浮雲心霊奇譚 妖刀の理 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 323
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087456981

作品紹介・あらすじ

妖刀・村正による惨劇。その背後には呪術師・狩野遊山の影が…!? 死者の魂を見る赤い瞳の憑きもの落とし・浮雲が幕末の怪事件を追う。『心霊探偵八雲』のルーツを描く怪異謎解き時代劇、第2弾!

感想・レビュー・書評

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  • やはり、日本人の原風景というか、チャンバラはよい。江戸時代は、日本の歴史の中でも安定した時代で、文化的にも成熟していたと思う。その中で描かれる物語は、魅力的だ。派手な立ち回りはないが、人の内面を丁寧に描き、情念みたいなものと幽霊をうまく融合させていると思う。
    ただ、今一つの華が欲しかった。
    ちなみに、サイン本、神保町勤務の時、三省堂でサイン本漁りをしていた。

  • 怪異のお伽話の様な雰囲気、決して恐ろしくて眼を逸らせたくならない、どこかほのぼのとした世界観があるシリーズ、物語の展開もここまで(二巻)は善と悪のあり方がストレートであり、ミステリー要素もわかりやすい伏線と回収が安心感に繋がっています。登場人物の個性も豊かで少し神秘的な雰囲気は読者に今後の展開を期待させている気がします。どうなるのか?今後もこのシリーズ楽しみたい。因みに浮雲さん、どうしても呪術廻戦、五条悟先生とダブってしまう。

  • 2作目もとても読みやすくて、面白かったです。そこまで長くない中編のお話が3話収録されてます。

    今作は妖刀村正が出てきますが現代のお話だと名前だけだったりするので、出てきた瞬間もう嬉しくて跳ね上がりました⋆⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝ピョン ピョン 辻斬りだったり、幽霊屋敷だったり、村正だったり…江戸時代は毎日大忙しですね。

    そして最初から最後まで土方さん大活躍。土方さんの正体を知っているというか、今後を知っているので「ですよね!」って部分もありつつ「ついて行きたい人」であるお方の存在がチラチラして…(∩˘ω˘∩ ) 最後の表情だけは不穏なので、今後どうなるのか…。
    名前だけですが近藤さんと沖田さんも出てきたので、いつ関わるか今後が楽しみです。早く出てこないかな。

    八十八は可愛いんだけど、もう少し周りを見て動いた方が…と思ったり。でもそこもきっと八十八のいい所なのかな…?キャラ1人1人もとても個性的で、読んでいて楽しいです。玉藻さんと土方さんの怪しい感じが好きだな。

    このまま続きを読もうと思います。

  • #読了 #神永学 #浮雲心霊奇譚 #集英社文庫

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  • 山口って斎藤一の事かな??また出てくるといいな。八十八はいい人かも知れないけど何も出来ないのに何故騒動につっこむかな〜八十八がややこしくしてるような…

  • なんとも言えない深いけど気持ちいい展開
    物が語りのテンポの良さ、キャラ立ち
    久しぶりに爽快な読書が出来ました。
    こりゃまた楽しみなシリーズだがね

  • 買ってから何か月積ん読してたけど読了。 私的に八雲よりも浮雲シリーズの方が好き。 薬売りとして土方歳三の名前が出てくるだけでテンション上がる。 次の話も気になるのに、まだ文庫化されてなかった泣

  • 読みやすい。
    そして面白い。

  • シリーズ第二弾。

    浮雲の腰の重さと、八十八のお人好しっぷりは相変わらず。
    個人的に、土方さんがちょいちょい登場するのが気になっていまして、浮雲の「歳三の心はすでに・・。」発言で、また心がザワザワした次第です。

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著者プロフィール

2003年『赤い隻眼』でデビュー。改題した「心霊探偵八雲」シリーズでブレイク。様々なエンタテインメント作品を発表し続けている。

「2023年 『怪盗探偵山猫 深紅の虎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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