短編少年 (集英社文庫)

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本棚登録 : 486
レビュー : 35
  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087455892

作品紹介・あらすじ

人気作家陣が「少年」をキーワードに紡いだ短編作品9本を収録したアンソロジー。家族や友人との関係に悩む繊細な心情や、背伸びするいじらしさなど、少年の魅力がぎゅっと詰まった1冊。(解説/壇蜜)

感想・レビュー・書評

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  • 読んでいる間中、なんか「全力少年」がずーっと頭の中で流れてた。
    でも少年はよくわかんないなーってのが正直な感想。

    どれも悪くはないけど、ずごくよかったってほどでもない。
    朝井リョウくんのは途中で「世界地図の下書き」だって気が付いてちょっと感動した。

  • 逆ソクラテス
    伊坂幸太郎
    顔を洗って、ちゃんと自分の目で見てみろ。

    下野原光一くんについて
    あさのあつこ
    リアルなものとファンタジーな事がうまいこと絡んで表現されて気持ちいい。でもこの星の環境に対応できなくなっただなんて 笑

    四本のラケット
    佐川光晴
    子どもの事よりお父さんの思いきりに憧れてしまう。でもこんな父親の子どもだから何でも思いきりしないと気が済まない性格なんだろうね。

    ひらかない蛍
    朝井リョウ
    子どもは子どもで考えている。大人の勝手な基準で子どもを判断してはならんのや。

    すーぱー・すたじあむ
    柳広司
    よくわからなかった。

    夏のアルバム
    奥田英朗
    自転車の補助輪と親戚の伯母さんの病気。

    正直な子ども
    山崎ナオコーラ
    太っちょの栄君。と
    不器用な子にはさみを担当させたのは誰?駄目じゃない
    って担任にいわれてしまう子。
    そうゆう人が教師でいて何の問題も起こらなかった日本。
    良かったのか悪かったのか。

    僕の太陽
    小川糸
    お母さんと2人だけの生活。
    母は太陽。

    跳ぶ少年
    石田衣良
    エロいんだよ この時期は。
    無意識だと思い込んでいても。

  • 伊坂幸太郎、あさのあつこ、佐藤光晴、朝井リョウ、柳広司、奥田英朗、山崎ナオコーラ、小川糸、石田衣良という豪華な作家によるアンソロジー作品です。
    どの短編も、タイトルの通り「少年」がテーマで、中学生や高校生(場合によっては小学生)の男子が主人公となっており、その頃に体験していた思い出や当時の気持ちを振り返りながら読むことができました。
    どの作品も短いながらも読みごたえがあり、中高生だけでなく、昔「少年」だったすべての男性が楽しめる作品ではないでしょうか。

  • 井坂さんが始めにガツンと来過ぎて。。。
    天才かよぉってなって。

    もちろん井坂さんだけじゃない。

    インパクト強かったのは「正直な子供(子ども、かも)」山崎ナオコーラさん。
    なんかこう、後味が良くなくて・・・よかったなあ。

    小川糸さん。
    とても好きだ、とても好きだ。

    壇蜜さんの解説も、僕が存じ上げなかっただけで、
    賢い方なんだなあって。

    短編集はいろんな味が味わえるところが魅力だなあ
    ドロップみたいな。
    好きな味も普通くらいの味もあって
    全部込みでドロップの楽しみだもんなあ。

  • 期待していたけど、それぞれに面白いがまぁまぁだった。

  • タイトル通り、いろんな作家さんの、少年絡みの話を集めた短編集です。

    なんかこうスタンドバイミー的なジュブな気持ちになれたら良いな、と思って手に取ってみた次第ですが、やっぱ、一番面白かったのは伊坂さんの ”逆ソクラテス” ですかね。

    朝井さんの ”ひからない蛍”は、いろいろあって養護施設で暮らすことになった少年の話で、”桐島~” 以来ご無沙汰だった朝井さんでしたが、やっぱり良い感じだったので、他の作品も読んでみようか、と密かに思いました。

    他は、名前は知ってるけど読んだことない作家さんでしたが、柳広司さんの ”すーぱーすたじあむ” が良かったですかね。
    まぁ、高校野球は反則だよーとも思いましたが、いよいよ満を持して、噂の ”ジョーカーゲーム” を読むときが来たか、と思いました。

  • 「少年」がテーマのアンソロジー。
    小学生から高校生までいろんな少年がいました。
    伊坂幸太郎の安斎少年の鋭さと、
    あさのあつこの光一少年の親しみやすさとギャップのミステリアス感、
    小川糸の薫少年の利発さやさしさ、
    が、とても好みでした。

  •  少年を主人公とした短編集。未完成であり、常に変化をしている少年をどのように描くかは作家の腕の見せ所だ。売れっ子作家の共演であるので読んでいて飽きない。それぞれの作家が少年をどうとらえているかが分かる。偉そうなことを言えばどれもが一面をとらえているが、どれもが嘘っぽい。壇蜜のあとがきも秀逸。

  • どの話もすごくおもしろかったのだけど、なかでも好きだったのは
    山崎ナオコーラさんの「正直な子ども」と小川糸さんの「僕の太陽」
    前者はこうも子どもというか、人間の卑しさを正直に書くかと感嘆したほど。後者は涙があふれた。喪失と再生、そしてやはり小川糸さんが描くベルリンは魅力的。
    あとどこかで読んだ気がするけど伊坂幸太郎さんの「逆ソクラテス」これはオチがすき。あのヒーローの安斎の描かれなかった苦悩。
    再読だったけど朝井リョウくんの「ひらかない蛍」は何度読んでも泣ける。

  • +++
    人気作家陣が「少年」をキーワードに紡いだ短編作品9本を収録したアンソロジー。家族や友人との関係に悩む繊細な心情や、背伸びするいじらしさなど、少年の魅力がぎゅっと詰まった1冊。
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    少年がキーワードと聞いただけで、魅力的だと思えてしまうのはどうしてだろう。少女にも少女にしかない魅力があるのだが、少年というものは、さらに純粋で一途で幼くて、背伸びしたがりで、単純明快で、屈折している。おそらく大人になって振り返ると、ばかまるだしで赤面する以外ない年頃なのではないだろうか。そんな少年にも、さまざまなパターンがあり、本作にもそんな彼らがぎゅっと詰まっている。愉しくて、微笑ましくて、きゅんとする一冊である。

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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