焼きそばうえだ (集英社文庫)

  • 集英社 (2019年6月21日発売)
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本 ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784087458923

感想・レビュー・書評

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  • 本屋さんで2度見して、1回通り過ぎ、戻って2回手に取り戻しをくり返し、いや気のせいだと行こうと思ったけど、やっぱり気になって買った本。

    さくらさんエッセイは、これが初読。
    さくらさんを含む「男子の会」が、めちゃくちゃくだらなくて楽しそう。中高生男子のよう。
    そして植田さんへのツッコミが強い(笑)
    まあ、植田さんのキャラとみんなの植田さんへの愛があるから、出来ることなんですよね。

    出来ることならバリ風味やきそば、食べてみたかったなー。

  • さくらももこさんが、バリで出会った友人、長尾さんとともに、他の気の合いそうな人を巻き込んで結成した"男子会"の話を面白おかしく書いたエッセイ。

    メンバーの一人、植田くんにバリで焼きそば屋をやらせればいいとの冗談からスタートし、本当に男子会メンバー+長尾さんの奥さんが現地に行って、場所の交渉をしたりスタッフに作り方を教えたり、さらにはバリでのテロで日本人は渡航禁止区域になったりと、色々な苦労を乗り越えて、ついにオープンする。

    大の大人が下らない冗談を1年かけて実現するパワーもスゴいが、そういうことを一緒にできる仲間がいることを羨ましく思った。


  • くだらない話をする"男子の会"メンバーの「バリでやきそば屋を開く」という軽いノリが実現されることに__冗談みたいな本当の話。
    ツッコミ所満載な始まりだけど、山あり谷あり笑いありで面白かった!さくらさんの毒舌加減も最高!

  • こんな一見失礼と思われることを言ったり書いたりしても大丈夫な大らかな人間関係を大人同士で築けるさくらももこと仲間たちが羨ましい!

  • それぞれの業界で結構な地位でご活躍であろう大人たちが、馬鹿げたことを思いつき、思いつくだけじゃなく本気で取り組んでいるお話。
    馬鹿げているけど、取り組むにはお金も時間もなかなかにかかって大変なのに、やっちゃうのがもう何がなんだかで凄い!!若干冗談きついなぁと感じるところもあり、しょーもないんだけど、そこはさくらももこさんの才能で面白くて読まされる。写真はカラーが良かったな。

  • “焼きそばうえだ”ってなに?
    ずっとさくらももこエッセイを読んできた人ならなんとなく感じる、
    メチャクチャな予感。

    唐突に結成された《男子の会》は、
    メンバーの“植田さん”の名前を使い、
    バリで焼きそば屋をオープンさせることに!
    (しかも植田さんは後日知る)

    このノリ、さすがとしか言いようがない。
    さくらさんの“くだらないこと”へのエネルギーとパワーと愛は、なんだか尊敬の想いまで持ってしまうほどです。

    巻末に記載の、焼きそば屋ができるまでの写真集は、たしかにさくらさんと男子の会がバリで変なことやってたんだ、と笑えてきて、無性に愛おしくなります。

  • 「男子の会」のようなくだらないことをする集いは良いものだなぁと思った。植田さんは少し可哀想だけど面白かった。

  • くだらない事を実現させるのは凄いと思いました!!
    面白かったです!!
    相変わらず、お口が悪めなのも良きでした。

  • こんなくだらないことで盛り上がれる会があるっていいな。
    最初はそんなに簡単に海外で店を出せるの?冗談だよね?って思ってたけど、やると決めたらすぐに行動に移して、本当にバリに焼きそば屋を出店してしまって、男子の会の力って凄いなと思った。
    私も何かやりたいと思うことがあったら、すぐに諦めずに、とりあえず行動してみようと思う。
    「焼きそば うえだ」は、今は閉店してしまっているみたいだけど、きっと現地で愛されたお店だったんだろうな。

  • くだらないことを書く天才です。
    簡単に言うとただ焼きそばを同僚とやろうみたいな話なのですが、こんなに面白く書ける人ってすごいです。くだらないことばかりなのに、さくらももこさんってたまに、ドキッとするような的を得たようなことを放り込んできます。
    あっ、と気が付かされて、またくだらないことをこんなに面白く書いている。
    この人は天才です。
    エッセイとか、そう言うの書かせたら日本一だとわたしは思っているくらい大好きです。

    さくらももこさんのこの黄色いカバーのシリーズ、全部持っていたと思ったら、これを読んだことなかったのでいまさら読ませてもらいました。
    この人の作品を読めば読むほど、クセになり、ハマります。

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著者プロフィール

1965年静岡県静岡市清水区(旧・清水市)生まれ。1984年、漫画家デビュー。代表作に『ちびまる子ちゃん』『コジコジ』『神のちからっ子新聞』、セルフパロディ漫画『ちびしかくちゃん』など。エッセイ『もものかんづめ』『さるのこしかけ』『たいのおかしら』(以上、集英社)は、3年連続ミリオンセラーを記録。漫画、絵本、エッセイ、作詞楽曲など、その作品は多岐にわたる。2018年永眠。

「2024年 『次郎にもきいてみた。ブツブツ問答集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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