下町やぶさか診療所 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.45
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本棚登録 : 185
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087458244

感想・レビュー・書評

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  • 池永陽『下町やぶさか診療所』集英社文庫。

    東京の浅草にある診療所を舞台にした下町人情物語。『珈琲屋の人々』にも似た温かくも、深刻な作品である。この終わり方からすると続編があるのだろう。

    近所から大先生と慕われる浅草の診療所の医師・真野麟太郎の元にリストカットした女子高生の麻世が治療にやって来た。麻世の抱える事情を知った麟太郎は麻世を診療所に引き取るが……診療所に訪れる患者、麟太郎が通う『田園』の客が抱える大人の事情……

    難しいテーマをよくぞここまで昇華させたと思うストーリーで、なかなか読ませてくれる。

    • hilow358さん
      感想みたら、読みたくなりました。
      感想の書き方の手本のようです。
      今後書く時の参考にさせて頂きます。
      感想みたら、読みたくなりました。
      感想の書き方の手本のようです。
      今後書く時の参考にさせて頂きます。
      2019/01/22
  • 久しぶりに池永陽さんの作品を読みました。「下町やぶさか診療所」、2018.12発行。テンポがよくて一息に読了、楽しい時間を過ごしました。真野浅草診療所院長の真野麟太郎64歳、お節介焼きのナイスガイです。母の愛人に侵され自暴自棄になった高校2年生沢木麻世16歳、やぶさか診療所受診をきっかけに、診療所2Fで麟太郎と暮らすことに。曖昧なことや嘘が嫌いな元ヤンキーの可愛らしさ、そして意外と素直な面が。病院の隣りには昼は喫茶、夜はスナック、美人の夏希ママが経営する「田園」が。下町の気風のいい住民たちの物語。

  • いろんな事情をかかえた患者やご近所さんがおりなす人情ドラマ。全部で7章。悲しい終わりの話もあるが、4番目の「幸せの手」がさわやかで良い。キーとなる人物麻世が高校2年生にしてはキャラが大人すぎるというかぶっ飛んでて無理がある。最後の終わり方があっけないというかその後まで書いて欲しかった。たぶん続きがあるのだろう。

  • 評価は3.

    内容(BOOKデーターベース)
    東京浅草。診療所の医師・真野麟太郎は、大先生と呼ばれ近所の人々に慕われている。ある日、手首を切った女子高生・麻世が治療にやってくる。麻世の心の傷を知った麟太郎は、一緒に暮らすことを提案。麻世は、家事をすることを条件に同居人になるが…。虐待、認知症、癌など、診療所に持ち込まれる病気や患者の問題に、真摯に向き合う医師と型破りな女子高生が織りなす切なくて温かい下町物語。

    赤ひげ先生もどき・・・頼りがいのある先生なんだがなぜか今ひとつはまれず。麻世にも息子の潤一にも・・・。すべての人に魅力が感じられないまま読了。

  • 続きが気になって一気読みなんだけど読み終わったら凹んでるw リアルなんだよねぇ....身につまされて。

  • 下町人情あふれる診療所の医師・真野麟太郎と一緒に暮らすことになった女子高生・麻世。
    この二人がなんかいいコンビなんですよね。
    ラストはちょっとドキドキしました。
    牧野さんのカバーの絵も雰囲気が出ています。
    あとがきにも書かれているように、新たな物語のスタートです。続きが楽しみです。

  • 浅草の診療所の医師、麟太郎はいつもちょっとしたお節介をしながら、町の人たちと触れ合っている。
    大きな傷を負って居場所のない女子高生、認知症の妻を支える老老介護、植物状態の夫を見守る先の見えない入院、そして癌。
    一つ一つのテーマはかなり重いのだが、麟太郎と下町の人々の関わりが温かく描かれていて、読みやすかった。

  • 今でも都会の片隅にこんな診療所があるのだろうか?
    大先生に背中撫で撫でされて、オキシトシンが出て病気が治る。しかし幼馴染が罹患するスキルスには勝てない。受診に来た訳あり女子高生を居候させる。
    寅さん的で江戸っ子おやじの麟太郎大先生と麻世がコレからどんな活躍をしてくれるのか、シリーズ化される事を望む。

  • 「珈琲屋の人々」池永陽の本。
    珈琲屋~がそこそこ好きなので買ってみた。
    こちらの方が好きか…。

  • 病気だけでなく、心も治療してくれる♪こんな診療所が近くにあれば良いな(゜▽゜*)と思うけれど、あったらあったで、逆に鬱陶しく感じたりして…(^^;)解説に書かれている通り、ドラマ化やシリーズ化して欲しい!

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著者プロフィール

1998 年「走るジイサン」で第11 回小説すばる新人賞受賞。2002 年「コンビニ・ララバイ」で注目を集める。06 年「雲を斬る」で第12 回中山義秀文学賞受賞。その他著書多数。

「2021年 『おっさんたちの黄昏商店街 それぞれの恋路』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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