短編少年 (集英社文庫)

  • 集英社
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本棚登録 : 509
レビュー : 39
  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087455892

作品紹介・あらすじ

人気作家陣が「少年」をキーワードに紡いだ短編作品9本を収録したアンソロジー。家族や友人との関係に悩む繊細な心情や、背伸びするいじらしさなど、少年の魅力がぎゅっと詰まった1冊。(解説/壇蜜)

感想・レビュー・書評

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  • 読んでいる間中、なんか「全力少年」がずーっと頭の中で流れてた。
    でも少年はよくわかんないなーってのが正直な感想。

    どれも悪くはないけど、ずごくよかったってほどでもない。
    朝井リョウくんのは途中で「世界地図の下書き」だって気が付いてちょっと感動した。

  • 「少年」にクローズアップした短編集。
    思春期で不安定な心や身体、自分一人では生きられない・自由に居られないもどかしさ、その全てがほろ苦く甘酸っぱいものでした。
    「少年の世界」をこっそり覗いてしまった……というソワソワした気持ちになりました。

    ラストの『跳ぶ少年』(石田衣良)が生々しくてとても良かった……
    少年の気だるさと苦痛、全てが色褪せてしまった感覚、そしてそれを繕うことなく裸のまま写そうとするカメラマンの女性。
    心身ともに裸になった少年は美しいだろうな。

  • 短編という限られた中で、ひとつひとつの物語がとても立っていたなあという印象。世界の狭さ、不可解さ。幼なくて儚くて愛しくて不安定。それぞれ色があって、すべての話で以って“少年”を感じることが出来た。
    あとこういう様々な作家さん参加型の短編集は、文章の雰囲気や描き方に違いが感じられるので面白い。
    特に、伊坂幸太郎さんの「逆ソクラテス」、小川糸さんの「僕の太陽」とても好き。

  • 伊坂幸太郎、あさのあつこ、朝井リョウなど有名作家九人の短編集

    すべての話が「少年」をテーマにしている
     伊坂幸太郎「逆ソクラテス」は☆5
    教師に「何をやってもダメな子供」とレッテル貼りをされている友人に協力し、「僕はそうは思いません」と自己主張することを教えた少年。特に子供に対しては先入観を持って接してはいけない、と実感した。

    他の作品も、みんな面白かった。
    女の子から見ると(特に小学生の時は)幼稚でバカな男の子たちだったが、彼らなりに繊細で健気だったのだと、なんだかいじらしく思えた

  • 逆ソクラテス
    伊坂幸太郎
    顔を洗って、ちゃんと自分の目で見てみろ。

    下野原光一くんについて
    あさのあつこ
    リアルなものとファンタジーな事がうまいこと絡んで表現されて気持ちいい。でもこの星の環境に対応できなくなっただなんて 笑

    四本のラケット
    佐川光晴
    子どもの事よりお父さんの思いきりに憧れてしまう。でもこんな父親の子どもだから何でも思いきりしないと気が済まない性格なんだろうね。

    ひらかない蛍
    朝井リョウ
    子どもは子どもで考えている。大人の勝手な基準で子どもを判断してはならんのや。

    すーぱー・すたじあむ
    柳広司
    よくわからなかった。

    夏のアルバム
    奥田英朗
    自転車の補助輪と親戚の伯母さんの病気。

    正直な子ども
    山崎ナオコーラ
    太っちょの栄君。と
    不器用な子にはさみを担当させたのは誰?駄目じゃない
    って担任にいわれてしまう子。
    そうゆう人が教師でいて何の問題も起こらなかった日本。
    良かったのか悪かったのか。

    僕の太陽
    小川糸
    お母さんと2人だけの生活。
    母は太陽。

    跳ぶ少年
    石田衣良
    エロいんだよ この時期は。
    無意識だと思い込んでいても。

  • 伊坂幸太郎、あさのあつこ、佐藤光晴、朝井リョウ、柳広司、奥田英朗、山崎ナオコーラ、小川糸、石田衣良という豪華な作家によるアンソロジー作品です。
    どの短編も、タイトルの通り「少年」がテーマで、中学生や高校生(場合によっては小学生)の男子が主人公となっており、その頃に体験していた思い出や当時の気持ちを振り返りながら読むことができました。
    どの作品も短いながらも読みごたえがあり、中高生だけでなく、昔「少年」だったすべての男性が楽しめる作品ではないでしょうか。

  • 井坂さんが始めにガツンと来過ぎて。。。
    天才かよぉってなって。

    もちろん井坂さんだけじゃない。

    インパクト強かったのは「正直な子供(子ども、かも)」山崎ナオコーラさん。
    なんかこう、後味が良くなくて・・・よかったなあ。

    小川糸さん。
    とても好きだ、とても好きだ。

    壇蜜さんの解説も、僕が存じ上げなかっただけで、
    賢い方なんだなあって。

    短編集はいろんな味が味わえるところが魅力だなあ
    ドロップみたいな。
    好きな味も普通くらいの味もあって
    全部込みでドロップの楽しみだもんなあ。

  • 期待していたけど、それぞれに面白いがまぁまぁだった。

  • タイトル通り、いろんな作家さんの、少年絡みの話を集めた短編集です。

    なんかこうスタンドバイミー的なジュブな気持ちになれたら良いな、と思って手に取ってみた次第ですが、やっぱ、一番面白かったのは伊坂さんの ”逆ソクラテス” ですかね。

    朝井さんの ”ひからない蛍”は、いろいろあって養護施設で暮らすことになった少年の話で、”桐島~” 以来ご無沙汰だった朝井さんでしたが、やっぱり良い感じだったので、他の作品も読んでみようか、と密かに思いました。

    他は、名前は知ってるけど読んだことない作家さんでしたが、柳広司さんの ”すーぱーすたじあむ” が良かったですかね。
    まぁ、高校野球は反則だよーとも思いましたが、いよいよ満を持して、噂の ”ジョーカーゲーム” を読むときが来たか、と思いました。

  • 「少年」がテーマのアンソロジー。
    小学生から高校生までいろんな少年がいました。
    伊坂幸太郎の安斎少年の鋭さと、
    あさのあつこの光一少年の親しみやすさとギャップのミステリアス感、
    小川糸の薫少年の利発さやさしさ、
    が、とても好みでした。

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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