我が家の問題 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • レビュー :241
  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087451979

作品紹介・あらすじ

「夫は、仕事ができないらしい」。会社のこと、実家のこと、ご近所づきあい……どんな家庭にもある、ささやかだけれど悩ましい「問題」の数々をリアルかつ温かく描く短編集。(解説/吉田伸子)

感想・レビュー・書評

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  • 友人が「お勧めだから、あげるよ」と、くれた小説です。
    テーマは、家族の危機。

    どこの家庭にも必ず訪れるであろう「家族の危機」という深刻なものに対して、軽いタッチと柔らかな文体で書き綴られていて、楽しく読めた1冊でした。

    きっと、他人からしたら大したものでなかったり、実は結構ありふれたことだったりするのだけど、その家庭にとってはとっても大きな問題。
    毎年の里帰り、親の離婚、夫の会社での冷遇などなど・・・家庭という1つの共同体の中で避けては通れない数々の問題は、確かに重たいものなのだけど、そんな重さと向き合うことを通して手にする更なる結束は、すごく気持ちを温かくさせます。
    家族っていいよなぁと思わずにいられない。
    結婚していたら、またきっと読む心境も違ったんでしょうね。

    幸せな家庭を築いている人に、これから結婚をする人に思わず贈りたくなる1冊です。
    解説で書評家の吉田信子さんが、本書を“心の湯たんぽ”のような1冊と称していて、まさに言葉のとおりだなぁとしみじみ感じたところです。

    さくっと読めて楽しめて、いい1冊でした。

  • 結婚するということは家と家の付き合いなんだなぁ…と改めて。恋愛時代は気にならなかったような価値観の違いや1人の時間を持てなくなることの不満。土地柄が変われば親族付き合いの濃淡も変わる。

    選択肢が増え過ぎたのも晩婚化の一因よなぁ。

    • ぴちほわさん
      hetarebooksさん、こんにちは。

      いつもいつも私のレビューに目を通して頂いて、お気に入り登録してくださってありがとうございます。
      とてもうれしく光栄ですし、おこがましくもどなたかに見て頂けてるのかなーと思うと、俄然やる気が湧いてきます。

      こちらhetarebooksさんのレビューを読んだのをきっかけに奥田作品デビューを果たしました。きっかけを与えて下さってありがとうございます。今では気になる作家さんのひとりとなりました。つい最近、『家日和』も読んだのですが、彼の作品をもっと読みたくなりました。

      私は音楽ばかりなのですが、hetarebooksさんは幅広いジャンルの本を読まれているので、いろいろ参考にさせてもらっております。

      ではこれからもどうぞよろしくお願い致します。
      2014/10/22
    • hetarebooksさん
      ぴちほわさん

      こちらこそ、拙いレビューに花丸、ありがとうございます。

      奥田さんの作品、私は「ララピポ」や「空中ブランコ」あたりが初読だったと記憶しているのですが、あのアクの強さ、また「家日和」「我が家の問題」のような、どこかほっこりする作風を書き分けておられるところも凄いなと思っています。

      雑食と言いますか、気の向くままの乱読本棚ですけれど、これからもよろしくお願い致します。
      2014/10/22
  • 家族に関する短編集。
    暗くなく、前向きな話が殆ど。
    夫婦であれば乗り越えなくてはならないこともあり、家族だから楽しめることもある。
    面白かった!

    2018.3.20

  • しばらく読書から遠ざかっていたので、リハビリ読書。夫婦関係、サラリーマン、主婦の描き方が少し古臭いかなと思ったけど、案外こんなもんなのかもな。

  • 人生は選択の連続!!
    結婚も大きなライフイベントのひとつなのですね。
    どんな状況下においても、とりあえずは現状を受け入れる努力をして、『それじゃあ、そこからどう動くのか?』ということが大切なんだなーとふと感じました。

    『ハズバンド』と『夫とUFO』と『妻とマラソン』が気に入りました。

  • 6話入った短編。全てのお話が私の心に何かしらの考えを与えてくれました。
    今の私には必要な一冊になったと思います。
    読み終わった時には、少し寂しくさえなりました(笑)

    夫婦とは、家族とは、妻とは。
    日々の自分の考え方、あり方を見直す一冊です。

  • 面白いんだけど、『えー!?その先は?』みたいな短編が多かった。

  • 【昔読んだ本】
    どっちかというと1作目のが好きだけど、どれも安定の面白さ。
    特にマラソンの話が良かった。奥田さんにかかれば、何でもない話もあっという間に引き込まれる良いお話に。ラスト少しウルっとした。

  • どんな家庭にも、何かしらあるよねっていう話。
    思ってたのと違い、今一つ。

  • 軽めの小説(カテゴリ)
    かかった時間80分

    いやぁー、奥田英朗はおもしろいなぁー。
    「家族」をテーマにした短編集で、それぞれ、妻の献身に息苦しさをおぼえる新婚男性、無能扱いされているであろう夫に同情する妻、両親の離婚危機を知ってしまったJK、激務で精神を病んだ(病みそうな)夫に混乱する妻、里帰りを憂鬱がる夫婦(夫)、自分の社会的地位がアップしたせいで孤独になった妻を案ずる小説家、の視点から、時として不器用に家族を思いやる姿が描かれている。

    読んでいて、人の弱さや不器用さへのあたたかさを感じる。滑稽だし、滑稽に描いてあるけどそこに愛がある、みたいな(伊良部シリーズも然り)。全部「コミカルで、ちょっといい話」だ。

    これだから奥田英朗はいい。

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