- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087452327
作品紹介・あらすじ
好きだった。あの人はもう隣にいないけれど、わたしの手もとには、あの人からもらった物が残っている──。注目の女性作家が「贈り物」をテーマに描く、せつなく共感を誘う7つの物語。(解説/瀧井朝世)
感想・レビュー・書評
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終わった恋だからこそ、美しく見えるのかもしれない。
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何回読んでも飽きない、面白い
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忘れられない切なくも愛しい7つの物語がつまった短編集。短い中でも主人公の過去の大切な人への想いがつまっていて、切なくなります。人間誰でも、切なくなるような恋の想い出があるのではないでしょうか。もうどうしようもない、変えられない過去。ふと思い出してつい泣きたくなってしまう恋が・・・。読んでいて、そんな過去の人たちを思い出して胸がぎゅぅっとなりました。ひとり静かに読みたくなる、そんな本です。
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するすると読めた。
それぞれのお話の主人公があるアイテムからかつて恋をしていた人のことを回想していく。
出会いから別れまでが穏やかに丁寧に書かれている。
筆致に激しい上がり下がりが無いのがよりリアリティを感じさせるように思う。
ただ、『あとは泣くだけ』というタイトルがあんまりピンとこなかった。
別れてすぐのお話ではないし、主人公たちがアイテムを見て感情を泣くほどには高ぶらせている感じもないので。 -
痛い。
苦しい。
切ない。
甘酸っぱいなぁ。
分かりたくないのに分かっちゃったり。
ちょっと羨ましかったり?www
そんなこんなが、詰まった一冊。
☆触れられない光
☆おぼえていることもある
☆被害者たち
☆あの頃の天使
☆呪文みたいな
☆恐れるもの
☆先生、 -
記録用
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いくえみさんのカバーが印象に残った。数年前に読んだ本で内容あまり覚えておらす
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過去にもらった贈り物をきっかけに
記憶を遡る話が詰まった短編集です
そのときは、すごく泣いて辛くても
時間が経って、今、過去として
思い出にできるってすごい
ハッピーエンドでは無いけど
主人公たちは皆前向きでした
カバーイラストは、
大好きな #いくえみ綾 先生。
あの頃の天使 がすき -
静かに、諦める。泣くのが難しい。