短編少女 (集英社文庫)

  • 集英社
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本棚登録 : 341
レビュー : 31
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087455731

作品紹介・あらすじ

人気作家が「少女」をキーワードに紡いだ短編9本を収録したアンソロジー。少女の微妙な心情や確かな成長が感じられることはもちろん、各作家の個性も楽しむことができる贅沢な1冊。(解説/大森望)

感想・レビュー・書評

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  • 2018/5 13冊目(通算84冊目)色々な作家の方の短編集。過去刊行された短編集からの再編集の為、既に読んだことのあるものが見受けられたのが残念な点。それでも、再読ながら村山由佳さんの短編は「これから何かが始まりそうな」ラストで希望が持てる点がよかった。(この方は自分の感性に合うのかなとも思う)その他には、加藤千恵さん、サスペンス風だった中田永一さんの短編が良かったかな。感想はこんなところです。

  • 『宗像くんと万年筆事件』が特に面白かった。短編集なので1話が短くて読み足りないけど、初見の作家さんが多かったので読んで良かった。

  • GW休暇って法事で帰省していることが多いけど、今年のようにそれがなかったら結構ゆったり過ぎていくな。
    出掛けてもお金が減るばかりなので、良い天気にもかかわらず、家で寝そべって本読みに精出せば、サクサクと頁は進んでいく。
    さて、この本は“少女”をテーマにした短編集。なかなか興味深い執筆陣に惹かれて買ってみた。
    ともすれば短いお話=薄味になってしまいがちのところ、この本にはそこで終わらない余韻というか後日譚を想起させるようなお話ばかりで、短編集の割にはなかなか良かった。
    好みとしては中田永一、村山由佳だが、道尾秀介、中島京子、私の苦手な三浦しをんも捨てがたく。

  • 同シリーズの「短編工場」が面白かったので購入。
    総合的には面白かったのだが、「短編工場」と比べるとこれといって心に残る作品がなかった。

  • 三浦しをん、他8名の少女ををテーマに、書かれている短編集。
    皆スマホ時代前の作品。

    三浦しをんの「てっぺん信号」は、高校1年生の江美利が、主人公で、携帯電話を学校で、一人だけ持っていないという学生が、教室の窓際から見た、緑の丘のてっぺんの建物から発せられる信号からの話である。
    ついつい話にのめり込んでしまうが、モールス信号が、理解できるのも凄い!
    「元気だすか」の意味合いも、、、面白い。

    荻原浩の「空は今日もスカイ」の主人公は小学3年生の茜。
    作中のNHKのみんなのうたに出て来る歌やお母さんといっしょの歌などは、懐かしく読み終えた。

    道尾秀介の「やさしい風の道」は、主人公は、小学2年生の竜也。みんなが住んで居た中古の家。それを見つけに、、、
    姉との語らいに、、、怖さを感じない。

    中島京子の「モーガン」 ムンバイから帰国した女子校の中学1年生のクミコ。
    同クラスのモーガンというあだ名の女子学生に恋心。
    この当時流行ったローファーなどが、懐かしい人もいるのだろう。

    中田永一の「宗像くんと万年筆事件」小学6年生で、名探偵ぶりが、凄く面白かった。
    難事件のようなのに、鋭い感の冴え方にビックリするほどの探偵ぶりであった。

    加藤千恵の「haircut17] は、高校2年生の優希が主人公。
    少し中途半端な年ごろで、何になりたいのか?将来が、未だどの道を選択すればよいのか わからない。
    先ずは、髪を切る事から、、、

    橋本紡の「薄荷」 高校2年生の有希が主人公。

    島本理生の「きよしこの夜」高校2年生の望。
    姉が死んだのは、自分のせいだと口に出すことが出来なかった。

    村山由佳の「イエスタデイズ」 企画部勤務の20代の美佐が、主人公。

    全て、年代も違い、皆個性のある小説家ばかりで、1冊なのに、充実していた本であった。

  • 三浦しをん「てっぺん信号」

  • さらっと読めて、それぞれにいいんだろうけど、深く印象に残るものもないというかんじだった。最後の話はその後が気になる。

  • 「短編」シリーズの新刊ということで買ったのだけれど。
    あれ?読んだ事ある話ばかり…
    それもそのはず、以前読んだ「あの日、君とGirls」と「いつか、君へGirls」からの再編集の一冊でした。ショック。
    多感な時期の瑞々しい少女達を描くアンソロジー。

  • 「短編少年」「短編学校」とシリーズの作品集。
    著名な作家が多く、思春期の女の子がどのような思考回路で、どういった気持ちで、日々を過ごしているのか、バカな男子には想像もできない部分が描かれているようにも思えます。
    …私も「バカな男子」なので、あくまでこの感想も想像ではあるのですが。
    ただ、男子にはない、複雑な人間関係だったり、細やかな心情の機微だったりを読むと、主人公たちには悩みを乗り越えて(あるいは、上手に悩みと付き合って)幸せに行きていって欲しいな、と思います。

    特にラストの村山由佳「イエスタデイズ」は、男子にもわかりやすく、微笑ましいラストでいい読後感の物語だと思いました。
    他の作品も、決して読みにくかったりわかりにくかったりするわけではなく、面白く読めるのですが、イマイチ主人公に感情移入しきれなかった印象です。
    おそらく、女心がわからないバカ男子だからでしょう。


  • 『てっぺん信号/三浦しをん』
    『空は今日もスカイ/萩原浩』
    『やさしい風の道/道尾秀介』
    『モーガン/中島京子』
    『宗像くんと万年筆事件/中田永一』
    『haircut17/加藤千恵』
    『薄荷/橋本紡』
    『きよしこの夜/島本理生』
    『イエスタデイズ/村山由佳』

    三浦しをんちゃんが読みたくて手に取ったが、中田永一さんと島本理生さん、村山由佳さんも良かった。

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著者プロフィール

三浦 しをん(みうら しをん)。
1976年、東京生まれの小説家。出版社の就職活動中、早川書房入社試験の作文を読んだ担当面接者の編集者・村上達朗が執筆の才を見出し、それが執筆活動のきっかけになった。小説家の専業になるまで、外資系出版社の事務、町田駅前の古書店高原書店でアルバイトを経験。
2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞受賞。2012年『舟を編む』が本屋大賞に選ばれ、翌年映画化された。2015年『あの家に暮らす四人の女』が織田作之助賞受賞。また、『風が強く吹いている』が第一回ブクログ大賞の文庫部門大賞を、2018年『ののはな通信』が第8回新井賞を受賞している。
Cobalt短編小説賞、太宰治賞、手塚治虫文化賞、R-18文学賞の選考委員を務める。最新刊に、『愛なき世界』。

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