MEMORY (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.71
  • (83)
  • (205)
  • (176)
  • (19)
  • (4)
本棚登録 : 1458
レビュー : 158
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087451122

作品紹介・あらすじ

あの二人が帰ってくる! 60万人が泣いた『MOMENT』『WILL』の兄弟編となる短編集。『MOMENT』以前の森野の話、『WILL』直前の神田くんの物語、その後の二人……など。ファン待望の書き下ろし。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 森野・神田にまた会える。卒業アルバムをめくるみたいに、中学生だった彼らを知り、幸せそうに寄り添う今の彼らも垣間見れる。

    「ネコは、幸せですぅ、すっごい幸せですぅという感じで目を細めた。」
    この一文が妙にツボにハマり、朝から電車でニヤニヤしている妙な人になってしまった。

  • 本多孝好さんの「MEMORY」
     同僚から、どっさり借りた本多さんの著書から、無造作に取った1冊でした。

    森野と神田の二人を軸にした、短編集って感じです。
    この二人に関わる連作を時系列で整理しないと・・・

    MEMORYの最後は「ようやく、そうなったか」と安心させられました。

  • 文房具屋の神田、葬儀屋の森野。
    ふたりの青春と恋を描くシリーズ第3弾。

    大学生の頃の神田を語り手とした『MOMENT』、
    29歳時点の森野を語り手とした『WILL』。
    1冊を通しての面白さは1作目が一番。
    2作目はラストの物語の存在感が大きくて
    結局これが描きたかったんだなという感じだった。

    で、今作。
    一体何を語るのかなーと思ったら、
    この1冊でもまた最後の話が重要だったかな。
    前2作の後のお話。

    それ以外は前2作よりも前のお話だったり、
    間のお話だったりして、ふたりの思春期や
    なかなか交差しない関係などを
    全然別の人達のお話の中で語ることで
    最後の話へと繋げていく感じでした。

    悪く言えば、「今作もまた最後だけ」だな。
    良く言えば、「終わりよければ全てよし」。
    前2作が既読で、その後のふたりの関係が
    気になってた人にはぜひ読んでもらいたい。
    最後の章に辿り着くまではヤキモキしながら。

  • moment、willに続くサイドストーリー。神田と森野が中学生の頃であったり、大人になってからのことであったり、神田が外国にいる時の話であったり。
    神田と森野が主人公の話ではなく、2人に関わった人たちの目線から物語が展開していく。
    序章の言えない言葉は森野に恋をした男の子が森野の家のガラスを割ったことから、意外な展開になり、なんとも可愛らしい話。他の章も、神田は神田だし、森野は昔から森野だったんだなと思えて2人のファンとしては大満足な短編集。
    最後の章では、神田と森野の未来が描かれており、こうなったか!とニンマリすること間違いなし。

  • シリーズの主人公達があまり出てこなくて残念。あの二人の話の方がおもしろかった

  • MOMENTを読んでから5年、WILLを読んでから1年半が経った今読んだからか、神田と森野に関して書かれている部分に、あまり何も感じなかった。このMEMORYを単独作のように読んでしまわなければ、星が1つ上がっていたかもしれない。記憶にバイアスがかかっている可能性はあるが、MOMENTが断トツで好きだったと思った。

  • 幼馴染の森野と神田を中心に進んでいく短編集。
    ふたりの間に流れた時間、共有した想い出、すれ違った思い…。
    ひとつひとつの話がリンクしているが、前の部分を回想しなければならない。
    柔らかな青春小説。

  • 優しすぎる事で不器用なのが共通点の神田と森野。
    周りから見れば、焦れったくもあり微笑ましくもある2人の温かさ。

    「MOMENT」と「WILL」での一コマを思い出しては、リンクされてる部分を読んで嬉しく思いました。

    最後の話の2人の様子に安堵しました。
    神田と森野を見て、お互いにいいパートナーを持てた事を羨ましく思います。

  • 『MOMENT』『WILL』につづくシリーズ。の神田や森野が周りからの視点で描かれた作品。

    やさしい物語だな〜。このシリーズの雰囲気がすごい好きだし、この作者さんの本は結構好きなのが多い。
    神田や森野がいい人すぎて。こんなに登場人物が愛おしい作品はそんなにない。作者さんの人柄が現れているのだろうか。

  • MOMENTで登場した大学生だった神田と幼馴染みの森野。彼らを巡る物語と交錯する人々の過去と未来がこの巻で明らかになります。
    物語の細部が別の人物を通して語られますから、以前の経緯を思い出さないと一本の線に繋がりません。というわけで前の小説のページをめくる厄介さもありました。もどかしさもある物語なのですが、ひとつの出来事も見る視点を変えれば、また別な物語として語られるということになります。様々な人の想いを繋げて、どうやらハッピーエンドに語られるお話になっているようなので、良かったなあという気持ちでした。

全158件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

本多 孝好(ほんだ たかよし)
1971年、東京都生まれ。弁護士になるため慶應義塾大学法学部に入学したが、大学4年生の時、同じ学部の金城一紀に小説執筆を依頼されたことがきっかけで、作家を選択肢に入れる。弁護士になるか迷っているさなかの1994年、「眠りの海」で第16回小説推理新人賞を受賞し、作家となることを決心。
以降、1999年『MISSING』で単行本デビュー。
2008年短編集『FINE DAYS』に収録された『イエスタデイズ』が映画化されたのを皮切りに、『真夜中の五分前』、『ストレイヤーズ・クロニクル』、『at Home』など映画化された作品多数。その他代表作として、『MOMENT』など。

MEMORY (集英社文庫)のその他の作品

本多孝好の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
伊坂 幸太郎
有効な右矢印 無効な右矢印

MEMORY (集英社文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする