- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087452976
作品紹介・あらすじ
男のプライドと嫉妬はどこからくるのか? 男の話を女はどう受け止めればいいのか? 精神科医の著者が男女関係に鋭いメスを入れる。異性の本音はこんなところにあった!? 目から鱗の実用エッセイ。
感想・レビュー・書評
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香山先生による男性論に近いかな?
一般的な男性の様々なシーンでの行動動機を心理学的に掘り下げてあるものの、さほど詳細に様々な因子をとりあげているわけでない。
そこらのバランスが良いし、香山先生の見解も散見されてどこかユーモラスでライトな論調になっている。
男性の私にとっては、身につまされる部分もあり反省を交えながらでも楽しく読めた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なかなか面白い観点だなあと思って読み進めていったけど、どうも、古い男の人の固定観念が強くて、疑問に思うレベルになって終わる感じだった。そこまで、、、か?みたいな。評論としては、こうだから、こうです!って書かないといけないのかなあと思って納得しつつ、あまり良い気分にはならなかった。
前半は、雑誌のコラム的な感覚で読めたんだけどな。 -
タイトルだけを見ると、ハウツー雑誌やファッション雑誌の特集の見出しのようですが、これはあくまで精神科医の香山リカが書いた著書というか、香山リカでないと書けない本です。
そもそも「女は」と一般化するのは無理な話で、個別的事情が色々と存在します。
しかも香山リカという人は、精神科医という専門家であり、プロレスやサブカルチャーに詳しいライターでもあり、政治的にはリベラルな傾向を持っています。
(最近、極右タカ派思想のイデオローグとトラブルがあり、信者からバッシングされているようでお気の毒です。いよいよ自由な言論が許されない極右独裁の時代になりそうですね……と思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?)
旧版『女は男のどこを見抜くべきか』の改題ということですが、旧版の読書メーターでも、女性陣からタイトルと違う、という意見が。
ということで、
「香山リカは男をどう見抜くのか」
というか、
「香山リカは男性心理をどう分析するのか」
とでもした方が本書の内容をよく表していると思います。
それで、本書で俎上に載せられる分析対象は、若い男性ではなく、もっと上の世代。奥様や家庭を顧みないで無神経我が儘に振る舞い、突然三行半を突きつけられるようなオヤジの精神病理が分析されています。
ということで、オジサマ世代こそこんな本を読んでわが身を省みてはどうでしょうか、と。
■[自己啓発]香山リカは男をどう見抜くのか
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20150709/p1
『女は男をどう見抜くのか』(香山リカ)を読んで私・荒馬紹介が考えたこと。
現在、ジョージ・オーウェル『1984年』を読んでいるのですが、2015年の日本において粛々とビッグブラザー化しつつある安倍晋三について分析してみました。
■[憲法]荒馬紹介はビッグ・ブラザーをどう見抜くのか
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20150709/p2 -
かなり女性目線の言い分。しかし、これが女性の実態かと思うとゾッとする。
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香山リカってこんなにダメな人だったっけ…。全編、男が悪いという話しか書いてない。