白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 18201
感想 : 1279
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087451580

感想・レビュー・書評

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  • 久々に二日酔いでしたw

    ってな事で、湊かなえの『白ゆき姫殺人事件』

    実は湊かなえさん初めて読んだw

    他の原作のドラマは観たことあったりしたけど、中々面白かったw

    犯人が誰なんかなぁと思いながら読んでもハズレとった(笑)

    なるほどね~、そう来るかって良い騙され加減じゃったw

    2016年36冊目

  • 関連資料が印象的だった(2022.9.)

  • 【ミステリーというより社会派小説】
    殺人事件についての証言を様々な人物に語らせるスタイル。真実ではなく証言ベースで語られるため、何が真相か掴めないまま最後の最後に謎解きがされる構造。予想を裏切られる結末自体も良かった。しかしそれ以上に人間が作りだす根拠のない噂話の恐ろしさ、ネット社会の怖さを強く訴える内容に感心した。

  • 誰が真実を言っているのか最後までわからないところが面白かった。
    ほんとに城野美姫を思っている人は真実を言うけど、自己防衛をしている人は話を盛っており、人間の醜いところが表現されている。
    週刊太陽に垂れ込んだ美紗子が犯人だとは思わず、
    美姫を犯人に仕立てる話術や作戦に騙されていた。

  • 骨子は湊かなえの「人間の嫌なところフォーカス」がなんだが、さらにメディアと人の噂、にスポットを当ててまた違うイヤミスさが出てる。

    私はもっとシトシトした感じが好きなんだけどこれはこれで新しく感じたしアリだなあと思った。途中のいろいろな証言、結局真実かどうかわからないけど、でも現実ってそんなもんだろうなと思ったからあえてそうなってるんだろうな。

    ストーリーだけで考えると実はそうでもない。凝った演出の考察がはかどる作品(私はしない)

  • 女のドロドロした戦いというか、いろんな人の視点が面白くいいように描かれていたりして、読み手としては面白かったけど、実際に存在したら嫌だなぁ

  • めっちゃ最後らへんまで犯人が分からんかった。
    視点が変わるごとに言い分が変わって、
    人の印象って誰かから聞いた一面だけで
    受け取ったらあかんなと思った。
    三木典子は、普通に近づきたくないタイプの人やなぁ。

  • 関係者の証言と巻末資料のみという面白い構成。
    意外な犯人だった。人間のダークな面が浮き彫りにされている。

  • 解説にも書いてあったように、女の人の話を盛っちゃうあの感じがすんごくリアル。
    城野美姫がどんどん不利な状況になっていく中で、最後のどんでん返しに驚き。
    あと後半SNS仕様になっており、そこの情報をいろいろ拾って物語の裏側を完結させる仕様になっているのが斬新でダブルで驚き。
    ミステリー小説好きで色々読むけど、満足度高かった!!

  • 殺人事件の容疑者が様々な角度から語られる。
    いつのまにか自分の容疑者へのイメージがぐるぐると変わっていて、他人から得た情報だけで人を知ることの難しさに気づく。
    ネットコメントや雑誌記事、新聞記事の資料が後半にのっており、リアルタイムで情報に惑わされる感じ
    マンマローのケロッパがいまだに誰か分からない。教えて欲しい

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著者プロフィール

1973年広島県生まれ。2007年『聖職者』で「小説推理新人賞」を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビューする。2012年『望郷、海の星』(『望郷』に収録)で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞する。主な著書は、『ユートピア』『贖罪』『Nのために』『母性』『落日』『カケラ』等。23年、デビュー15周年書き下ろし作『人間標本』を発表する。

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