貴族探偵 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.17
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本棚登録 : 1162
レビュー : 147
  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087451269

作品紹介・あらすじ

自称「貴族」で趣味は「探偵」という謎の男が、コネと召使いを駆使して事件を解決! 斬新かつ精緻なトリックと過去に例のない強烈なキャラクターが融合した、奇跡の本格ミステリ集。(解説/千街晶之)

感想・レビュー・書評

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  • 相葉ちゃんのドラマという事で読んでみた。このプレイボーイを相葉ちゃんが演じるのかなと思うと笑える。設定変えてくるのかな。
    登場人物みんなキャラが濃いので頭に入りやすく読みやすい。ミステリに関してもそこまで難しくなく楽しめると思う。
    捜査や推理を使用人達に任せっきりにして自分は美しい女性と紅茶を飲んでいる貴族探偵。使用人達を自分の頭脳と呼びどこまでも信頼しているからこそできる事だろう。そして実はすべてお見通しの貴族探偵であると信じたい。

    「ウィーンの森の物語」
    糸を使った密室殺人は成功するのか…。珍しく犯人とトリックが少しわかった。満足。
    「トリッチ・トラッチ・ポルカ」
    犯人はなぜ死体をバラバラにしたのか…。想像すると怖い。
    「こうもり」
    作者の巧妙な罠…。読み終わってどういう事?って思った。え〜⁉︎
    「加速度円舞曲」
    なぜ岩は落とされたのか…。あれがヒントだろうと思ったけど謎は解けなかった。図があって推理するのが楽しかった。
    「春の声」
    伯爵御殿、車椅子に乗った館の主人、美しく儚い孫娘、次々と死んでいく婿候補たち…いちばん本格っぽい。使用人それぞれに推理をさせて繋がっていく所が面白かった。

    • 杜のうさこさん
      こちらでも、こんにちは~♪

      えっ?プレイボーイの設定なの?
      なんか、一番似つかわしくない配役だね(笑)

      本格どころか、最近推理...
      こちらでも、こんにちは~♪

      えっ?プレイボーイの設定なの?
      なんか、一番似つかわしくない配役だね(笑)

      本格どころか、最近推理モノ、ほとんど読んでないわ。
      けいちゃん一押しの綾辻さん作品読みたくてウズウズしてるんだけどね~
      暮れの積読山消費月間に読めないまま。
      図書館の予約もほとんどできなかった分、追われなくて自分のペースで行けそうな気がする。

      ではまたね~(*^-^*)
      2017/04/04
    • けいたんさん
      うさちゃん♪
      こんにちは(^-^)/

      貴族探偵はプレイボーイというか女ったらしというか、とにかく毎回口説く女の人、付き合ってる女の...
      うさちゃん♪
      こんにちは(^-^)/

      貴族探偵はプレイボーイというか女ったらしというか、とにかく毎回口説く女の人、付き合ってる女の人が違うよ(笑)
      相葉ちゃんにあってないよね。

      私は推理ものなしでは寂しいのでね。よく読むよ。
      でも、うさちゃんの読んだ「罪の声」はミステリーものではないのかな?うさちゃんも推理もの読んでいる気がするよ!

      グリコ森永事件の話。そうそう、あれから開封出来ないように頑丈になったんだよね。

      忠臣蔵の共感してもらえてよかった。
      磯貝さまと一緒になる為に磯貝さまのお母さままで利用とした事がちょっと許せなくてね。
      「将を射んと欲すれば先ず馬を射よ」って書いていてポカーンってなったよ。お母さまは馬かいって。うんざりした。
      でも、「おんな泉岳寺」読んでみたいよ。紹介ありがとう♪短編というのがいいね!

      うさちゃん持病があるんだね。実はうちの旦那さまも。もうかれこれ20年以上になるよ。
      だから病気の辛さとかもどかしさとか少しはわかってあげられると思うんだ。
      無理しないでね。読書がうさちゃんの楽しみとなっているなら嬉しいな。

      それではまたね〜
      2017/04/05
  • ドラマを先に観てしまい、なおかつ続編の『対女探偵』を先に読んでしまいました。
    愛香が出てこないのでは寂しいかな?と読み始めましたが、そんな事はなく楽しめました。

    何と言っても、貴族探偵登場の巻ですから、各キャラの位置づけや、個性や、お約束のセリフなど、舞台づくりがここで確立されていたのだなと思いました。
    ドラマは、本編を崩すことなく上手くアレンジが行われていたことに改めて感心しました。
    犯人が違っていたり、トリックが異なったものもありました。
    タイトルは、ヨハンシュトラウスの楽曲から。

    1.ウィーンの森の物語。
    どうして、愛人と妻に同じバッグを買い与えたんでしょうねえ…

    2.トリッチ・トラッチ・ポルカ
    死体の頭部と腕が切り落とされていた理由とは?

    3.こうもり
    北陸の老舗旅館に二人の女子大生が少し早い卒業旅行にやってきた。
    そこに有名作家が宿泊していて…

    4.加速度円舞曲(ワルツ)
    彼氏の浮気にむしゃくしゃしながら別荘地を車で走行する、編集者の美咲。
    目の前に突然大きな岩が転がり落ちてきた!

    5.春の声
    名家の令嬢・弥生の婿候補に選ばれた3人の青年。
    早く決断しろと、当主である祖父は言うが、どの青年も、家を継がせられるような器ではない。
    見守る従姉の皐月は弥生を気の毒に思い、「いっそのこと、みんないなくなってくれないかしら」などと物騒な発言をするが…

  • 良くも悪くも貴族頼み。

    TV5話まで見て、面白そうなので読んでみました。

    著者の本は「神様ゲーム」「さよなら神様」で一風変わった作風というのは知ってましたが、主人公が推理しないってのが秀逸。

    この本は貴族と執事達の会話を楽しむ本であって、
    貴族の出番が少ないと盛り上がりに欠ける所が残念。

    短編だから話が小粒ってのもありますが、
    推理・探偵小説としての醍醐味が少ない感じがします。

    とはいえ、コンセプトは最高なので、
    続編を読みたくなりますねー。

    ドラマを受け入れられた人は読んでみてもいいかも。

  • ドラマ化するので原作を購入しました。
    もともと推理モノが好きなので楽しく読了(*´꒳`*)登場人物も頭の中でドラマキャストに変換(笑)自分で推理をいっさいしないで使用人任せっていうのも斬新!
    御前の使用人は本当に優秀な人達ばかりで、どんな基準で採用されたのか気になります(笑)

  • とにかく設定が変わっている。
    自ら「貴族探偵」と名乗る主人公は、自分で捜査をしたり事件関係者から話を聞いたりはしない。
    彼の代わりに手足となって実際に動くのは、彼の使用人である執事や運転手、メイドたちである。
    使用人たちが事件のために動いている間、「貴族探偵」は優雅にお茶を楽しんでいる。
    だが、本当に彼は事件を使用人たちに丸投げしているのか?
    各話ともに必ずヒロインが登場するのだが、彼女たちと交わす会話から「貴族探偵」の人となりが浮かびあがってくる。
    鋭い観察力と洞察力、毒舌家でもあるが本質を見抜く力を持っているなかなか侮れない人物なのだ。
    言動はたとえ軽口をたたいても、貴族らしくけっして下品さを感じさせない。
    そして、無事に事件を解決してしまうのだ。
    事件に登場するトリックもよく考えられている。
    もう少しライトノベル的な薄いミステリーなのかと思っていたら、予想を良い意味で裏切ってくれた。
    王道のミステリーを歩いていると思えば、まったく違う路地に迷い込んでしまったような不思議さを持っている物語でもあった。
    それでいて目的地にはきちんとたどり着いている。
    読み終わったあとにすっきりとできるのもいい。

  • 2013年のミステリーランキングで上位に来ていた
    『貴族探偵対女探偵』が気になったので
    前作の『貴族探偵』から読んでみた。

    連作短編集なので、通勤時間の片道に
    電車の中で読むのにちょうどいい長さ。

    比較的軽めの雰囲気なので、じっくり腰を据えて
    という感じでもないし、軽く楽しむにはいい作品。

    出色はやはり「こうもり」で、他に比べてちょっと長い分
    人間関係が絡み合うストーリーとしての面白さが際立っていた。

  • ドラマを見て興味を持ったので。この原作であのドラマらば珍しくドラマのほうが面白い。
    女探偵との対決の小説でもないし使用人も毎回3名出てくるわけでもない。毎回同じ刑事が対応するわけではない。
    ドラマの演出は上手だったと思う。
    小説の内容は至って普通。

  • 「こうもりはドラマ見る前に予習すべき!」という先人の助言に従い購入。
    麻耶先生の作品は数年前かく語りきで壁に本を投げた経験から(いい意味で)警戒していたのだが、「こうもり」に関しては素直に納得できた。これは騙された。そしてドラマ見る前に読んだのも正解だった気がする。
    感じの悪い探偵と感じの悪い依頼人のオンパレード感がいっそ小気味良い短編集だった。貴族探偵のロジックさえ飲み込んでしまえばサクサク読める。「ファンタジーだと思って、適度に突っ込みながら読むべし」とは言い得て妙。

  • 麻耶さんの原作がドラマになっていて驚きました。
    この方の作品は何冊か読みまして、どれも癖のあるものでしたので、何かあるぞ、と思いながら読んでいました。
    読後、あれ普通、きちんとしてる、というのが正直な感想。気になるところもあるので続篇も読んでみよう、となりました。

  • ドラマを見て購入。
    原作はドラマと比べて淡々と物語が進む印象。幾ばくか無茶のある推理もあるにはあるが、そもそも設定がトンチキなので、無茶も大して浮くことはない。「こうもり」の叙述トリックには誰しもが驚くことだろう。

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著者プロフィール

1969年生まれ。三重県出身。京都大学在学中に『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』でデビュー。主な著書に『夏と冬の奏鳴曲』『木製の王子』『貴族探偵対女探偵』などがある。『隻眼の少女』で第64回日本推理作家協会賞・第11回本格ミステリ大賞をダブル受賞。『さよなら神様』も「2015本格ミステリ・ランキング」1位、第15回本格ミステリ大賞を獲得。

「2018年 『友達以上探偵未満』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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