道頓堀の大ダコ (集英社文庫(日本) 鍋奉行犯科帳)

  • 集英社 (2013年8月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784087451061

作品紹介・あらすじ

道頓堀に夜な夜な現れる奇怪な大ダコ。探索におおわらわの奉行所の面々をよそに、大食漢の久右衛門は──。大坂を舞台に描く食いだおれの時代小説シリーズ第2弾。オリジナル文庫。(解説/我孫子武丸)

感想・レビュー・書評

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  • 我儘鍋奉行2作目、今回も子供っぽいメタボ老人、食い放題で楽しい。
    傍若無人なのに何故か憎めない。逆に苦労をかけているのさえも面白く感じてしまう。

    表題通りタコの出現や、突然の宇宙人登場など時代物らしくないけどもミステリー仕立てでサクサク読めた。
    料理についても豆知識的に解説が最後についているのもありがたい。

  • 風邪うどんが面白かった。

  • メタボのお奉行様が活躍する、大阪を舞台にした時代小説の第2弾。いやもう楽しいのなんのって。電車の中で読んだらブフッとふきだし、とても怪しいひとになってしまいました(笑)。

    第2弾の本作に収録されているのは4編。のっぺらぼうが出現するとの噂が飛び交う『風邪うどん』。小銭ばかりを狙う強盗に立ち向かう『地獄で豆腐』。道頓堀に現れた大蛸に皆が驚く『蛸芝居』。オランダ商館長が連れてきた虎が逃げる『長崎の敵を大坂で討つ』。これらが主に大坂西町奉行所の上町廻りの同心・村越勇太郎の目線で描かれます。さまざまな謎を解明して見せるのが食いしん坊の奉行・大邉久右衛門。

    時代小説でありながら、食欲をそそられることまちがいなしのグルメ小説、なおかつミステリー。着物についた出汁のにおいから犯人を当てたりして。そして最後はホロリとさせられる人情小説。天満天神繁昌亭にも顔を出しているらしい著者ですから、ものすごく楽しいです。きつねうどんやたこやきなどの豆知識まで得ることができて、幸せな読了感。ごちそうさまでしたと言いたくなります。

  • 20170317 シリーズとして安定してきた。個人的には話が少し長すぎるような気がする。それでも読めるので良いのだが。

  • 鍋奉行シリーズ第2弾。
    前作は思ったより普通の時代小説と思ったが、シリーズに慣れてきたのか今回は著者がのびのびと書いているような感じを受けた。最終話は時代小説の枠をはみ出しているが、それでいて時代考証や料理の蘊蓄はまじめだったりして面白い。
    破天荒なお奉行もパワーアップ。だし汁をなめただけで分析したり、長崎のカピタン一行にかこつけて洋食を食べまくったり。キャラが立ってるからドラマ化したら面白そう。

  • 1.風邪うどん
    父柔太郎が捕まえた盗人の息子が勇太郎を襲う。きつねうどん誕生。
    2.地獄で豆腐
    女房に追い出された豆腐やを勇太郎が奉行所で働かせるが・・・
    勇太郎豆腐を切る。
    3.蛸芝居
    大阪に大蛸の化け物が・・・
    たこ焼き誕生。
    4.長崎の敵を大阪で討つ
    紅毛人と宇宙人の子供と白い虎。
    固形チョコレート誕生。

    蛸芝居で業突屋のおトキさんが幸せになって良かった良かった!

  • 最近好きなシリーズです。この方の他の本はどうなんだろう。ちょっと読んでみたいです。相変わらず大食いのお奉行様。美味しくないと怒鳴って、打ち首じゃー!!とか叫んで、ゴネて・・・。部下の同心も仕えている人も大変。なのに、皆お奉行様が大好きな理由は私も良くわかります。ココって時に激しく鋭い指摘をして一気に事件を解決に持って行くという。出汁の味で犯人当てるとか面白すぎました♪綾音さんと小糸さんのライバル対決も楽しみ。勇太郎が割と危ない目に遭う作品でした。美味しいおうどん食べに行きたいなー。

  • 話が暗すぎず楽しく読める。

  • シリーズ二作目。「風邪うどん」そばとうどんと出汁の話が楽しい。今回の4編の中で読んでいて一番空腹を感じた。大阪のこしのないうどんが食べたくなる。「地獄で豆腐」いろいろな地獄にそれぞれの豆腐、最後に豆腐が切れてよかった。「蛸芝居」一膳飯屋の業突屋の孫がおばあさん直伝の出汁を小麦粉を水で溶いて焼いてつくるちょぼ焼きに活かして…。サイドストーリーの方が本筋よりもインパクトあり。「長崎の敵を大阪で討つ」大阪に居座るカピタン一行と謎の少年二人連れ。道頓堀の風情に現代の風景が重なる。

  • +++
    道頓堀に巨大なタコが現れた。対処に大わらわの大坂西町奉行所の面々をよそに、大食漢の名物奉行・大邉久右衛門が用人・佐々木喜内に命じたのは―(『蛸芝居』)。連日連夜、豆腐ばかりの献立に、久右衛門は爆発寸前。どうやら財政難のせいばかりではないようで―(『地獄で豆腐』)。書き下ろし1編を含む垂涎必至の4編を収録。大坂を舞台に描く、謎あり恋ありグルメありの食いだおれ時代小説第2弾。
    +++

    江戸物ではない時代小説が珍しいということもあり、やはり面白い。商人の町大坂らしく、武士の形無し感がなんとも味があり、可笑し味がある。久右衛門の食べっぷりも相変わらずで、胸が空くし、今回は南蛮料理がどれもおいしそうである。勇太郎の恋の行方も気にかかるが、いつの時代も女性の方が攻めているのが頼もしくもありもどかしくもある。次も愉しみなシリーズである。

  • 一冊めでだいぶ慣れたのですが、やっぱり会話だけで話が進んで行く書き方は、誰の台詞か分かりにくいです。テレビドラマでみたらすごく面白そうなのに。

  • 2作目もいい感じ。
    お奉行の舌と鼻には脱帽!
    すごすぎる~。
    勇太郎をめぐる恋のさやあても、どうなることやら(笑)
    続きが本当に楽しみ。

  • 鍋奉行シリーズ第2弾。
    大邉奉行の食いしん坊ぶりは更にパワーアップし、勇太郎は相変わらず小糸と綾音との間で煮え切らないし、今後の展開も楽しみ。
    時代小説というよりは落語の一席を読んでいるようだ。

  • 鍋奉行シリーズ第2弾。
    前巻のムードはそのままに、
    さらにキャラクターたちが活きいき動き出して
    作品世界がとても賑やかになってきましたw。
    でっかいアレやSFちっくなアレなど、
    お話のノリも広がっている感じですね~。
    読み始めたら一気でした。
    さらなる展開があることを期待したいです。

    解説で我孫子武丸さんが書かれているお話、
    そのとき現場に居合わせてたのを思い出して
    ニヤニヤしてしまいました(笑)。

  • 内容紹介
    道頓堀に夜な夜な現れる奇怪な大ダコ。探索におおわらわの奉行所の面々をよそに、大食漢の久右衛門は──。大坂を舞台に描く食いだおれの時代小説シリーズ第2弾。オリジナル文庫。(解説/我孫子武丸)

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著者プロフィール

1962年大阪府生まれ。神戸大学卒業。93年「凶の剣士」で第2回ファンタジーロマン大賞佳作入選、短篇「落花する緑」で「鮎川哲也の本格推理」に入選しデビュー。2002年「銀河帝国の弘法も筆の誤り」で第62回日本推理作家協会賞短篇部門を受賞。ミステリー、ホラー、伝奇と様々なジャンルで活躍し、時代小説では「鍋奉行犯科帳」「浮世奉行と三悪人」などのシリーズなどがある。

「2023年 『貧乏神あんど福の神 秀吉が来た!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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