大人の発達障害 アスペルガー症候群、AD/HD、自閉症が楽になる本 (集英社文庫(日本))

  • 集英社 (2015年10月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784087453713

作品紹介・あらすじ

身の回りにいるちょっと「変わった」人は、なぜ周囲の人とうまく付き合うことができないのか? 現役精神科医の著者が10のケースから、発達障害を徹底解説。読めば、本人も周囲の人も楽になれる!

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

発達障害についての理解を深めるための一冊で、特に大人の発達障害に焦点を当てています。著者は現役の精神科医であり、実際の臨床ケースを豊富に紹介しながら、発達障害の特性やその影響を解説しています。読者は、...

感想・レビュー・書評

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  • 昨年「隠れアスペルガーという才能」という本を読んだ後に、私の様々な欠点は、軽度のアスペルガー症候群の所為なのだとガッテンいって、ずいぶん気が楽になったのであるが、その後私の欠点が改善したかと言うと、そうではなく、もしかしたら、たまたま自己診断がこうなったから、自己弁護として使っているだけなのではないかと、反省を始めた。そういうわけで、もう一冊読んでみた。

    最後の自己診断を受けると、前回のように「あと一歩で真正アスペルガー」ということではなく、かろうじて「発達障害の傾向がある程度認められます。日常生活に支障が出ることは少ないと思われますが、一部の人にはなんらかの支障が生ずることもあります」に分類された。しかも、その中でもかなり点数は低かった。「あまり気にしすぎるのもどうかと思うよ」も言われているのかもしれない。また、再度「隠れアスペルガー」の「傾向」は出たということでもある。

    この本は前著と違って、ホントのお医者さんの書いた本なので、主には医学的な説明と用語説明、様々な臨床ケース(大人になって発達障害と認められる人々に限る)の紹介に終始していて、軽度の発達障害者の者は、或いは隠れアスペルガーの者は
    、これからどうすればいいかということを展開した本ではない。ということでもあるのかもしれない。著者の言うように、もともと診断のつきにくい病気だし、軽度ならばなおさら。ホントに仕事に支障が来たすほどに、迷惑がかかっている本人や、周りの人には、だいたいの方向性を見つけるにはいい本かもしれない。ただし、この本だけで解決はむつかしい。気になる人は、1番は信頼できるお医者さんにかかることだろう。

    2017年7月21日読了

  • 発達障害の、子どもについての本はいくつか読んだが、大人の…というのは初。
    周りにいるちょっと変わった人、またはそう言われたことがある人が読むことで、もしかしてあの人は?自分は?と考えるきっかけになる本です。
    周りにいる、ちょっと困った人やクセの強い人のことが、少しわかるかもしれません。若しくは自分は悪くないんだ、こういう特性だったのだと思えるきっかけになるかもしれません。
    とても読みやすかったです。

  • 突然「あなた」と呼び掛けられて驚いた。発達障害について認識を深めようと本書を読んだが、コミュニケーションがうまくいかずに悩んでいる方に向けてだった。マイペースで不思議ちゃん、個性的と言わるが、金太郎飴になりたくないだけなので該当しない。だが、発達障害は周りの理解が必要と結ばれていて違和感。有名なアニメ、小説や映画が出でくるが、知っているのが当然と書かれているのは不可解。モヤモヤする読書だった。

  • 平易な解説とそこそこの事例で、発達障害というものを知る第一歩には悪くないかもしれない。しかし、踏み込んだ内容を求めたり、多くの事例を期待して読むとちょっと物足りない部分があった。

  • 2015年の本だから、
    今は定義や考え方が変化しているかも。
    発達障害についてもっと調べたくなった。

    具体的な事例を交えつつ、
    障害についての説明が書かれた本。
    実際どうしたら良いかはあまり具体的に書かれておらず、サラッと うっすら だけだった。



    【発達障害に対しての対応方法】
    ①PDD(広汎性発達障害)の特徴を理解する。
    ②苦手なところは本人の責任でないことを前提に考える。
    ③良いところ、長所を見つける。PDDの特徴のために起こる苦手な面は過度に非難しない。
    ④本人も自分の問題点を自覚する。
    ⑤できれば一つひとつの具体的な対応法は本人と話し合って決める。

  •  この本を家電の説明書に例えると、機能の説明は書かれていても、使い方や修理方法は何も書かれていないので、「一体、どうすれば良いんだ!?」と途方に暮れます。
     著書の備瀬哲弘氏の視点が定型発達者寄りなので、PDD当事者より、PDDの方の周りの関係者が読む本です。
     具体的な10のケースが分かり易く書かれているので、PDDをよく知らない人には良いと思います。
     『アスペルガー症候群、AD/HD、自閉症が楽になる本』というサブタイトルは大袈裟。

  • タイトルが紛らわしい。
    周囲が理解し受け入れ接し方を変えることで二次障害を防ぐ、という内容です。
    当事者が「楽になる」のに直結する内容ではないです。

  • 精神科医の著者が、実際に発達障害の特性に苦しむ当事者やコミュニケーションの不備と強いこだわりの問題を抱えた同僚や部下の扱いに困った第三者の相談ケースを通じて、発達障害の特徴について解説し理解を深める本。
    ケースに登場する人物は独特な個性で社会に馴染むことに苦労しているが、それでも周囲が障害からくる特性を理解し、話し合いなどを通じて長所を発揮していた。
    発達障害を抱えている人たちは能力が劣っているわけではなく、強み・弱みに差があるため、治療よりは本人の工夫や周囲のサポート体制によって克服しうると感じた。

  • ひょっとしてあの人も…⁇
    病気のことを理解すると、少しは寛大になれるかな〜という思いで読んでみました!

  • オークションでまとめ買いした一冊であり、何気なく読んでみたのですが、読みやすく、また視点や書き方が気に入り、備瀬先生のファンになりました。クリニックは遠方だったので、備瀬先生の書籍を数冊、追加購入しました。発達障害の書籍は沢山読んでいますが、新たな発見や気づきを得ることもできました。医療者の視点で書かれていますが、様々なタイプの事例を挙げて説明がされているので、とても理解しやすかったです。読むだけで当事者が楽になれるかというと分かりませんが、周囲の人が読むことで当事者への考え方や視点が変わり、結果的に当事者が楽になるということはあるのかなと思います。

  • 文字通り、大人の発達障害について解説した一冊。

    色んな実際のケースを紹介してるので、わかりやすかった。

  • 具体例が多くて、「あるある」とうなずきながら読んだ。
    大人になってから、周りに言われて、あるいは自分から相談に訪れる人の、幼少期からの違和感や苦労の数々、よくぞここまで大きくなった!働いてエライ!と言いたくなる。
    同じくらい周囲も違和感や苦労を抱えているので、どうかこれからの人生を、周囲とすり合わせて穏便に過ごすことができるよう、祈るばかりです。

  • 娘に発達障害のような症状が目立つので、対処法を求めて読ませていただきましたが、症例の話が多く、読んでいても解決策らしきものがあまり書かれていないので、読むのを断念しそうになっています。楽になる本だと書いてあるので、てっきりありがちな症状についてどう改善していくかが書かれているのかと思っていました。また、この本は文字がぎっしり、細めの字で、発達障害本人、特にADHDの方は読む気がしない方もおられるのではないかと思いました。

  • PDDについての特徴や対応法について書かれていた。
    初めて知ったことも多く、まさにこの本の言ってる通り、周りが正しく理解することが重要なんだなぁと感じた。

    とともに、
    PDDと診断されないまでも、個々人の性格や特徴や長所短所は人類全員違っていて、強度5%のPDDとかな人も絶対いるだろうし、PDDのうちの1つの特徴だけ40%くらい有してるとかもいるだろうし。
    そう考えると、結局どんな相手に対しても、相手を理解し、相手の性格や特徴は変わらないものだと見なして、長所を見つけて付き合っていくのが大切なんだなぁと感じた。(相手が自身の問題点と向き合えるかは別問題だし、向き合えない人のほうがたぶん多いのは難所)


    広凡性発達障害(PDD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、アスペルガー症候群の特徴↓↓

    ①社会的相互交渉の障害
    ②コミュニケーションの障害
    ③想像力の障害と、その結果としてもたらされる常同・反復的行動パターン

    ①→他人のうまく付き合えるかどうか。場の空気や間を、文脈に沿って理解し、他者とコミュニケーションが取れるかどうか。
    ②→言葉や表情、身振りを使って他人と意思疎通をはかれるかどうか(言葉や表情、身振りを使うかどうかも含む)
    ③→状況に応じて他人の考えや気持ちを推し量ることに対して、ズレが生じやすい傾向があるか。その結果、柔軟な行動が取れるか。または、物事に必要以上にこだわる傾向があるか。

    ADHD(注意欠陥多動性障害)はまた別で、忘れ物が多い、注意散漫、ミスが多い、計画性に乏しい、片付けが苦手、すぐカッとなる、思ったことをなんでも口にする、実直、頭の回転が速い、などの特徴。

    ただ、両方ともの特徴が出る人も多く、どちらかを区別するよりも、軽度発達障害に含まれるものとして包括的に考えるほうが対応しやすい、という意見もある。

    PDDは、上記が一次障害として起こりつつ、周りの不理解による本人の心の負担・身体症状・抑うつ症状や、周りの人の心の負担・障害が二次障害として起こりうる。

    一次障害とうまく付き合い、かつ二次障害を出さないためには、
    PDDについて周りが正しい知識を持って理解し、
    特徴部分は本人の責任ではない(生まれ持ったもの)ことを前提に考え、
    よいところ・長所を見つけ、
    PDDの本人も自分の問題点を自覚し、
    一つひとつの具体的な対応法を本人と話し合って決め、周りに理解してもらう。

  • 2018.9.2

  • ごく初歩的な内容。なんとなく人間関係しっくりこないな、と思ったら、手に取ってみるのもいいんじゃないでしょうか。

  • 読了。
    具体的な事例を多く挙げてPDDとは何か?を丁寧に説明する良書。いま思えば「あの人はそうだったのか」と思い当たるフシも多々あり。”許容"を各人に委ねている現状、こういった書籍を通じてPDDの認知が広まれば、社会としての許容幅も広がるのではないか。

  • この手の本は「そういう人(アスペルガー)にどう接すればいいか」に頁が割かれていて、当人がどうすればいいのかよく分からないので、つらさが軽減されないのがなんとも。この本の内容を踏まえて上司に相談したら、「そこまで自覚できてるなら、自力でなんとかしなよ」と言われて絶望した私のようなケースもあるしな。

  • 家族に対して、もしかして…と思ったところから手に取った一冊。結果的には私に問題があったわけだけれども。自分が経験しえない感覚の話がてんこ盛りで、じつは、読み物としても興味深かった。

  • 頭の整理になるかなと思って読んだが、そういう役には立たなかった。けれど著者が現場で出会った人たちの話は面白かった。

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著者プロフィール

1972年沖縄県那覇市生まれ。精神科医。吉祥寺クローバークリニック院長。精神保健指定医。琉球大学医学部卒業。同附属病院、旧・東京都立府中病院精神神経科、聖路加国際病院麻酔科、JR東京総合病院メンタルヘルス・精神科などを経て、2007年より現職。著書に『発達障害でつまずく人、うまくいく人』(ワニブックス)、『大人の発達障害』(マキノ出版)などがある。

「2017年 『大人の自閉スペクトラム症』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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