短編アンソロジー 患者の事情 (集英社文庫)

  • 集英社 (2018年12月18日発売)
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本 ・本 (488ページ) / ISBN・EAN: 9784087458213

感想・レビュー・書評

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  • 2000年以前に書かれた「患者」にまつわる短編を14篇集めたアンソロジー。ということで、医療ものとしては情報がちょっと古臭いのは否めない。

    元々アンソロジーが好きではなく、お勧めされて読んでもよかった試しがないので、まああまり期待はしなかった。

    文学あり、ホラーあり、SFありと様々なテイストが楽しめるが、全てを読み終わってタイトルを見返した時、内容を思い出せる作品が少ない。
    まあ、アンソロジーってこんなものよね。

    数少ないお気に入りの作品は、三島由紀夫の「怪物」と、筒井康隆の「顔面崩壊」かな。

  • 2024.12.30
    思ったほど楽しめなかった。なんでかな。作品の時代が幅広いからかな。

  • 14名の作家による病にまつわるアンソロジー

    コメディありホラーあり奇妙あり残酷あり、年代も系統も違う14名なのでとても楽しめた。
    世にも奇妙な物語を見ている気分。

  • 日本の作家14名の病気、怪我、病院等にまつわる短編を集めた作品集。
    簡単に病気や怪我と関係があるかと思いきや、SFのような、またホラーチックな作品もあり、一概に「病気」「病院」「薬」という範疇ではない作品も多かった。
    多くの作家の作品が集められているということで、作品としての統一感はないと言っていいが、それぞれの作家の作風、文体を感じることができる一冊だ。

  • 印象的だったのは
    『顔面崩壊』『パンツをはいたウルトラマン』『くだんのはは』『庖丁ざむらい』『シリコン』『特殊治療』『薔薇連想』
    SFやホラー的なものもあり面白い。

  • 知らない作家さんに出会えるので、アンソロジーは割と好きなのですが、これはあまり面白くなかった。お題が「患者」なので仕方ないのかも。
    (「彼女の冷蔵庫」は好き。でも、以前読んだことがある作品でした…)

  • 病気がテーマのアンソロジー。病気といってもわかりやすい病気ばかりではなく、グロテスクだったり精神的な病気だったり。継子との関係が主題の「彼女の冷蔵庫」、胸にシリコンを入れた女性の話の「シリコン」、あと三島由紀夫の短編が面白かった。

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