鍋奉行犯科帳 猫と忍者と太閤さん (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 71
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087454499

作品紹介・あらすじ

大坂西町の型破り奉行「大鍋食う衛門」が活躍する食いだおれ時代小説第7弾! 市中見回り中、同心の村越勇太郎が忍者に襲撃される。同じ頃、西町奉行所に「糠床」を狙う賊が出現し…!?(解説/大矢博子)

感想・レビュー・書評

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  • 町奉行が猫を可愛がる姿が目に浮かぶようで面白かった。

  • ついにニンジャ登場。そういえばまだ出てなかったなぁ。
    そこはさすが鍋奉行犯科帳シリーズ、ただのニンジャではありませんw。
    新しいキャラクターの登場もあり、過去作からのつながりもあり、
    まだまだ広がる感じのする7巻目でありました。
    そういえば、6巻目で気になったあの方、今回は登場しなかったけど、
    あのお話はこの先どう展開するのかな!?

  • +++
    大坂市中を見廻っていた同心村越勇太郎が謎の集団に襲われた。肩には手裏剣による傷が―天下泰平の世に忍者が暗躍している!?同じ頃、町奉行所の料理方募集に応募してきたのは怪しげな男たちばかり。そのうちのひとりが作った料理は、美食家の町奉行大邉久右衛門ですら初めて味わうものだった(「忍び飯」)。他に公家一家から猫を盗もうとする一味との戦いなど、全3編収録のシリーズ第7弾。
    +++
    第一話「忍び飯」  第二話「太閤さんと鍋奉行」  第三話「猫をかぶった久右衛門」
    +++

    またまたよく飲みよく食べる久右衛門殿である。そして、同心・村越勇太郎のもとには、厄介事が集まってくる。それだけ人物も腕も認められるようになってきたということだろうが、かなりの無理難題に頭を悩ませることになる。ただ、忍びの手裏剣を受けて、痛手も負ったが、今回も、依頼者や周りの人たち、そして子どもたちをも巻き込んで、ちゃんと解決してしまうのだから大したものである。それにはもちろん、飲み食いしているばかりに見えるお奉行の、鋭いのか行き当たりばったりなのかわからない推理と、人のためを思ってなのか単なるわがままなのか判断できかねる対応の的確さがなければこうはならないわけなのである。トラをかわいがる姿は、掛値なくかわいく見えてしまうので、無茶も許せてしまうのである。次は何をやらかしてくれるのか愉しみなシリーズである。

  • いまシリーズで新刊でるのを楽しみにしているものはそんなにないのだが、この鍋奉行シリーズはその数少ないひとつです。
    いまんとこ順調に本出てます。
    大阪の、なによりも食べることと呑むことが好きなお奉行さまが
    食べたいばっかりにハッシハッシと悪者共をなぎ倒していく時代劇コメディーです。
    学校図書館関係ないけど面白いぞ。

    2016/9/16 更新

  • 安定に面白かった。
    てか、シリーズと知らずいきなり読んだけど
    まあ楽しく読んだ。
    また続けて読みたいので来ちゃったね〜

  • 20170604 大分慣れてきた。ついつい笑ってしまうところが増えてきた。シリーズが続く限り読んでいきそうだ。

  • (収録作品)忍び飯/太閤さんと鍋奉行/猫をかぶった久右衛門

  • 大食いにも程があるお奉行様。見返りが無いと動かない、とか、どこのワガママ坊主かと思うんだけど、結果として事件は解決しちゃうので仕方ないっちゃ仕方ない。個人の恨みで認めるものも認めなかったりする辺り、さすがにちょっとキャラが濃すぎ&くどすぎな気もするんだけど、その後のお話で猫を可愛がり、逃げた猫に肩を落とす、なんて姿を見せられたら、やっぱり「しゃぁないか」と思うとわけで。部下たちもそんな風に毒されていってるんでしょうね♪小糸さんの策士っぷりがちょっと鼻についたりもしたけど、この二人はどうなるんでしょうね。

  • お奉行さまと講釈師とのケンカが愉快だった。
    困ったもんだ(笑)
    ホトトギスくん、健気で可愛い。
    子猫とお奉行さまがナイス過ぎて笑った♪
    新しい仲間に、新しい敵が登場して、これからも楽しみ。

  • 内容紹介
    大坂西町の型破り奉行「大鍋食う衛門」が活躍する食いだおれ時代小説第7弾! 市中見回り中、同心の村越勇太郎が忍者に襲撃される。同じ頃、西町奉行所に「糠床」を狙う賊が出現し…!?(解説/大矢博子)


    内容(「BOOK」データベースより)
    大坂市中を見廻っていた同心村越勇太郎が謎の集団に襲われた。肩には手裏剣による傷が―天下泰平の世に忍者が暗躍している!?同じ頃、町奉行所の料理方募集に応募してきたのは怪しげな男たちばかり。そのうちのひとりが作った料理は、美食家の町奉行大邉久右衛門ですら初めて味わうものだった(「忍び飯」)。他に公家一家から猫を盗もうとする一味との戦いなど、全3編収録のシリーズ第7弾。

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著者プロフィール

1962年大阪府生まれ。神戸大学卒業。93年「凶の剣士」で第2回ファンタジーロマン大賞佳作入選、短篇「落花する緑」で「鮎川哲也の本格推理」に入選しデビュー。2002年「銀河帝国の弘法も筆の誤り」で第62回日本推理作家協会賞短篇部門を受賞。ミステリー、ホラー、伝奇と様々なジャンルで活躍し、時代小説では「鍋奉行犯科帳」「浮世奉行と三悪人」などのシリーズなどがある。

「2023年 『貧乏神あんど福の神 秀吉が来た!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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