- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087458138
感想・レビュー・書評
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・秋田犬のメノウがあの世に旅立ち、立ち直れないでいた。メノウの気配を感じて入った土蔵の中で、祖父の石のコレクションと雫と名乗る少年に出会い、“日本式双晶”の産地を探ることになる
「瑪瑙の喪失」
祖父の知り合いだという律さんに祖父のコレクションを受け継いでもらうのか
律さんと雫に石のことを教えてもらう
「薔薇の誘い」
ミネラルショーにて。いろんな石と出会う。
ともだちのための失恋に利くパワーストーンはあるかな?
「水晶の絆」
橄欖石は地球の心臓からやって来た石
〇地学を学んでいるときに紹介したい
〇石精
〇採取場所、日時、大事
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いい作品だとは思うけど、少しいい人すぎる、というか、私には平和すぎる、といった所感。
小中学生が読むのに良さそうな作品
2023.3.25
47 -
図書館で。
色々な鉱物が出てきてなかなか面白い。
産地をしっかり明記していないと、標本にならないってのは知りませんでした。でもそのあたり偽造されたらどうするんだろう。鑑定書とかあるのかなぁ?
柴犬の琥珀とかかわいいなぁ。ちょっとほしいかも。
そういえばウチで飼っていた犬は背中が黒いからオニキスって名前を母が付けたな、なんて思い出しました。 -
鉱物は大地の恵みであり、地球の欠片──悠久の時をかたちに閉じ込めたような鉱物たちには、<石精>が宿っている。
少年と鉱物の出会いが織りなすハートフルなファンタジーです。
読み口はライトですが、本格的な鉱物蘊蓄は勉強になりました。 -
2021/10/31
愛犬を亡くして途方に暮れていた時、ふと扉が開いている自宅の土蔵に入ると祖父の集めていた鉱物がたくさん目に入る。さらに土蔵の中で出会った雫という謎の人とともに、色々な石にまつわるファンタジー的な世界に引き込まれていくお話。
鉱物が好きなので、そのモチーフがたくさん出てくる小説として読んでみました。鉱物に関する専門的な用語が結構出てくるので、どんな石なのか気になる人は図鑑などが手元にあるとイメージがつきやすいのかなと思います。
個人的にはファンタジー要素にかなり振っている話のように感じたので、リラックスしたい時に読むのがオススメなのではないかと思います。 -
鉱物の産地を記録することの意味。
それは、その鉱物がどこから来たのか、その土地の過去を知ることができる情報。
収取された鉱物をそこらへんに捨てちゃいけないとか、小説を通して豆知識的に知れて面白かった。
手軽に買える石や鉱物。
でも、ちゃんとした知識が必要なんだなぁ。 -
幼いころからいつも一緒だった愛犬を亡くし、ショックで学校を休んだ中学生の樹は、庭の土蔵の扉が開いているのを見て足を踏み入れた。そこは亡くなった祖父が大切にしていた鉱物コレクションがしまわれていて、入ってはいけないと言われていた場所だった。キラキラと輝く石に魅入られていると同じくらいの年齢の見知らぬ綺麗な男の子が現れて・・・。樹と一緒に鉱物の魅力に引き込まれる一冊。鉱物図鑑と一緒にどうぞ。
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ただのファンタジーで終わらず、ちゃんと鉱物のことについて学べる。鉱物沼が私を読んでいる…
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祖父を亡くし、愛犬も逝ってしまった樹君。悲しみの中で出会ったのは祖父の鉱物コレクションと不思議な少年。
石…玉砂利と石庭、2~3個持ってるはずの宝石くらいのお付き合いしかない。石の写真をググりながら読んでいく。
ふ~ん、石の世界も面白い気がしてきた。 -
亡き祖父の鉱石コレクションの詰まった土蔵で出会ったのは、「石精」と名乗る少年で…
気弱な中学生・樹と、水晶の石精・雫の鉱物ファンタジー
樹の成長と、鉱石をめぐるストーリーが描かれる