にじいろガーデン (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 339
レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087455823

作品紹介・あらすじ

夫との関係に苦しむ泉はある日、電車のホームで思い悩む女子高生と知り合う。互いの悩みを相談するうち二人は惹かれ合い、共に暮らす決意をする──。新たな家族の形と幸せを問う感動長編。

感想・レビュー・書評

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  • ―泉ちゃん、一緒にこの街を出ようよ―
    この言葉から2人の旅は始まった。
    今、何かと話題に上がるLGBT。
    少数派に属していても決して恥ずかしくない、少数派でも自己主張しても大丈夫だと後押ししてくれるような作品。
    そして、心底、夜空に輝く虹を見てみたいと思った。

  • この作品では、つるかめ助産院の時ほどの作者の共感を読み取れなかった。

    当然、読んでいる側も設定に入り込めず。

    展開も急すぎて非現実的に感じたし
    遠慮せずに物を言えば「作り話」感が強かった。

    それでも性的マイノリティの課題には正面から向き合いたいと思っているし、勉強になったところもある。

    のめりこむような楽しさの読後感は得られませんでした。

  • 小川糸さんの作品だから、と読み始めたものの、今回はかなり毛色が違った。
    レズビアンカップルとその子どもたちで成り立つ家族のお話。

    LGBTのひとたちの生活の様子などがわからないので何とも言えないけれど、カップルはともかく、子どもたち(もちろんそれぞれ別の男性パートナーとの間にできた子供だ)がいともたやすくこの状況を受け入れて適応するものなのだろうか、とか、そもそも見知らぬ土地に行って生活を始めよう!とふらりと出かけた先で家を借りて庭を造って、ということがこんなにあっさりできてしまうのか、などと展開に違和感を感じてしまった。
    人の情や、丁寧な生活を描くあたりは小川糸さんの世界だよなぁと思いながらも、全体的に現実味が薄く、かといってフィクション感も薄く。

    読み終わってから改めて考えたのだけれど、たとえば童話のような、あるいはカップルのことも、過剰適応してしまう子供のことも、デフォルメして描かれていると思えばわかりやすかったのかもしれない。

    お話の終わり方もなんだか淋しかった。レズビアンマザーのもとでいろいろな苦労も背負ったであろう草介には、幸せな未来があってほしかったな。カップルふたりは幸せな愛のかたちを築けたけれど、その分のしわよせが草介にいってしまったような感がしてならない。

  • 家族のあり方、結婚とは、について考えさせられる小説。

  • 読みはじめはリアリティがなくて物語に入り込めなかったけれど、子供達の視点が混ざりはじめてからの後半は、ぐっと引き込まれた。最後は涙涙。

  • 前向きに生きていく物語なんだけど、結末が切ない。
    みんな幸せになってほしい。

  • 話が繋がっていて、楽しく読めた。最後は一気に読んだ。人は生まれるとき粘土を与えられて、生きていく中で、いろんな形にできる。いろんなものを盛り付けれる大皿でありたい。

  • ジャケ買いして何も知らずに読み始めたらLGBTの話だった。にじいろってそういう…

    ただ、それだけなら良かったんだが割と展開が、というか時間の流れが急すぎてちょっと待ってちょっと待ってとぶんぶん振り回されてストンと終わった。
    いや、面白かったんだけどね。

    幸せに終わっても良くない?って思った。

  • いろいろな家族の形がある。
    結末はなんとも言えなかった。

  • 180912*読了
    いい話、だと思う。伝えたいことがたくさんたくさんあったんだと思う。
    ただ展開が無理やりというか、伝えたいことを伝えるために都合よくしすぎているというか…。そこが読んでいて、すっきりとしない感じはありました。
    最後も前を向いてはいるけれど、ただただ優しくてどこまでも優しい二ー二ーがかわいそうな気がしてしまって。彼こそ、伝えたいことのためにうまく使われた存在な気がしてしまいます。

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著者プロフィール

小川 糸(おがわ いと)
1973年生まれ、山形県出身の小説家であり、作詞家・翻訳家でもある。作詞家の際の名義は、春嵐(しゅんらん)を使用。
2007年に初の絵本を上梓し、さらに翌2008年に小説『食堂かたつむり』を発表。同作は第1回ポプラ社小説大賞に応募し、最終選考にも残らなかった作品だったが、目に留めた編集者によって刊行され、ベストセラーとなり映画化された。同作は、2011年7月、イタリアの文学賞である、バンカレッラ賞料理部門賞も受賞している。
2017年、『ツバキ文具店』が「本屋大賞2017」で第4位にノミネート。ドラマ化もされた。続編『キラキラ共和国』も発行、代表的シリーズかつヒット作となっている。
その他代表作として、テレビドラマ化された『つるかめ助産院~南の島から~』。

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