残り全部バケーション (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 3672
レビュー : 348
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087453898

作品紹介・あらすじ

裏稼業コンビの岡田と溝口。離婚や虐待、拉致など様々な出来事に遭遇しては、予想もつかない方法で事件を解決する! その出会いは偶然か、必然か。5編からなる小さな奇跡の物語。(解説/佐藤正午)

感想・レビュー・書評

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  • 「人生残り全部バケーション、宿題なし」なんて、どう考えたってまともな人間が言っているとは思えなくて、その通り相変わらずまともとはいえ言えない登場人物がバカな事ばっかりやっているのに、最後うるっと来てしまった。
    感想が別れるだろうけど、私は好きです。
    「問題児がいれば、答え児がいるのではないか」
    「レバーをドライブに入れておけば勝手に前に進む」
    「過去のことばっかり見てると、意味ないですよ。車だって、ずっとバックミラーばっかり見てたら、危ないじゃないですか。」

  • 輪郭が曖昧なストーリー展開だなと思いながら読み進めていくと、最終章で急にいろいろとつながりだし、そして終わり方も最高によかった。伊坂幸太郎らしい作品。

  • 知人の方に教えられて読了。
    最初から最後まで一直線に読むことができました。
    大作として入ると物足りない部分はあります。
    どこか例えば電車のお供にと考えれば
    すごくすらすら読めて最適です。
    時間が余っている人に勧めたい作品です。

  • 好きなセリフ。

    ・仕事の価値と報酬はあんまり一致しねえから。

    ・世の中のことは何でも、理論上はうまく行くんですよ。
    ー理論を邪魔するのは何だろうね。
    感情じゃないかな。

    ・未来のことはその時にならないと分からないんだし、人生は一度きりですからね。できれば、幸せになりたいじゃないですか。

    バイバイブラックバード同様、話の続きは読者が想像出来るようにして終わる。自分はこういう終わり方は嫌いじゃない。中にはモヤモヤするな、て読者もいるだろうけど。伏線の回収も適度にゆっくりとされてたので読み易かったです。

  • 複数の人の物語の短編集っぽいけど、うっすら繋がりが見えてきて
    終盤に伏線がきれいに回収されて爽快!! という伊坂さんらしい作品。
    岡田がかっこいいし、溝口さんも嫌いじゃない。

  • どこか掴み所のないけど憎めない人たち。
    たくさんの伏線をいっきに回収していく爽快感。
    伊坂さんらしい作品で、すきだと思った。

    続きが気になってどんどん読み進めたい作品だったからこそ、最後の結末まで読みたかったかも。

    岡田かっこいいなぁ。
    みんながバケーションを満喫してることを願ってしまう。

  • 登場人物の軽妙なやりとりがよかった。最後の一文が最高。

  • 当たり屋や犯罪の代行などを生業にしている岡田と溝口の二人組。全部で5話の短編に分けられているが、1話目から2人はコンビを解消し、岡田は行方を眩ませてしまう。

    決して仲が良いとは言えない二人組だったけれど、読み進めていくうちに意外な岡田の過去や2人が出会ったきっかけのエピソードを知れて、不仲に見えて思えて実は信頼しあっていた2人の関係性に、気付けばどんどんハマっていってしまう。

    短編の中で所々に隠された伏線が、最後に一気に回収されていくので読んだ後の後味が凄く良い!



    2話目の『タキオン作戦』が特にお気に入り。自分の家族に暴力を振るっている父親に対して、無関係なはずの第三者が、あんなにも破天荒で、思わず笑ってしまうような作戦を企てて制裁を与えているのが面白可笑しくて大好きです。




    最終章では、メールの送り主を想像してみると幸せな気分になれます。


  • 読むの2回目。溝口の歴代の相棒が3人出てくるけど、一番冴えない太田がおれは嫌いじゃない。輸入盤CDのビニール包装とかホントイライラするし、それと共にメイドインジャパンCDの開ける人への思いやりの心半端ねぇって思ったりするんだけど、スーパーのビニール袋の話とか、特におれは若干の潔癖症があって指湿らすやつ触るの抵抗あって開けるの時間かかるので、凄く共感できる。溝口には否定されてたけど。

  • 登場人物のキャラが立ってて、魅力的で読みやすかった。
    やっぱり、伊坂幸太郎の本は面白いなー

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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