水晶庭園の少年たち 翡翠の海 (集英社文庫)

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  • 集英社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087458824

感想・レビュー・書評

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  • 目的を見失うのは悲しいなぁ。
    でも思い出して良かった。

    前に出てきた砂漠の薔薇も凄かったですけど桜石も凄い。
    あんなに綺麗に桜が見えるなんて。

    骨董屋さんは実際包まれた本人の感想やお店を見て分かる丁寧な仕事をする人。

    石精に呼ばれるのは少し怖いと思ってしまった。呼ばれた事だけが原因では無いけども。
    律さん達が居て良かった。

  • 図書館で。
    個人的には別に収集するだけではなく、適切に放出することもそれはそれで意義があると思うので、蛍石を売っていた人は別にそれはそれでよいのではないかな~という感想。新しい面を見せて、付加価値を付けて人の手に渡るってのもそれはそれ才能だと思うので。

    巻末のドイツのミネラルショーのレポエッセイが面白かったです。昔は色々な展示会に行って、そういえば宝飾品みたいな展示会に色々鉱石も置いてたな~なんてのを思い出しました。

  • 翡翠は来ると思ってた。鉱石語る上で翡翠は外せないよね。でもこの本に出会ってから鉱石に興味が湧いた。また趣味が一つ増えそうで、お金がなくなりそうで怖い。

  • 美しい鉱物の世界。まだ購入してコレクションしたいという欲にはかられないけど、ミネラルショーに行ったり、現物を眺めたり、ビーチコーミングに行ったりしてみたいなぁと思った。

  • 第一話 蛍石の愁い
    第二話 桜石の思い出
    第三話 翡翠の海

    骨董屋の怖いおじさんもよく知れば親しくなれる人だった。
    そして糸魚川の翡翠……

    ビーチコーミングを描いた漫画を読んだ気がする。息子が買って来る漫画誌で「瑠璃の宝石」という鉱物に関わって行く女の子(人?)の物語を読んでいるのだった。

  • 最近、鉱石に興味が出てきたので。
    薀蓄目当てだったけど意外と話も面白い。
    中学生の時に読みたかった。

  • エッセイも楽しかったです。

  • 蒼月先生の好物愛がよく伝わる。
    鉱物にそこまで興味があるわけではないけど、ミネラルショーとかに行ってみたくなりますね。

    エッセイも楽しかったです
    ミネラルショーのためにミュンヘンまで飛んじゃう
    蒼月先生の行動力凄い...

  • 「蛍石の愁い」
    買ってはすぐに手放す。
    コレクターでは無く写真を撮りたいが為に購入すると、こういうループになって行ってしまうのだろうが何だか寂しいな。
    純粋に鉱物に惹かれた時の気持ちを思い出した時、簡単に手放してしまった事を後悔しただろうな…。

    「桜石の思い出」
    消えてしまった祖母の行方。
    残された側としては別れや寂しさよりも、彼女を一人行かせてしまった事やなんでこうなってしまったのだろうという後悔が大きそうだな。
    彼女に出会った事により根本は解決していないが、彼の中にあった蟠りは解けたのかもな。

    「翡翠の海」
    呼ばれた先は深い海の中で。
    彼等があの場所に辿り着くまでの経過を見れたのはとても貴重な経験だったろうが、何も知らない周りの人からしたら急に海に落ちるだなんて怖かったろうな。
    加工することによって、常に持ち歩いたりする事が出来る様になるから余程じゃない限り嬉しい話だろうな。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『怪談都市ヨモツヒラサカ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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