オーバーキル バッドカンパニー2 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087457438

作品紹介・あらすじ

人材派遣会社「NAS」。ヤクザ、テロリスト、国会議員……法律なんてどこ吹く風で、どんな相手でも金を積まれれば汚れ仕事もお任せを。スリリングなアクション満載のシリーズ第2弾。(解説/千街晶之)

感想・レビュー・書評

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  • 人材派遣会社「NAS」
    ノミヤ・オールウェイズ・セキュリティの略称
    金さえ積まれれば、どんな汚れ仕事も引き受けるなんでも屋さん

    こんな会社だから社長の野宮彩子をはじめ有道に柴と魅力的?な社員がたくさん
    前作登場の朝比奈美桜も入社!?(ってこの子誰だったかなと思い出しながら読んでました…)

    妙教官もちょっとだけ登場(^^)

    内容はさておきサクサク読める作品です

    次回作があれば有道は野宮に借金を返済し念願の退職ができるかなw

  • バッドカンパニー2作目。相変わらずのアクション満載。でも、このシリーズは他の深町作品に比べ、かなり軽いテイスト。
    短編なので物足りないような気もするが、これぐらいがちょうどいいのかも知れない。

    今回も野宮のメチャクチャな司令に振り回される有道と柴。この2人の物語が交互に繰り広げられるが、今回から新たにメンバーに加わった美桜も活躍する。美桜は、1作目に相手として登場した女子大生だ。
    さて、今回はミステリアスな社長、野宮の素性が明かされる。その素性を知ってもなお、ミステリアスで魅力的な野宮。これからも周りを振り回して欲しい。

  • 話の展開より登場人物の人物像が面白くて読進めたが、1冊目でなんとなく釈然としなかった部分が解消できたので、2冊読んで、面白かったと思えるストーリー

  • バッドカンパニー続編。今まで同様野宮社長に振り回される男性陣。前作に出ていた美桜も仲間入り。謎に包まれていた社長の素性が明らかになってきたけど、まだ終わらない感じですね。

  • ずーっと積んでて楽しみにとっておいた♪新しいメンバーも加わり、相変わらずの凄腕集団。バッドカンパニーのレビューでも書いたと思うけど、ぜひぜひ長編でお会いしたい!このシリーズの(2作しかないけど)表紙をインテリアにしてるので次が楽しみです。

  • ヤバイ仕事ならなんでも引き受ける、裏社会の人材派遣会社「NAS」(ノミヤ・オールウェイズ・セキュリティ・ヒューマンサービス)の活躍を描く連作短編アクション・シリーズ「バッドカンパニー」の第2弾。

    「大藪春彦の短編ってこんな感じだったなァ」という感想を抱いた。深町秋生こそ、大藪春彦の正統的後継者だと思う。大藪は大物作家になってからも、よい意味での「B級感」を保ち続けたが、その「B級感」が深町にもある。
    100点満点の力作は書かないが、確実に60点は超えてくる「娯楽アクションの職人」なのだ。

    この「バッドカンパニー」シリーズは、深町作品の中では「軽い」読み口。長編ではかなりキツイ描写があるエロ・グロ・バイオレンスも、本作ではスパイス程度。つかの間の娯楽としてハイクオリティだ。

  • バッドカンパニー第2弾
    超絶ハードアクション炸裂
    映画にでもしたら受けるんじゃないかと思う。

  • 正義感溢れる女性であれ、アウトローであれ、強い女性を描くと天下一品だと思います、深町秋生さん。「バッドカンパニー」に続き「バッドカンパニーⅡ」(2018.5)を読み終えました。アウトロー集団、社長でありかつヤクザのドンの娘である野宮綾子、元自衛官の有道了慈、元刑事の芝志郎、国会議員の娘朝比奈美桜(小西玲菜)、いずれも滅茶苦茶個性的な人物です。

  • 人材派遣会社「NAS」。社員は、元自衛官や元警官の強面たち。金さえ積まれれば、どんな汚れ仕事も引き受ける。クスリ漬けの元プロ野球選手の救済、ヤクザ襲撃、悪徳サークル潜入……社員の安全よりも利益優先。脅し、すかしはお手の物。そんな極悪非道な命令を出し続ける経歴不詳の美人社長・野宮の“過去”がついに明らかに。息もつかせぬ、スリリングな展開の連続。

  • 私の中で勝手に【大人向けライトノベル】と呼んでいるシリーズ第二作。今作も良い意味で頭を使わず、サクッと軽快に楽しめたが、やはりこの設定で短編エピソードとなると、展開のバリエーションは限定されるのか、各話共に前作の二番煎じな印象は拭えず、少々パワーダウンの感は否めない。後半で野宮社長の秘密が明かされるものの、想定範囲内といったところか。柴の元上司・桐原は中々イカしたキャラクターだったのだが、そろそろ有道&柴以外のメンバー(特に妙教官!)の活躍も見たいところ。次回は華岡組との全面戦争を長編で読んでみたいなあ。

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著者プロフィール

1975年山形県生まれ。2004年『果てしなき渇き』で第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。同作は14年『渇き。』として映画化、話題となる。11年『アウトバーン』に始まる「八神瑛子」シリーズが40万部を突破。著書に『卑怯者の流儀』『探偵は女手ひとつ』など多数。

「2022年 『天国の修羅たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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