岳飛伝 8 龍蟠の章 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087455991

作品紹介・あらすじ

岳家軍を再興した岳飛を南宋軍が狙っていた。西遼では耶律大石が死に、秦容は小梁山を10万人規模に拡大することに尽力。そんな中、韓世忠が突如、梁山泊水軍を襲った。(解説/川合章子)

感想・レビュー・書評

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  • あちこちで事態が動く8巻目。
    若干、退屈してた南の方も面白くなってきました。
    ただ、いただけないのは「あとがき」。
    歴史系フリーライターの人が書かれていますが、先の展開を匂わせてしまったりと、かなり興を削がれました。

  • 戦いの準備が進む。
    そして、ついに出会う。
    会話が始まる。合流?同盟?それとも?

  • 3.8

    戦が近い。かなり久しぶりだけど、これまで以上に複雑な形になりそう。

  • 南宋が南への侵略を本格化した。
    それに抗うために岳家軍と秦容軍(小梁山)が連合する。
    金と南宋が梁山泊を潰すべく同盟を結ぶ。
    梁山泊では二国との戦が近いことを肌で感じていた。

  • 嵐の前の静けさという感じの八巻。
    小梁山の規模が拡大していくなか、南宋と金が手を結ぶ。全面対決の気配が漂う。

  • 再び戦闘が開始される予感を共有する登場人物たち。
    岳飛と李俊の会話が良かった。

  • いよいよ梁山泊・岳家軍vs金・南宋が勃発の気配。
    張朔と梁紅玉。
    まんまという感じですね~。
    闇の軍団も動き始め。
    梁山泊と岳飛の連合。
    ついに!!
    楽しみです。

  • 秦容の甘藷作りがどんどん広がり、ついには10万人が住めるほどの村(村!?)にまで話が広がる。
    いちいちスケールが大きいところが中国だなあ。

    金国と南宋はついに手を結び、戦争の気配は濃厚になってくる。
    梁山泊も少しずつ戦いの準備を始め、ついに韓世忠率いる南宋水軍が王貴の船団に攻撃を仕掛ける。

    人が集まると争いが起きるとは言うものの、梁山泊や小梁山のように自給自足ができ、他を羨まないような生き方をもっと広められないものかと思う。
    岳飛と秦容が対南宋ということで手を結ぶ。
    しかし、農作業や村づくりを主としながら交代で調練をする秦容のめざすものと、あくまで軍隊であることにこだわる岳飛のめざすものは決定的に違う。
    連携できるが合流はできないというのは、そういうことだ。

    物語の流れて行く先が見えてきたような気がする。

  • 梁山泊水軍と韓世忠水軍が危険水域に入り、南宋と金の講和がなったところで小梁山に拠る秦容と岳飛が邂逅し、次の戦への導火線に火がついたところで、次巻へと続くというじれったい展開です。
    『水滸伝』での、四神獣ごとに山場が来る展開が懐かしいです。

  • 南の地で岳家軍が再興され、南方を手に入れて国力を強化したい南宋と衝突する。
    秦容も守りを固めるため調練を始める。
    南方での動きが多かったが、南宋水軍の動き、金の物流支配への動きもあり、これから話が大きく動き出す予感のする巻だ。

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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