白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 8669
レビュー : 936
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087451580

感想・レビュー・書評

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  • 誰もが羨む美人が凄惨な方法で殺された。殺人犯と疑われたのは会社の同僚である地味な女子。フリー記者は彼女を殺人犯と決め付け強引な取材と報道を続けていく。
    炎上するネット、過熱する報道、エゴイスティックな証言の数々。人間の醜さがたっぷり詰まった物語。

    フリー記者に取材を受けた関係者達の証言のみで書かれており、巻末に報道された雑誌やSNSが掲載されるという構成。
    この構成はみんな自分本位な事しか言わないから、最後まで誰が真犯人なのか、どういう経緯でそうなったのか、わからなかったが、きちんと解明されてなるほどなあ!と納得した。構成力に拍手。
    ホラーとは別の意味で怖い。もしも自分が彼女の立場に置かれたら、と思うと想像するだに怖ろしい!

  • 本を読んだ後映画も見た。
    綾野剛について議論したランチを思い出した。
    結論、皆綾野剛という名前の語感が好きだったようだ。

  • これは映像で見た方が面白いかも。

    マンマローのあたり、イライラするし。
    「美人なのに性格が良い」って特異なことみたいに言われるけど、むしろ性格悪い美人の方が稀有だと思うがね…だって生まれながらに優先チケット渡されてるようなもんで、人に優しくされるから大体素直で優しくなるのが美人の特徴。

    天然美人じゃないか、ライバルがいすぎたか、よっぽど悪意を向けられる特殊な環境にいたかじゃないと、性格悪い美人なんて育成されないぞ。

  • インタビューして、相手の話しをそのまま文字におこした書き方の小説。最後の方は、チャット画面や記事やブログの資料が載っているので、後で読み返して時間軸と照らし合わせてみたら分かりやすいですけど、疲れました(^_^;映画は観てないのですが、映像化した方が分かりやすい作品かもなので、機会が有ったら観てみたいと思います。

  • 湊作品は出だしからテンポがよくて、とても読みやすいのですが
    必ずと言っていいほど結末がお粗末です。

    残念ながらこの作品も例にもれずといった感じでした。
    こんなに読者をぐいぐい引き込む力があるのに
    なんでラストがいつも肩すかしになるかなぁ……と思いながらも
    未読のものがあるとつい手に取ってしまいます。

  • メディアのことを鵜呑みにしてはいけないと頭では分かっていたが、改めて思い知らされた感じ。

    個人的に、納得のいかない点が多く、ミステリーとしてはあまり面白く感じなかった。

  • 人の偏見の描写がゾクゾクする。

  • 面白かった。

    作家ってそもそもみんなそうなのかもしれないが
    このひとはほんとに今の社会をうまくとらえてうまく描くなぁと思った。

  • 15.nov.20

    映画化もされたけどなんとなく後回しにしていた湊かなえ作品。

    湊かなえ作品大好きだったけど、毛色が違うように思えたし、登場人物も好きになれなかった。

    時代設定が一昔前なのかな?と思えるようなオフィスの雰囲気…給湯室での会話やらお茶出しやら、でもSNSを使いながら事件が進んでいくということは現代のお話なんですよね。

    いまどきメディアリテラシーすら身につけてない週刊誌記者、単細胞でお喋り好きな女子と、噂だけが楽しみな田舎者。
    そもそもいまどきゴシップまみれの週刊誌なんて、中高年しか読まなくない…?20代女性で読んでる人とか聞いたことない。

    結末は「なるほど」と思えたからまあいいかな。でも動機が弱いかな…?読者に投げて考えさせるパターンだったから難しい。

  • 化粧品会社のOLが殺された。事件を週刊誌記者が追い、インタビュー形式で話が進んでいく。
    何事も噂は怖い。あることないことが語尾を変えて一部を変えて彷徨う。
    ツイッターみたいなネットのやりとりが現実的。勝手に断定しているあたりも含めて。

著者プロフィール

湊かなえ(みなと かなえ)
1973年、広島県生まれ。武庫川女子大学家政学部卒。
2005年に第2回BS-i新人脚本賞で佳作入選。2007年には第35回創作ラジオドラマ大賞受賞、「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。読んだ後に嫌な気分になるミステリー「イヤミス」の優れた書き手として著名。
「聖職者」から続く連作集『告白』は、2008年、「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位、「このミステリーがすごい!」では第4位に選ばれ、2009年、第6回本屋大賞を受賞。デビュー作でのノミネート・受賞は、共に史上初。2012年「望郷、海の星」で第65回日本推理作家協会賞(短編部門)、2016年『ユートピア』で第29回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。ほか、直木賞で度々候補になっており、2018年『未来』で第159回直木賞に3度目のノミネート。同年『贖罪』でエドガー賞候補となった。
映画化・ドラマ化された作品多数。特に映画では、2010年『告白』、2014年『白ゆき姫殺人事件』、2016年『少女』、2017年『望郷』と話題作が多い。

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