- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087454727
作品紹介・あらすじ
武家の娘・卯野は、髪を結うのが大好き。武家らしくないと叱られながらも髪結いに魅せられていたある日、旗本の兄に付け火の濡れ衣が着せられて……。激動の中で夢を追う少女の物語。(解説/日下三蔵)
感想・レビュー・書評
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「よろしいのです。わたくしだけの、大事な思い出なのです」
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好きな作家&絵師。自分的に最強タッグでジャケ買い。
内容は手堅く、面白い。表紙のイメージではもっと淡くて甘くて切ないような話を想像していたけど、けっこう重い話です。少女小説から一般向けに変えたといってももっと甘くてよかったかも。…と思ったけど、少女小説とはいえ恋愛よりも、もともとストーリーテラーな面の作家さんだった。少女小説の恋愛も思い出せば苦しい話が多かった。
時代物、女の仕事、ちょっとした恋。恋成分は少ない。次巻も恋をうたっている割に恋成分は薄いのでそっちを期待すると、ちょっと……かも? -
髪を結う事が好きな卯野が、様々な辛いことを乗り越えて前に進んで行く物語。
髪結いは好きな事であるため、お仕事小説という風ではないです。
全体的にさくさくと物語が進み、兄や母の決断も潔すぎるほど。
卯野の少女らしさと相まって、非常に軽やかな内容になってます。
読みやすくはありますが、もうちょっとしっかりとした何かがあると嬉しい。 -
ん~。時代小説、成長っぽいっていうノリで選んでみたけれど。面白かったけど、もう少し深みがほしいなぁ。
高田さんだ。やっぱり…。 -
書店で思わず手に取った一冊。
始めて読む浜松市出身の著者。
おもしろかったです。
今まで、気にもしなかった髪結いにスポットがあたっているところが良い。
他の作品も読んでみたい。