるものの、ほとんどは死を感じさせるもの。特に『ヘンゼルとグレーテル』が基の『迷子のきまり』と『マッチ売りの少女』が基の『凍りついた目』は、悲惨な目に遭っている子どもが描かれているので、なんとも心が痛みます。

    この作家への興味を引くにはじゅうぶんな作品。もっと読んでみたいと思いました。

  • 2/20マイラバ紹介本

  • 全体的に耽美ではなくダークでグロイお話が多く、鬱々とした気持ちになります。「シンデレラ」が唯一読後感良かったかな。全話とも、童話と言われないと気付かないくらい本当に童話はただのモチーフでしかないです。落ち込んでる時には読みたくない!

  • 耽美というよりは気味悪い印象を受けました。あまり好みではないかも…。 どのお話もゾワゾワするけれど、虫は特に駄目だわー! 想像もしたくない(苦笑)。

  • 初めましての作家さん。
    本当は怖いと言われる西洋童話。
    本作は化け物よりも人間が怖いっていう感じのお話し。
    ザワザワと皮膚の表面を撫でる冷気のような不気味さが
    淡々とした文章の中から滲み出るような感じがたまりませぇ~ん
    「金の指輪」と「アマリリス」は(´▽`) ホッとする話だけど、
    この感性には痺れますなぁ~。他の作品も読んでみよう。

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