ゼロと呼ばれた男 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 74
感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087455861

作品紹介・あらすじ

東西冷戦時代、空自一等空尉・那須野治朗がF4ファントムを駆り、伝説への一歩を踏み出す。航空小説のスタンダード。当シリーズを熱烈に支持する書店員による対談を「解説」として収録した新装版!(対談/田口幹人 宇田川拓也)

感想・レビュー・書評

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  • まさにマニアのためのエンタメ。ある程度の知識がないと全然楽しめないこと請け合い。

  • まず一言。めちゃくちゃ面白かった。そしてアツい。かっこいい。

    帰省したときにたまたま平積みにされていたのを目にして、タイトルで購入を決めました。去年の夏のこと。
    単純に「ゼロ」に惹かれて買ったので(友人知人は理由を察して半笑い)正直、内容にはさほど期待はしていませんでした。でもそれは、読み始めてすぐに、良い意味で裏切られました。

    主人公の那須野がかっこよかった。まさにいい男だった。
    空中戦の臨場感がすごい。想像も及ばない世界のことの筈なのに目の前に様子がありありと浮かんでくる。一緒になってGを体感しているようで読みながら体に力が入った。どうりでいつもより肩が凝る。

    耳慣れない戦闘機の名前やら用語やらが飛び交っていて、小難しい小説か? と最初は思ったものの、どんどん物語に引き込まれていき、次々と頁をめくっていた。

    続編があると知り、読み終えたその足で書店へ向かい、すぐに続きを購入してしまった。もうしばらく那須野と共に空を飛んでいたいと思う。

  • 戦闘機パイロットの泥臭くも潔い重厚なストーリー.戦闘機はエンジン始動で息を吹き返す.パイロットは空で生きている.時系列の認識や視点の切り替えがやや難しい文章構成だがそれ以上に操縦席や戦闘中の臨場感が良い.綺麗に脚色せず描いている感じが好み.

    *2018.12

  • 現代の空中戦が詳細に描かれていて空自のOBかと思った。
    那須野という空自の戦闘機乗りが中東戦争で何したのか、ソ連の開発したステルス機と米国のバーンズの陰謀、ソ連と米国の戦闘機乗りとのやり合いといったところ読み応えあり。

  • デビュー作「ナイト・ダンサー」は刊行時に読んだ。ゼロシリーズは確か読んでいないはず。今回の復刊を機に手に取ってみた。

    米ソ冷戦時代。航空自衛隊パイロット那須野治朗は、米軍大佐バーンズから「お前はソ連機を撃墜できるか?」と問われる。陰謀をはらんだ沖縄上空での米軍機密演習。那須野が迎え撃つ相手とは。そして彼が零戦を表す「ジーク」という二つ名を得た15年前の出来事とは。四半世紀にわたり読み継がれた名作“ゼロ・シリーズ”第一巻、待望の復刊。今こそ、男を取り戻し、そのG(重力)を体感せよ。

    シリーズは後三作。復刊を強く希望。

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著者プロフィール

1958年北海道生まれ。’91年『ナイト・ダンサー』にて江戸川乱歩賞受賞。以後、航空小説の分野で独自の世界を描き続けつつ、警察小説、時代小説でも活躍。’18年からは池寒魚名義で時代小説を発表。作家デビュー30年、100タイトル目の新作『レジェンド・ゼロ1985』(集英社文庫)が最新刊。

「2021年 『14歳、夏。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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