マダム・キュリーと朝食を (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 99
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087457131

作品紹介・あらすじ

「東の国」へと流れて来た猫と、震災の年に生まれた少女・ひな。キュリー夫人やエジソンなどエネルギーの歴史を織り交ぜ、時空を自在に行き来する未来小説。第151回芥川賞候補作。(解説/西加奈子)

感想・レビュー・書評

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  • 雑誌ブルータスの読書入門で、小林エリカさんの記事「人の日記を読み比べる」を読んで手に取った本。とても難解な小説。核やエネルギーに関する歴史的な話が多く出てくるけどそれはメインではない。遺伝子と放射線、時間と空間、それらが記憶と絡み合う。全然伝わらないと思いますがそんな物語。読後はぐったりでした。解説が西加奈子さんでしたがちょっとこれはビミョーかな。

  • 近代以降の米国科学技術史の断片を完全に混ぜこぜにして、作者の感性でちりばめながら再構成されて。時には2011年に飛んで時空も混ぜながら、猫と私の間を行き来して進んでいくが、教訓的でもなく、押し付けるでもないが、心に圧は感じる。そんな作品で、どちらかというと余韻を楽しむ作品ではないかと感じました。忘れられない夢にも似た作品という感じもしました。

  • 光すなわちラジウム、放射能。その光を追い続ける不思議な猫と、震災の年に生まれた少女が主人公。猫は時代も場所も飛び越えて自分の祖母や母の姿を目にします。不思議なストーリー。

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著者プロフィール

小林 エリカ(こばやし・えりか):目に見えない物、時間や歴史、家族や記憶、場所の痕跡から着想を得た作品を手掛ける。著書は小説『トリニティ・トリニティ・トリニティ』『マダム・キュリーと朝食を』(共に集英社)、『最後の挨拶 His Last Bow』(講談社)、コミックに“放射能”の歴史を辿る『光の子ども 1-3』(リトル・モア)、絵本に『わたしは しなない おんなのこ』(岩崎書店)他。私的なナラティブと社会のリアリティーの狭間を追体験するようなインスタレーション作品も国内外で発表し、主な展覧会は個展「野鳥の森 1F」(Yutaka Kikutake Gallery) 、「りんご前線 ? Hirosaki Encounters」(弘前れんが倉庫美術館)、「話しているのは誰? 現代美術に潜む文学」(国立新美術館)他。近年は、音楽家の寺尾紗穂とかつての歌を甦らせる音楽朗読劇シリーズ「女の子たち風船爆弾をつくる Girls, Making Paper Balloon Bombs」の脚本も手がけている。

「2024年 『彼女たちの戦争 嵐の中のささやきよ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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