ブラックスローン インディゴの夜 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 342
感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087451702

作品紹介・あらすじ

ホストクラブclub indigoの客が殺された。手帳に残された記録からホストが疑われるが、実は彼女はネット上で「もう一つのインディゴ」を経営していて!? 人気シリーズ、初の長編!(解説/大矢博子)

感想・レビュー・書評

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  • インディゴシリーズ初の長編、アメーバピグとか2000年代後半ぐらいのネットカルチャーど真ん中みたいな小説。仮想現実もののプロットとして、もはや懐かしさを感じる。

  • インディゴシリーズ5作目で初の長編。
    「club indigo」の常連客だった女性が殺され、彼女が贔屓にしていたホストが疑われたことから、オーナーの晶とホストたちは事件を調べ始めた。するとネットのバーチャルタウンにも「indigo」が存在し、リアルをモデルにしたアバターのホストたちがいることがわかる…
    バーチャル空間に本物そっくりのホストクラブを作って楽しむという発想が面白い。リアルとバーチャルを行き来しつつ、被害者の女性は何を思っていたのかと考えてしまった。
    解説にも書いてあったが、憂夜さんが不思議キャラになってきているのがちょっと笑える。

  • テンポよくさらりと読めました。

    ネット上のヴァーチャルシティにインディゴが開店していて
    そこでのやりとりに絡んでリアルのインディゴの客が殺されて
    …という事件を追う、いつもの面々。

    晶さんのヒステリックさもなく、もともとの彼女らしさが戻り
    メインキャラたちもよく活躍し、相変わらずフットワークがいい。
    ただ、ホストさんならではの活躍の仕方というのとは
    ちょっと違う気もしますが。

    ネットの話はいずれ出ると思っていたし、やるならこの
    タイミングじゃないと古くなっちゃうのでいいと思います。

    それでもやっぱり、リアルのアレが人を踊らせ死なせる…。
    ネットの迫力とリアルの重さ、どっちも知ってても、
    動機はそれか…と切なくなりました。

    え?何なのか書け?いえいえ。ミステリだもん。
    書かないです。

    次作はしっかりと店舗での活躍も見せて欲しいかな。
    楽しみにしています。次早く出ないかしら。

  • このシリーズの中で一番くらいに面白かったかも。

  • 02月-21。3.0点。
    インターネット上のバーチャル街に、クラブインディゴが。
    運営者と思われる人間が殺害され、疑われるインディゴのホストたち。。。

    スピーディーな展開。サプライズは少ないが、納得。

  • インディゴの夜の第五弾。

    初めての長編、といっても短めだけど。
    バーチャルシティにコスプレまで出てきて、面白かった。
    でも、なんだか毛色の変わったホストクラブのオーナー二人、
    晶と塩谷のITぼけっぷりが痛いというか、
    身につまされるというか。
    あと、
    なぎさママの活躍がちょっと足りないかな。

  • インディゴシリーズ5冊目にして初の一本長編。ネット上の「club indigo」の謎に、リアルの「club indigo」のいつものメンバーが立ち向かう。4年前の作品だが、なんだか少し古いような気もして、ネットの発展は目覚ましいなと。今もアバターとかはあるけども、ネット上でのコミュニケーションの取り方も少しずつ変わっている気がする。
    犯人がちょっとショボすぎるのと、空也の取って付けた感があったものの、憂夜さんのホスト姿!が見られ…ないけど想像できてよかった。それで満足!

  • ちょっと変わったホストクラブ「club indigo」の、今回の事件は……ネットです!とことん昭和調な大人たちが笑える。

  • ここ何巻か集中出来ずにいたけれど、持ち直した。バーチャルタウンでのやり取りやコスプレ撮影のエピソードも楽しめたし、ここへ来て加わったスイーツの描写は美味しそう。描写通りに想像出来ていないけれど(台詞から、勝手にちがう感じでイメージしてしまう)、アレックスが気になり始めた。

  • 個性的なホストたちが人気を集める渋谷のホストクラブ「club indigo」。
    常連客の真千子が殺され、指名されていたホスト・DJ本気が疑われる。
    オーナーの晶とホストたちが事件を追ううち、ネット上に「もう一つのindigo」が存在し、真千子がそこを運営していたことが分かる。
    ネットとリアルの両方から犯人探しを進める晶たちだが…。
    大人気シリーズ最新作が文庫オリジナルで登場!

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著者プロフィール

1966年東京都生まれ。2003年「インディゴの夜」で第10回創元推理短編賞を受賞しデビュー。同作は書籍化され大人気シリーズとなり、ドラマ化、舞台化、コミック化された。他著に「モップガール」シリーズ、「アー・ユー・テディ?」シリーズ、『チャンネルファンタズモ』『ご依頼は真昼のバーへBarホロウの事件帳』『風が吹けば』『桜田門のさくらちゃん』『学スクール園王キングダム国』『ゴールデンコンビ 婚活刑事& シンママ警察通訳人』「メゾン・ド・ポリス」シリーズ、『警視庁レッドリスト』などがある。

「2023年 『警視庁アウトサイダー The second act 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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