ばけもの好む中将 参 天狗の神隠し (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 344
レビュー : 41
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087452440

作品紹介・あらすじ

怪異が大好きな変わり者の中将・宣能に気に入られてしまった中流貴族の青年・宗孝。宗孝の姉が、山で「茸の精」を見たと聞き、真相を確かめに向かう宣能と宗孝だが……。平安冒険ミステリー第3弾!

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第3弾。
    短編連作で、今回のテーマは天狗。
    一話目で幻を見せるキノコが出てきて、人為的なものか妖なのかという終わり方をする。
    二話目は妖ではない人の話なのだが、またそのキノコが絡む。
    3話目、4話目で天狗が現れるが、キノコとも絡み、弘徽殿の女御の過去や宗孝の姉、母との関係も明らかに。
    だんだん明らかになっていく人間関係、それぞれの人柄など、ここからまたどのように繋がるのか続きが楽しみになってくる。

  • 弘徽殿の女御の若かりし頃の恋の話のもつれかと思ったのに。。。 宗孝の姉ばかりでなく母までも! 毒キノコや宰相の中将の火遊び(!?)が、まわりまわってこうつながる?作者のストーリーを練る腕にも脱帽です。 そして今回も、いざという時の宗孝の行動力にはビビビとくる(笑) 初草に、重い未来がのしかからぬよう、もう少し、可愛いままでいられるように願うばかりです。

  • 作中では悪役になるプライド高い女御も悔し涙を見せる時代があったのかと、ついつい驚いてしまったが最初からきつい性格なんてしているわけないですよね。
    訳ありの過去話がチラリとでてくると、俄然気になるのは右大臣と宣能の確執。
    なにがあって、あそこまで深い溝が出来てしまったのか。

  • 宗孝の母と姉上たち、宣能の叔母と妹の人物像がはっきりしてきて面白くなってきた。
    右大臣怪しい。何を企んでいるのか?

    前作もこれも事件はおもしろいのに、ばけものと関連づけるから、そこがちょっと半減してしまう。

  • 2018.09.09 再読
    傲慢な弘徽殿の女御にも、悔しさに涙するような少女時代があったのだと思うと、少し親しみが持てる。誰にも弱さを見せられないだけで、本当は今でも泣いていることがあるのかも。

    - 茸 くさびら:二の姉
    - あやしの美女:一の姉
    - 天狗の神隠し:弘徽殿の女御
    - 天狗の神隠し、再び:澪の君と一枝の君


    2014~2016 読了

  • だんだん面白くなってきた気がする。シリーズものとしてキャラが揃ってきたようだ。
    2018/3/22

  • 茸のことは面白かったけど、どうにも誰が誰だかわからない。この時代はぴんとこなくて難しい。

  • コミックにしたら面白そうなライトノベル第三弾。
    宣能と宗孝のコンビが板についてきた。巻を通して怪しいキノコが事件に登場しており、どうやらその裏には宮廷を揺るがす陰謀が見え隠れしてくる。最初の頃より、宣能と父右大臣や叔母である弘徽殿の女御、との対立が鮮明になってきた。どうやら、単なる性格の不一致による不仲ではなく、もっと大きな闇を抱えていそう。右大臣と女御は宗孝の家族とは色々因縁があるようだけど、だからこそ宣能は宗孝に近づいたのかも。

  • いくつかのお話が収録されているのに、全てに怪しいキノコがストーリーに関わっていたとは! 天狗も、中将と右兵衛佐が扮してお話が解決したかと思いきや、最後には女御を怖がらせた天狗の正体が現れたり……こうして、ゆる〜く話が繋がっているスタイル、好き。女御と右兵衛佐の母と姉の因縁もストーリーを盛り上げるのにはいいけれど、しかし右兵衛佐、母から琵琶をしっかり教えてもらった方がいいんじゃ……。

  • 今回の怪異は天狗!
    鼻の高い天狗に烏天狗。
    思惑も様々(笑)
    山での宴の挙句の弘徽殿の女御は、ちょっとお気の毒?
    ま、あの性格だから(笑)
    あいかわらずの宣能の言動も、いちいち、つぼにはまって、素敵過ぎる。
    宗孝のいい人ぶりも、もちろん健在だし。
    それにしても、宗孝母と一の姉、弘徽殿の女御の過去の繋がりにはびっくり。なんていう因縁。
    その設定が、先々にも影響してきそうで、楽しみ。

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著者プロフィール

1964年生まれ。91年『闇に歌えば』でデビュー。
「ばけもの好む中将」、「暗夜鬼譚」シリーズ(ともに集英社文庫)、『怪奇編集部「トワイライト」』(集英社オレンジ文庫)など著作多数。

「2018年 『百鬼一歌 都大路の首なし武者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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