白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.30
  • (387)
  • (1374)
  • (1956)
  • (594)
  • (120)
本棚登録 : 18041
感想 : 1275
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087451580

作品紹介・あらすじ

化粧品会社の美人社員が殺害された。容疑者は同僚!? ネットで飛び交う憶測と無責任な週刊誌報道。噂話の矛先は、一体誰に刃を向けるのか。主演・井上真央で映画化!(解説/中村義洋)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • さて、ミステリーのお時間です。犯人は誰でしょうか?

    ○ 社内に犯人はいないんじゃないかと思う
    ○ 城野さんの単独犯ですよ
    ○ 篠山係長共犯説なんか、あり得ませんよ
    ○ 城野さんが犯人だと決めつけるのはおかしい
    ○ そのバイオリニストが犯人だとは考えられないのか?

    数多のミステリー作品において、”犯人探し”は、一番の楽しみだと思います。冒頭に提示される事件がショッキングなものであればあるほどに、また、謎に満ちたものであればあるほどに、その中に真実を見つけようとする思いに駆り立てられる読者の私たち。そして、そうはさせまいと、読者を勘違いに誘導するかのように巧みに仕掛けを作る作者。ミステリーを読む醍醐味というのは、この読者と作者の駆け引きの上に成り立つものです。

    しかし、ミステリーとは、あくまで作者が作り上げたフィクションの世界のお話です。確かにそんなフィクションで語られる物語は、趣味の読書としてはかけがえのないものでしょう。しかし、それらはあくまで一人の作者の頭の中で創造された産物に過ぎません。この世は、ひとりの人間の発想だけで回ってはいません。多くの人たちが交わり、関わり合い、関係を作っていく、その中で生まれていくリアルな現実は空想世界のドラマを超える面白さがあるのではないかと思います。実際、私たちの日常では色んなことが起こります。そして、身近で何かが起こった時に、私たちは、それまでの経験と想像力を駆使して、そこに”真実”を見つけようと試みます。ああでもない、こうでもないと考えるその中で、他者の意見を聞き、色んな媒体を調べ、”真実”へと迫っていく、そのようなスタイルで私たちはリアルな世界の”真実”を探究していくのだと思います。しかし、そのような方法を取る先に”真実”は本当に浮かび上がってくるのでしょうか?人が語る話の中に、そしてその話に基づいて作られた記事というものに、”真実”は見つかるのでしょうか?

    この作品は、”真実”へと至る道のりが如何に険しいものであるかを知る物語。人々が誠意を持って独白していく中に”真実”を浮かび上がらせることが如何に大変かを読書が身をもって知ることになる物語です。

    『もしもし、起きてた?寝てた?じゃあ、今すぐ起きて。メールです済む話じゃないの』と電話で語り出したのは狩野里沙子。『今日、生まれて初めて警察から事情聴取受けたんだもの』、『しぐれ谷での事件のことよ』と続ける里沙子が語るその事件。それは『T県T市にあるしぐれ谷の雑木林で、遺体が発見された』、『遺体は全身十箇所以上刃物で刺されたあと、灯油をかけて火を付けられていた』というものでした。そんな里沙子は『まさか自分の知り合いが事件に関係あるなんて思ってもいなかった』と続けます。『職場に刑事が来て話を聞かれ』たという里沙子は『三木典子さん』という『被害者の名前を聞かされ』たと言います。『二つ上の先輩でめちゃくちゃきれいな人』、『後輩の面倒見がいい先輩』、なので『典子さんを恨む人がいるなんて考えられません』と刑事に語ったという里沙子。『犯人はものすごい異常者なんだよ。早く捕まってほしい』と言う里沙子は、この会話の内容を『ブログに書いたり、ましてや、週刊誌に売ったりしちゃダメだからね』と念押しして電話を切りました。そして『もしもし、わたし。しぐれ谷OL殺害事件の続報よ』と再び電話をする里沙子は、『典子さんが殺されたのは、わたしと別れて数時間後らしい』と事件の詳細を伝えます。『部署の飲み会があったの。目的は送別会』というその日。みっちゃんにしつこく誘われ『三次会まで参加しちゃった』ので『わたしとみっちゃんには金曜の夜のアリバイがある』と続けます。そして『わたしの予想では社内に犯人はいないんじゃないか』と言う里沙子。『十数箇所刺したあと、灯油をかけて火をつけるということは、計画的な犯行とみた方がいいだろう』と専門家が言っていると話す里沙子は当日典子が『ここ一番の服を着ていた』ことに気付いたと伝えます。『呼び出されたんじゃなくて、初めから誰かと会う約束をしていたんじゃないかな。やっぱり、恋人かな』と続ける里沙子は、『今日話したことも公表禁止よ』と伝えて電話を切りました。そして『もしもし、わたし。すごい情報が手に入ったの』と、再び電話をかけた里沙子はついに容疑者判明の情報を伝えます。『城野美姫さんが典子さんを殺した犯人だって言うのよ』というその内容。果たして三木典子を殺害した犯人は誰なのか?どうして、そのような犯行に至ったのか?複数の人物の語り、手紙、そして関連資料からその真実が解き明かされていく物語が始まりました。

    “イヤミスの女王”とも呼ばれ、この作品を含め多数の作品が映画化もされている湊かなえさん。そんな湊かなえさんの作品というとミステリーがまず思い浮かびます。しかし、湊かなえさんの作品では思った以上に人は死にませんし、ましてや残酷な殺害シーンが登場することもありません。そんな湊かなえさんの作品にあって、この作品は書名に”殺人事件”と入り、かつ『遺体は全身十箇所以上刃物で刺されたあと、灯油をかけて火を付けられていた』というショッキングな結果論がまず提示される中、真犯人を突き止めていくという構成をとります。これはある意味、世の中の人が湊かなえさんに抱くイメージそのもの、まさしく王道を行く作品と言っても良いものだと思います。

    そんなこの作品は構成が凝りに凝りまくっています。どんな分野においてもモノを作り出す人というのは、まだ誰も成したことのない世界を探究してみたくなるのだと思います。そして、小説の世界においても、物語の構成に一工夫入れて読者を楽しませてくれる作品が多々あります。例えば恩田陸さん「Q & A」は、質問とそれに対する答えだけで、ある事件の真相に迫っていく物語です。三浦しをんさん「ののはな物語」は、二人の女性が179通にもわたって濃密で濃厚、そして濃艶なプライベートの物語を語っていくものです。そして、この作品の作者である湊かなえさんは代表作「告白」で、複数の人物の独白によって教師の娘の死の真相を明らかにしていくというとても衝撃的な物語を読者に見せてくれました。このように凝った構成の作品は読者に強いインパクトを与え、いつまでも心に残りやすい作品となることが多いと思います。では、この作品で湊かなえさんが試みたことはなんでしょうか。それは、「告白」の構成の延長線上にさらに色んな媒体を駆使して、それらの総体によって真実を明らかにしていこうという画期的な試みでした。あまりに凝った作りなので、その構成をここに整理させていただきたいと思います。

    まず、この物語は全五章に、あまり小説では聞いたことのない”関連資料”というものが付いてくるのが最大の特徴です。細かく見ていくと以下のような構成になっています。

    第一章 〈同僚I〉
    ・殺された典子の同僚Kから人物A(同僚Kの友人)への一方的な電話の語り×4回
    ・関連資料: 人物Aのマンマロー(twitterのようなもの)×1
    第二章 〈同僚I I〉
    ・殺された典子の同僚、上司3名(個別)から人物Aへの語り(対面、人物Aによる取材)
    ・関連資料: 人物Aのマンマロー(twitterのようなもの)×1
    ・関連資料: 「週刊太陽」抜粋×1(写真付)
    第三章 〈同級生〉
    ・犯人と噂されるSの大学時代の友人Mから「週刊太陽」編集部への手紙×1
    ・犯人と噂されるSの中学時代の友人2名(同時)から人物Aへの語り(対面、人物Aによる取材)
    ・犯人と噂されるSの中学時代の友人1名から人物Aへの語り(対面、人物Aによる取材)
    ・関連資料: 人物Aのマンマロー(twitterのようなもの)×1
    ・関連資料: 犯人と噂されるSの友人Mのマンマロー(twitterのようなもの)×1
    第四章 〈地元住民〉
    ・犯人と噂されるSの地元住民5名(個別)から人物Aへの語り(対面、人物Aが戸別訪問)
    ・犯人と噂されるSの父母(同時)から人物Aへの語り(対面、人物Aが戸別訪問)
    ・関連資料: 「週刊太陽」抜粋×1(Sの目隠し写真等×4付)
    第五章 〈当事者〉
    ・犯人と噂されるSが書いた手紙×1(短い独白付)
    ・関連資料: 「毎朝新聞」朝刊より抜粋×5
    ・関連資料: 「週刊太陽」抜粋×1
    ・関連資料: 犯人と噂されるSの友人Mのマンマロー(twitterのようなもの)×1
    ・関連資料: 殺された典子の同僚Kのブログ×1

    …と、整理してみるとこのようになります。この作品を読まれた方も読まれていない方も、これはもう一目瞭然、非常に凝った作りになっていることがお分かりいただけると思います。独白と言っても、直接の語りだけでなく、電話や手紙といった複数の媒体、語りの場面も一人づつだったり、二人だったりとその構成も、また対象者も変化します。そこに新聞や週刊誌の記事が混じり、さらには今の時代を象徴するtwitter形式の記載までもが”関連資料”という形で登場するという、従来の小説の枠組みを遥かに超える、もうなんでもありの情報の洪水が読者を襲います。

    しかし、よく考えると私たちは普段の日常生活において、ある情報を一つの方法だけで知るということはないと思います。確かに異国の地で起こった事件や、直接に自身と関わり合いを持たないようなことであれば、それはニュース報道等に限定されるかもしれません。一方で、そのような事象が自身に関係することであったなら、自身の身近で起こったことであるなら、その時はおそらく上記したような様々な方法によって、まさしく情報の洪水の中から”真実”を見極めていく必要に迫られていくのではないかと思います。そう、上記した情報の洪水は決して特異なものではなく、私たちが普通に経験する可能性のある状況であるとも言えます。

    さらに、この作品で興味深いのは、上記した”人物A”の存在です。この人物は記者として、また、『マンマロー』に情報を発信する人物として、事件の中心にいる人物たちと、読者の間に立って情報を仲介していく役割を果たしていきます。私たちは同僚、同級生、そして地元住民の生の声、発言をこの作品の構成が故に直接目にすることができます。その一方で、この”人物A”が同じように聞いたそれらの声をまとめた記事、ツィートをも同時に目にすることになります。そこに、私たちは驚愕の事実を目にします。それは、”取材を受けた”側が語った話が、”記者の目”というフィルターを通すことでその内容が変化していく様を見ることです。何が変化せず、何が変化した形で伝えられるのか、その様をつぶさに見る読者は、そこに複雑な感情を抱くことになります。

    そして、湊かなえさんがもう一つ読者に突きつけることがあります。それは、同僚、同級生、そして地域住民という”当事者”のことを知りうる立場にある人間が”当事者”のことをどのように記者に語ったのか、という視点です。このために置かれたのが最終章の〈当事者〉です。第一章から第四章までを読み進める中で、多くの人の語りによって読者の頭の中には朧げながらも事件の真相と、犯人と噂される人物Sのイメージが出来上がっていくはずです。そこには、さらにそれを記者のフィルターを通した先の記事やツィートという形でも目にすることで、読者の中には犯人像がどんどん形作られていきます。それは”先入観”という言葉で言い表してもいいものだと思います。”先入観”の中に形作られた”当事者”の姿。それを最終章〈当事者〉は、徹底的なまでに叩き崩していきます。これには、読者は呆気に取られる他ありません。もちろん、”当事者”が語ることが絶対的な”真実”であるとは言い切れません。”当事者”が語る自らの過去には、自らを守ろうとする保身の意識が働くからです。ここで、湊かなえさんは非常に興味深い考え方を登場人物の語りの中で読者に問いかけます。

    『自分の記憶で作られる過去と、他人の記憶で作られる過去。正しいのはどちらなのでしょう』。

    同じ事象を目にしても100名いれば100通りの解釈があります。”真実”とは何かを見極めることは、非常に難しいことです。それを、さらに伝え聞いた人が語る話となると、果たしてそれは”真実”を語っていると言えるのでしょうか?さらには、

    『頭の中の創作も、誰かに語った瞬間に、真実にすり替わっているんだからな』。

    と、もう世の中に起こる事象の何が本当で何が嘘なのか、善意、悪意関係なく、私たちが”真実”というものを知ることが如何に難しいことなのか、そして、”真実”に行き着くことなどできるのだろうか、とこの作品を読んで色んな思いが頭の中を駆け巡るのを感じました。

    人の数だけ見方があり、人の数だけ感情があり、そして、人の数だけ考え方がある。私たちは、人が、語りや文章によってその内面から発信した情報の洪水の中に生きています。人が発信する情報は、人から人へと伝わる中でどんどん尾ひれがついていきます。それは、善意である場合も悪意である場合もあります。そんな情報の洪水の中に”真実”を見つけ出すことは容易ではありません。そもそもその直接当事者にだって記憶となっていく中では、無意識のうちに脚色が加わっていくからです。そんな情報の洪水の中から”真実”に行き着くことの難しさを思い知らさせてくれるのがこの作品でした。ミステリーとしての骨格の部分はどちらかと言うとシンプルとも言えるこの作品。違和感なくすっと納得できるその結末が故に、結末に行き着くまでの情報の洪水が如何に馬鹿馬鹿しいものか、人の言うことが、書くことが、如何に当てにならないものなのかを改めて思い知らされたこの作品。

    湊さんの構成力の巧みさ、上手さに改めて感服してしまった傑作でした。

  • 化粧品会社の美人OL、三木典子が、刺殺され、更に焼かれた状態で見つかった。
    週刊誌のフリー記者、赤星雄治は、事件の直後に姿を消した女性が居ると、女友達から情報を得て、
    彼女の同僚や幼馴染、家族への取材を重ねて行く。

    噂話が、如何に不確かで、自覚のない悪意に満ちているか。

    新聞、週刊誌、テレビ等のメディア報道には、何が正しいかを見極める力を持ちたい。

  • 面白かったです

    が…
    関係資料をのせる斬新さにビックリしましたが…
    関係資料の内容 殆どが本編と同じ内容なので
    少し読むの辛いなぁと思いつつ「本編にのってない事も後半に書いてるのかなぁ」という気持ちのまま最後まで読んだ…って感じでした

  • 集団心理、同調圧力がテーマなイヤミス作品。
    10年前に出版と思えない先進的なミステリです。
    昨日、出版されたと言われても謙遜がないです。

    人の噂話を巧く利用し、ネットのSNSと掛け合わせ臨場感のあるミステリを提供しています。

    インタビュー形式、独白で進み益々スピード感があり、それに比例して城野美姫の魔性が存在感を増して行く。
    人間の根本にある謂れのない格付けが、そうさせている。

    勝手に知らない所で話しが盛られて行く、ネットの危険性を警鐘した作品です。

    『聞かれてないのに、良くしゃべる奴は信じるな』
    頭の中で反芻している。
      
    ごま豆腐の揚げ出しを食べてみたい!
    えっ?!聞いてない?!笑

  • 容疑者の同僚、同級生、地元住民の証言を聴きながら、城野美姫とはどんな人物なのか想像して読みました。犯人がいきなり分かったときは、とても驚き、そうだったのか!と、あとからこわくなりました。ネット上のつぶやきのやりとりや、週刊誌、新聞の記事などと並行して読み進める構成もとても面白かったです。
    ドキドキしっぱなしで、一気読みでした!

    • NO Book & Coffee  NO LIFEさん
      はなさん、こんばんは!

       フォローしていただき光栄です。
      自分のレビューが他の方と共有され、共感・共鳴できるって、いいですよね。

       私も...
      はなさん、こんばんは!

       フォローしていただき光栄です。
      自分のレビューが他の方と共有され、共感・共鳴できるって、いいですよね。

       私も最初は自分の単なる記録用としての登録でしたが、考え方が変わりました。
      お互いに、よい読書の秋を過ごしましょう♪

       因みに、私の長い読書ブランク打破のきっかけが、湊かなえさんの『告白』でした。
      2022/11/10
    • はなさん
      No Book & Coffee NO LIFEさん
      コメントありがとうございます。
      書評やおすすめ本、参考にさせていただきます。
      『告白』...
      No Book & Coffee NO LIFEさん
      コメントありがとうございます。
      書評やおすすめ本、参考にさせていただきます。
      『告白』は湊かなえさん作品で初めて読んだ本でした。正直最初に読み終えたときは、こわっ!と思ってしまいましたが、再び湊かなえさん作品にハマった今、再読したいなぁと思っている本です。
      素敵な読書時間を過ごせますように。
      2022/11/10
  • 『白ゆき姫殺人事件』と呼ばれる事件を扱ったミステリー。タイトルがキャッチー過ぎて積読してたんだけど、読んでみたら、被害者がのちに『白ゆき姫』と呼ばれる経緯も納得のストーリーでした。
    三流ライターがユルユルと証言を集めて無責任に再構築し拡散していく構成。雑誌記者ってサイテーと思いながらも『白ゆき姫』の顔写真が載った誌面を見たくなる自分がいます。はい、自分自身がイヤミスの構成員でした。
    最初の証言者の語り口が鼻につくのだけど、そこを乗り越えるとあとはスムーズ。300ページを超える作品だけど、後半は無責任ライターによるSNSや雑誌記事の参考資料なのでサクッと読めます。被疑者を守ろうとする発言も簡単に悪意ある記事に転換されていくところが怖いですね。

  • 人の口には戸が立てられない...。歪んだ取材、個人情報の漏洩、悪意...。そりゃあ自分が一番なのは理解はできるが、共感はできない。
    頁を繰る手が止まらず一気読みでした。表面的なモノにダマされてはいけません。夕子に拍手!

  • 口語体で進んでいく作品が苦手。

    巻末に資料を付けているのは斬新で面白いけど、本編があまり頭に入ってこなくて資料の意味がなかった。

    ☆2.1

  • 後半に資料があって、本文は事件の関係者の語り口調。それを読む事に資料に行って…あちこちページをめくるので少しゲームbookを思い出しましたが資料多すぎて途中で諦めました(笑)

  • 湊かなえさんならではの書き方かなと思った。
    告白の時は書き方に抵抗があったが、今回はすんなり受け入れられた。

    特に衝撃もなく、ふーんなるほどなぁで結末。

    小説の後半は、何というか、非常に読みにくかった。
    サイトの画面だったり、新聞記事だったり(^-^;
    斬新なのでしょうけど、読み辛い。。。

全1275件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1973年広島県生まれ。2007年『聖職者』で「小説推理新人賞」を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビューする。2012年『望郷、海の星』(『望郷』に収録)で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞する。主な著書は、『ユートピア』『贖罪』『Nのために』『母性』『落日』『カケラ』等。23年、デビュー15周年書き下ろし作『人間標本』を発表する。

湊かなえの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
湊 かなえ
湊 かなえ
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×