偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫)

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  • 集英社
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レビュー : 293
  • Amazon.co.jp ・本 (584ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087451429

感想・レビュー・書評

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  • ストーリー展開というよりは文章が好み。一言余計なんだけど、そこが肝心なところで、鼻から息が抜けるような、なんと言っていいのやら…和み感?非常に心地良い。
    250頁を過ぎるまでは、人物紹介長いなーと思っていたけど、話が動き始めたらあっという間だった。面白かった。清子さん、好きすぎる。

    • komoroさん
      ストーリーより文章が好みなんてかっこいいです。9nanokaさんの好みの文章読んでみたいです。
      でも250ページまでが人物紹介に耐えられる...
      ストーリーより文章が好みなんてかっこいいです。9nanokaさんの好みの文章読んでみたいです。
      でも250ページまでが人物紹介に耐えられるかじしんありませんが。
      清子さん気になります。どんな人物でしょうか。
      2016/05/08
  • 内容(「BOOK」データベースより)
    高校入学を機に、琵琶湖畔の街・石走にある日出本家にやって来た日出涼介。本家の跡継ぎとしてお城の本丸御殿に住まう淡十郎の“ナチュラルボーン殿様”な言動にふりまわされる日々が始まった。実は、日出家は琵琶湖から特殊な力を授かった一族。日出家のライバルで、同様に特殊な「力」をもつ棗家の長男・棗広海と、涼介、淡十郎が同じクラスになった時、力で力を洗う戦いの幕が上がる…! --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    「しゅららぼん」。
    この響き、絶対気になりますよね。

    この人の作品は作品名から秀逸。
    鴨川ホルモー、しゅららぼん、あをによし。
    一見して「何だろう?」って興味をひかれる。

    そしてつい手に取ってしまう。
    で、読んでしまう。

    で、中身がタイトル負けしてないことに驚く。
    ちゃんとしゅららぼんだし!(笑
    ちゃんと分かる(ような気がする)し!

    何と言うかテンポがいい。
    さくさく読めて止まらなくなる。
    一気に読んでしまいたくなる。

    でも長編なんでそんな元気は私にはないんですけれども(苦笑)。

    登場人物も個性がありすぎて、くどくなりそうなのにそんなこともない。
    ありすぎる個性も受け入れられてしまう。
    今回の場合だとグレート清子とその弟のナチュラルボーン殿様、淡十郎。

    私この淡十郎好きだなぁ~。
    映画では濱田岳さんが演じているそうで。
    ぴったりだよね~、めっちゃ見てみたい!

    恋する淡十郎なんかかわいすぎますよ。
    日頃の偉そうな態度もなんか堂に入っていて、
    むしろ安定のクオリティ。
    (←使ってみたかっただけ/笑)

    主人公は力を持つけど中身はわりと普通の人。
    あとライバルの棗家と言う一家がいるのですが
    その長男、同級生の棗広海もわりと普通の人
    (日出家への憎悪を除けば)。

    そんな普通の人たちもありながらの清子だったり淡十郎だったりするからくどく感じないのかな?

    清子もいいですよね~。
    毒舌で引きこもりだけどなんか安心感がある。
    強い力を持っていて、それでどうにかしてくれそうだからかな?

    淡十郎もそうかと思ったのだけど...
    殿様然とした態度は力に裏打ちされているのかと...
    いやでも、ぜひ本編を読んでください。

    ただね、やっぱりラスボスがいますよ(笑。
    そこらへんRPGっぽいですね。
    でもラスボスの正体、分かる人には途中で分かっちゃう。

    何だろう、ヒントはないんだけど、
    どこか違和感を感じるからですかね?

    普通にいる人のように設定されているけれど、
    いや、普通にはいないはずのひとだよね?
    みたいな違和感を感じると言うか...

    そして琵琶湖の神に、「千と千尋」を浮かべたのは私だけではないはずw
    あとドラゴンボールw

    現実に疲れた時にぜひ読んですっきりして欲しい、
    そんな作品でした!

  • 万城目学さん「偉大なる、しゅららぼん」読了。琵琶湖を舞台にした万城目ワールド全開の不思議物語。高校入学のため、琵琶湖湖畔にある日出本家にやってきた「日出涼介」は、跡継ぎの「淡十郎」と出会う。共に高校生活をスタートした二人の前に色男「棗(なつめ)広海」と長身の文化女子「速瀬」が現れる。琵琶湖から不思議な力を授かった日出家と棗家。因縁の両家の戦いが幕を上げる。。とても読みやすく、面白可笑しい展開に顔がにやけます。これぞ万城目ワールドという内容で、本文で紹介されていたビリヤードのような遊び「カロム」に興味を持ちました。約600ページのボリュームだけど、読み始めたらサクッと読めました。楽しい気持ちになりたい時にオススメの一冊。

  • この作品が読みやすいのは、ジャンプ漫画っぽさ( 友情努力勝利、主人公が普通の少年であること、 記憶に残るあだ名、最後の最後に秘儀が繰り出されるところ)が漂っているからだと思います。
    舞台は高校やお城だからイメージしやすいし、涼介は名前も人柄も一般的なので、 読者が彼を通してストーリーに入るのはたやすいことですが、一度石走の土地に足を踏み込んでしまうと、 周りには個性的キャラクターが大勢いるので、誰かに肩入れしてしまい、世界観にどっぷり浸かってしまうはず。

    わたしの中で万城目作品暫定1位。

  • 『鹿男あおによし』『プリンセス・トヨトミ』など、西日本の都市にちなんだ作品が面白かった、万城目学。
    「その土地に関係する歴史をからめながら、壮大なファンタジーを書く作家さん」という印象を持っています。
    その万城目学の新作文庫が書店に平積みされていたので、さっそく読んでみました。
    今回の作品のテーマは、「琵琶湖」。
    高校入学を機に、親元を離れ、琵琶湖湖畔の街にある"本家"に住むことになった主人公。
    行くとそこは、立派な"お城"。
    ここに住む同学年の本家跡取りとともに、城のお堀を船で送り迎えされて高校に通う、主人公。
    その高校で出会う、同級生たちとの騒動が描かれつつ、主人公の血筋に由来する大きなストーリーが展開していきます。
    主人公の血筋に関する秘密、出来事と出来事とのつながりが、大小たくさんの伏線によって、明らかにされていきます。
    なので、600ページ近くある作品ですが、ぐんぐんと、読み進めることが出来ました。
    読み終えて感じたのは、「日本には少し前まで、"自分たちが住む土地が持つ力への崇拝"のようなものが、あったのだよなあ」ということ。
    そのような、日本人が持っていた心の拠り所がなくなっていく悲しさを、この作品を読んで感じました。
    関東で生まれ育った自分には、これまで縁遠い土地だったのですが、この作品を読んで、琵琶湖に行ってみたくなりました。
    次はどの地が題材になるか?次作を楽しみにしたいと思います。

  • ハラハラドキドキ!
    読んでるあいだじゅう、とっても面白かったんだけど(特に湖が割れて、馬に乗って走っていくところとか)、オチ的にも「うそー!黒幕そいつー!?」みたいな驚きがあったんだけど、ちょっとラストが悲しい…。
    し、ドアから入ってきたのは誰だったのーっ。気になる気になる気になる。。。
    映画もラスト一緒なのかな?見てみたいな~。

  • 最後まで読み終わったときに、ああよかったなあとため息をついて少し感動していて自分で驚いた。設定が突飛だから笑いを求めて読み始めたので。 大人(自分たちの家という歴史)に子どもたちだけで立ち向かうこと、それぞれ一癖ある子たちがその過程で少しづつ変わって成長していくこと。この字面だけだと本当ありがちで読む気が起きないけど、ありえない設定に引っ張られて最後には感動させられてしまった。万城目さんのお話を読むといつもこうな気がする。
    お城の水路をゆっくりと舟で進む描写の気持ちよさそうなこと!そして朝ごはんが美味しそうだった…

  • 前半はナチュラルボーン殿様のキャラで笑えて、張られていた伏線には全く気付かず、後半はその伏線が回収される際は切なくなる部分があった。
    グレート清子やパタ子さん、日出家と敵対する棗家の広海などキャラが立っていて、ところどころくすっと笑えた。

  • 高校入学を機に日出本家の本丸御殿に住まうことになった日出涼介。遠い昔から琵琶湖周辺限定の不思議な力を持つ日出家とそのライバルの棗家の跡取り同士と同じクラスになり、よく分かってない涼介が戦いに巻き込まれていく。

    だんだん嘘が壮大になってきてますね(´∀`;)
    今回も日出本家の人達のキャラが濃くて楽しかったです!
    グレート清子ってw レスラーみたいじゃんw
    反則みたいに強いけどさ。

    アクションシーンもあったりして、インディージョーンズか!と突っ込む場面も。

    最後はショックな終わり方をするのかと思いきや、期待を持たせる展開で締めくくってくれて、とてもすっきりと読み終えられました。

    楽しかった〜ヽ(´∀`)ノ

  • 奇想天外で何が悪い。
    清コング、唯一無二の存在。ほんとグレート。
    奈良、大阪からの滋賀。本作が一番好みかな。

著者プロフィール

1976年大阪府生まれ。京都大卒。2006年ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビュー。『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』『とっぴんぱらりの風太郎』『悟浄出立』が直木賞候補になる。他の著書に『ホルモー六景』『偉大なる、しゅららぼん』など。

「2016年 『バベル九朔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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