七つの会議 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
4.02
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本棚登録 : 2545
レビュー : 284
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087454123

作品紹介・あらすじ

ありふれた中堅メーカーでパワハラ事件の不可解な人事をきっかけに、次々と明らかになる会社の秘密。
会社とは何か、働くとは何かに迫る全国民必読の傑作クライム・ノベル。(解説/村上貴史)

感想・レビュー・書評

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  • これは面白かった!!
    ビジネスマン必読の物語!

    物語の設定も展開も秀逸!
    表題『7つの会議」の通り、さまざまな会議が語られる短編連作小説と思いきや、それぞれの章での主人公の立場から会社内の大きな疑惑を明らかにしていくというもの。
    それぞれの物語が全て伏線となって、最後にそれが回収され、まとまって、そして真実が明らかになっていくところがすごい!

    それって何?ってつっこみがあると思いますが、それ自身がこのストーリの面白いところだと思いますので、どんな疑惑、真実を明らかにしていくのかは、ここでは語りません(笑)

    そして、ビジネスマン必読と思うところは、自分自身がその立場に置かれた時に正しい判断が出来るのか?
    というところ。
    まさに、それが問われていると思います。
    ちなみに、自分は無理です(笑)

    リアルに描かれた、企業倫理に対するシミュレーション小説というかケーススタディというか、そんな物語です。

    これは、お勧め&必読

  • 仕事も落ち着いてきて、朝はじっくり読書時間に使えるようになりました。



    今朝は映画化が決まった池井戸さんの七つの会議。

    NHKでドラマ化された時に見て、すっごい固いストーリーに感じて原作を読んでなかったですが、いざ読むと面白い✨

    週末には一気読みしてしまいそうです。

  • 大人版重松清という感じ。内容は、人情。サラリーマンの悲哀。登場人物像や事のてんまつが丁寧に書かれており、読みやすくわかりやすい。想像しなくても読めばわかるように書かれているため、疲れている時に読んでも問題なく読み切ることができた。

  • 章ごとに話が切り替わるのにグイグイ引き込まれる。池井戸潤の小説に出てくるサラリーマンはみんな個性があって面白い。

  • 巨大な企業の隠された陰謀が明らかになっていく
    それが個人の理不尽な思惑や、周りからの重圧など幾重にも重なって最後にはやったことの後悔が深く残る作品でした。
    会社って誰かのために尽くす為に入ったはずだけど、いつのまにか人は自分の保身しか考えれなくなってしまうのかなっと、自身に振り返ってみても共感できる内容だった。

    坂戸さんの家庭環境でお兄ちゃんがきっぱり仕事を辞めて親の介護を選択したのはかっこいいなと思った。

  • この物語は7つの章ごとに主人公は異なりますが、ストーリーは一本の線で繋がっていてそれぞれの登場人物が各章でも繋がっています。

    物語は組織の不正を隠蔽する上層部と長年黙ってきた会社員との確執を描いています。

    それぞれの章の登場人物にインパクトがあってキャラが濃く、全く本題から離れている"コトブキ退社など、普段の池井戸潤のストーリーとは逸脱していると思いきや最後は池井戸節を感じるラストで思わずニヤっとしてしまいました。

    章のはじめではうだつの上がらない、どうしようもない部長の八角が章の最後ではいつのまにか主役を喰ってしまう展開に夢中に読み進めてしまいました。

    池井戸作品はいつも正義とは何か、組織とは社会の中での自分の在り方についても考えさせられます。

    また、胸が熱くなる作品に出会えて良かったです。

  • 2018.6.2読了。
    ☆4.8

    1人の主人公を軸として話が進むのではなく、事件に関わる様々な人々、異なる視点から話が進んでいく。
    相変わらずの安定感は残しつつも、今までの池井戸作品とは趣向が違って新鮮だった。

    事件を起こした人、事件を発見した人、隠蔽を指示した人、隠蔽を暴こうとした人、それぞれがその行動に至った背景などがうまく描かれていた。

  • 藤沢周平さんが
    江戸期の下級武士の世界を通して
    人間を描いておられるように

    池井戸潤さんは
    現代の中小企業の世界を通して
    人間を描いておられるのだなぁ
    と読ませてもらっています

  • 物語の構成がすごい! よくできた話だなぁと感心させられた。
    いろいろな立場の、いろいろな視点で描かれていて、一つの小さな部品を巡ってここまで描けるのが本当にすごい!
    しかも本当に日常で実はあり得そうな話で、すごく考えさせられた一冊だった。

  • [仮レビュー]

    来年度2月公開・東宝系:映画化原作本~図書館貸出。

    *公式サイト

    http://nanakai-movie.jp/

    今年度の映画化原作本が既読済になったので

    来年度早々チェックを入れている

    池井戸さんの原作本を。

    気負うことなく、余計な先入観も持たず、序の口を先程読み終えたばかり。

    お馴染みといっても十分にいい…下町ロケットのスタッフ陣による作品なのだから。

    主役以外は、池井戸潤さん作品経験者勢揃い。何も問題はない。

    後は、どんな展開で進んでいくか、これから、ただただ読み進めるだけです。

    もちろん、来月からの下町ロケット原作本(一冊目)、今しっかりと手元にありますが、また後々、こちらにて…

    では後日、既読後に。

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著者プロフィール

池井戸 潤(いけいど じゅん)
1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学文学部および法学部を卒業。子供の頃から本に親しみ、作家になりたいと思っていた。『果つる底なき』で江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。

以降、2010年『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞を、2011年『下町ロケット』で直木賞をそれぞれ受賞。他の代表作に、半沢直樹シリーズ『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』、花咲舞シリーズ『不祥事』、『空飛ぶタイヤ』『民王』『ルーズヴェルト・ゲーム』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』など。多くの作品がドラマ化・映画化されており、非常に高い人気を誇る。

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