天皇の料理番 下 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 59
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087452945

作品紹介・あらすじ

寸暇を惜しみ、熱心に修行を続ける篤蔵は華族会館、上野の精養軒で働き、ついに西洋料理の本場、パリへ。大正、昭和の時代、宮内庁主厨長まで登りつめた男の生きざまを描く感動長編。(解説/吉村千彰)

感想・レビュー・書評

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  • なんていい話・・・。( ´∀`)

  • 料理人という職業は、身体を、感覚を、駆使することのプロだと思っている。
    何か一つに長けているというよりは、総合芸術的な長け方が必要なのではないか。
    しかし、この小説で描かれる明治時代の料理人というのは何かやくざ者な所があって、そんな人たちがフランス料理を本場さながらに創り上げるのだから、今日の、なんとかプロデュースみたいなものを考え直してしまう。

    篤蔵という人物の人間性が魅力的かというと、私の中ではそうとは言い切れない部分もある。
    けれど、小説として篤蔵という人物が丁寧に描かれているのだとしたら、それで良い。

    彼の志を全うする信念は、彼自身を超えて日本という国に財産をもたらした。
    これと決めたことで誰しもが身を立てられるわけではない、とは篤蔵自身も語っていることだが、その信念というか執念がなくては成立しない成功があるのだと思わされた。

    未開に踏み込む勇気を持て、と鼓舞された一冊だった。

  • 2019年4月7日、読み始め。
    2019年4月14日、読了。

  • いつの間にか年取ってた。実在する人とは、すごいの一言です。晩年はきちんと昭和の頑固親父になってた。

  • 修行時代のところは面白かったけど、いざ、タイトルの天皇の料理番になってからは主人公に魅力が感じられず。

    ドラマでは号泣しながら観てた描写はなく伝記小説でした。

  • 仕事への妥協しない姿勢は素晴らしい。

    古き善き時代の仕事観に敬意でということで★4つ

  • 料理に挑み続ける姿は達人と呼ぶに相応しいが一歩、料理の道から外れれば只の人でしかなかった。
    人生を料理という刀に捧げられたのだから幸福だったろうなぁ

  • 201504/ドラマは未見だけど気になって読んでみたら面白かった。ひどい男だなって思う箇所もあったけど、時代も考えると相当の情熱がないとこれだけのことを成し遂げられなかっただろうな。

  • 下巻はパリに行って修行して呼び戻されて天皇の料理番になるのだが、パリでのフランソワーズとの恋の話、呼び戻されてからの妻とのこと、ザリガニの話などドラマのほうがよくできていた。本は伝記として読むのにはよかった。

  • フランスでの料理人修業に人間関係の取り方の修業も加わって大変。いよいよ宮内省主厨長としての仕事が始まる。持って生まれた性格がガラッと変わるわけもなく、自分の信念に基いた言動を貫く篤蔵さんには恐れ入ってしまう。周りの人達の目が怖くはないのだろうか?いやそれぐらいでないとあの立場での仕事は出来ないのかも知れない。テレビドラマがどう創っていくか楽しみです。

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