短編アンソロジー 患者の事情 (集英社文庫)

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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087458213

感想・レビュー・書評

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  • 14名の作家による病にまつわるアンソロジー

    コメディありホラーあり奇妙あり残酷あり、年代も系統も違う14名なのでとても楽しめた。
    世にも奇妙な物語を見ている気分。

  • 日本の作家14名の病気、怪我、病院等にまつわる短編を集めた作品集。
    簡単に病気や怪我と関係があるかと思いきや、SFのような、またホラーチックな作品もあり、一概に「病気」「病院」「薬」という範疇ではない作品も多かった。
    多くの作家の作品が集められているということで、作品としての統一感はないと言っていいが、それぞれの作家の作風、文体を感じることができる一冊だ。

  • 印象的だったのは
    『顔面崩壊』『パンツをはいたウルトラマン』『くだんのはは』『庖丁ざむらい』『シリコン』『特殊治療』『薔薇連想』
    SFやホラー的なものもあり面白い。

  • 知らない作家さんに出会えるので、アンソロジーは割と好きなのですが、これはあまり面白くなかった。お題が「患者」なので仕方ないのかも。
    (「彼女の冷蔵庫」は好き。でも、以前読んだことがある作品でした…)

  • 病気がテーマのアンソロジー。病気といってもわかりやすい病気ばかりではなく、グロテスクだったり精神的な病気だったり。継子との関係が主題の「彼女の冷蔵庫」、胸にシリコンを入れた女性の話の「シリコン」、あと三島由紀夫の短編が面白かった。

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著者プロフィール

1923年東京に生まれる。母・郁は音楽家。12歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒。50~53年戦後最初のフランスへの留学生となる。55年「白い人」で芥川賞を、58年『海と毒薬』で毎日出版文化賞を、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞受賞。『沈黙』は、海外翻訳も多数。79年『キリストの誕生』で読売文学賞を、80年『侍』で野間文芸賞を受賞。著書多数。


「2016年 『『沈黙』をめぐる短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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